2011年08月06日 14:08
「まさか死そのものに耐性をつけたというの?だけど、1つの肉体に魂は1つのはず・・・。」byポーラ・ディッキンソン
「いや、その必要はなさそうだよ。主よ永遠の安息を彼らに与えたまえ、絶えざる光を彼らの上に照らしたまえ。」byヒュー・アンソニー・ディスワード
「こうなったら、仕方がないのです!私たちが代わりに、『狼たちの帝都』の続きを書くのです!!」byダリアン
こんにちは、今回の話は声優陣が秀逸過ぎましたね~。バローとサトリナの掛け合いは面白かった・・・。ただ、腐女子を怒らせると怖いのは分かりましたね、はい・・・。まあ、この作品ではグロさがこれでもマシな方なのですが、それでもアニメになると酷い。まともにずっとやらなくて良かったと思いました。「美食礼賛」(悪食コンチータに近い・・・)なんてやったら完全に放送事故だ・・・。
それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像はアニメ「ダンタリアンの書架」に著作権は帰属します。)
次回、第6話「魔術師の娘」。やっと『魔術師の娘』ヴィオラが登場ですか、非常に誰がやるのか気になりますが、今までの流れだと中堅実力派かな・・・。あとは、笑い担当アルマンもw。次回予告のみゆきちが可愛く、小野Dは変態だな。(笑)


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![]() ダンタリアンの書架 |

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雪の降る日、ある屋敷でタイプライターに向かう男がいますが、その手がついに止まります。そんなときに部屋の鍵を開けて女が現れ、その作品を読み始めますが、男が約束は果たしから自分たちを助けてくれと言います。それに対して、まだ足りないと言う女。しかし、約束は守ると言って、ナイフで男を刺し殺すのでした。

「狼たちの帝都」の最終巻が読みたいとヒューイにせびるダリアンですが、どうやら最終巻を発表する前に作者のレニー・レンツが死んでしまったようです。そんな死んだレニーから手紙が来たようですが、奇怪な書物に囚われた我々を助けて欲しいという内容。そして、レンツの別荘を訪れるヒューイとダリアンですが、自称妻のポーラはダリアンが「狼たちの帝都」の結末が気になると聞くや否や、明日には会えるように取り計らうと言ってくれるのでした。しかし、レニーの妻は死んでしまっているようで・・・。

その夜に、レニーの屋敷に忍び込むヒューイとダリアンですが、納屋で死んだレニーがいました。そして牢屋に閉じ込められた恋人のラティーシャ・サーキスと対面します。鍵を壊そうとするヒューイですが、今は逃げ出してはいけないのだとラティーシャ。明日もう一回この別荘を訪ねて欲しいと言い、さらにレニーを連れて逃げて欲しいと頼むのでした。

電信支局に一通の手紙を出した後に、ヒューイとダリアンはレニーの屋敷に行くことに。しかし、ダリアンとポーラに「狼たちの帝都」の話で齟齬が発生して・・・。どうにかヒューイが取り成して、レニーの執筆部屋に行くことが許されるのでした。ポーラが鍵を開けると、そこにはレニーがいます。タイプライターを打ちながら話すレニーですが、タイプの内容はラティーシャを夜になってから連れて逃げて欲しいというもの。お礼に「狼たちの帝都」の最終巻の原稿をくれるということですが・・・。そして、ダリアンが貰ったレニーのサインは、正真正銘の本物。続きが読める期待が高まったダリアンですが、そう上手くいくのかと疑っているヒューイなのでした。

その夜に納屋を訪れると死んだラティーシャの姿が。ダリアンは「換魂の書」と呟きますが、そこにレニーが。しかし、さらにポーラも来て、レニーの足を散弾銃で撃ってしまいます。そして牢屋に入れられてしまうダリアンとヒューイですが、そこでヒューイはポーラがレニーの妻ではなく、熱狂的なファンだったことを知ったのこと伝えます。そのための嫌がらせも凄かったようですが、それは自分の崇高な理念下で行われているのだと言うポーラ。レニーが『浮気』をしても作品が良ければ良いと思っていたようですが、レニー自身が作品を理解していないことに憤慨し・・・。そして教育することにしたと言い、レニーを撃つポーラ。するとラティーシャが蘇り、ラティーシャが死ぬとレニーが生き返る。使者を蘇らせる秘儀の幻書である「蛇使いの遺稿」だとヒューイに語るダリアンですが、さらに殺しを続けるポーラ。しかし、ついに死への耐性をつけたレニーとラティーシャについに復讐されてしまうのでした。ポーラを殺したレニーとラティーシャは、このまま死にゆきますが、それに対して埋葬の言葉を詠むヒューイとダリアンなのでした。

銀行の貸金庫に最終巻の原稿がありましたが、どうも結末が気に入らないダリアン。 そして結末を自分たちで作ろうと楽しそうに語るダリアンに、苦笑いしながら車を走らせるヒューイなのでした。
個人的解説
今回の話はライトノベル「ダンタリアンの書架」第3巻第1話のエピソード8の物語でしたね。原作通りの流れでしたので、基本的には補足するところはありませんが、少しだけ説明不足かなと思った場面があったと思ったところだけ書いていこうと思います。ちなみに、原作だともう少しダリアンとポーラが揉めます。(笑)
レニーの女性関係は、妻は先立って死んでおり、その後にラティーシャと恋仲になる。そんなところにポーラが入ってくるのですが、完全に魔が差したとしか・・・。まあ、こんな感じで、非があるのは普通ならレニーとポーラというのが客観的な意見でしょう。
ポーラは、あんな感じに狂気的なファンとして描かれましたが、原作では「蛇使いの遺稿」よりも「狼たちの帝都」が人生を狂わしたというような記述がありましたが、ある意味幻書の定義というのが意外に曖昧であることも分かります。読み手に影響を与えるという面では、「狼たちの帝都」もそれに当てはまる、そのような感じですね。
最後に電信支局でヒューイが手紙を出した相手は、前回のカミラと出会った本屋の爺さんです。もう少し親切に描いて欲しかったなと思うのですが、あそこの爺さんはウェズリーのときからひいきにしている本屋で、さらにいろいろな事件を持ちこまれることもあるのですよね。ちなみに、ダリアンのことも「黒の読姫」だと知っています。
個人的感想
レニー役が日野聡さんで、ポーラ役が高山みなみさんで、ラティーシャ役が佐藤利奈さんという完全に前回言っていたように、豪華な面子を投入してきますねー。前回も能登麻美子さんと三宅健太さんがいましたし・・・。次回も『水銀細工』ヴィオラ役とアルマン役(櫻井孝宏さんでしたねー)が注目になりますが、メルガン役も豪華に来そうだな・・・。
さて、今回は非常にポーラ役の高山みなみさんの演技力に脱帽でした。あのような非常に狂気的な役を演じ切るのは並大抵の技量では難しく、今回一番難しい役どころではなかったかと思います。第2話のエステラ役の川澄綾子さんとは違った意味で大変だったのではと思います。次回はヴィオラ役に演技を注目せざるを得ないのですが、ホントに実力派を使って欲しいですね!しかし、この作品は声優陣の演技力がないと上手く機能したいのは困ったものです。(笑)
今回はグロが多かった気もしますが、それでもこの作品にすれば全然軽い気がします。次回も結構人がやられたりするんじゃなかったかな・・・。まとめとしましては、腐女子を怒れらせるのは怖いということでしょうね。
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