2011年04月10日 23:41
「緒花、いい?人は信用できないものなの。たとえ肉親でもね!人に頼っちゃダメ、自分だけを信じるの!!」by松前皐月
「率先して仕事をしようとするのは結構だがね、無駄なやる気は邪魔になるだけだ!」by四十万スイ
「ホントは私、何したいんだろう・・・」by松前緒花
「緒花さん、女将さんに言わないでくれた。私のこと庇ってくれたの。・・・私は腹いせされなくちゃ。」by押水菜子
「金沢、丸くないんですかぁ?」by伊藤かな恵
「このラジオ、映像にしたらいいと思うんだ!すっごい勿体ないよ、これ!!」by能登麻美子さん
こんばんは、今日は早めに更新をしてしまいます。「花咲くいろは」ですが、内容的には素朴な素材ということもあり、オーソドックスな動きが今回もメインでした。ただ、まだハルカスは出てこないのか・・・。あと、スフィアの「Hazy」が意外に良かったのに驚きました。
それでは続きから書いて行きます。(作品の内容や画像はアニメ「花咲くいろは」に著作権は帰属します。)
追記:ラジオ第1回の感想もプラスしました。パーソナリティは松前緒花役の伊藤かな恵さんと輪島巴役の能登麻美子さんでのラジオです。

花咲くいろは 1 [Blu-ray] 価格 8190円(税込) 発売日 2011/07/20

![]() アニメ「花咲くいろは」 |

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最初は緒花の回想から。授業参観に皐月はいつも来なかったようで、それで期待することをいつしかしないことにしていたのだと。そして朝早く起きる民子ですが、ベットには緒花の姿はなく、外で雑草と戦っています。そこで回想しているのは、昨日のスイと民子にいわれた言葉と皐月の教え。そんな心情の緒花ですが、朝スイに呼び出されます。仲居の先輩として菜子が緒花に仕事を教えるということになりますが、そうも引っ込み思案な菜子と元気の空回りの緒花ではなかなかかみ合わず・・・。どうにか桐の間の掃除を終えた緒花と菜子ですが、波の間の掃除に取りかかる前に菜子は巴に呼ばれます。1人残された緒花は皐月の人に頼らず自分でやるという教えを胸に波の間に向かってしまうのでした。そこは著名な小説家の泊っている場所で、そこを掃除してしまう緒花。そのときに原稿も捨ててしまい・・・。

そして今日の仲居の仕事も一段落した緒花ですが、調理場での出来事を見かけて、賄いを作ることにするのでした。料理の出来がなかなかだったようで、先輩の板前である徹にはお前よりも上手いと言われる民子。その言葉に深く傷つく民子なのでしたが、それを見て追いかける緒花。しかし、また民子に死ねを頂いてしまうのでした。そんなときに旅館に宿泊している作家の次郎丸太郎が声を荒げて、階段を下りてくるのでした。原因は宿泊中に書いてきた原稿がなくなったこと。それは紛れもなく緒花の責任なのでした。

事務室でスイと緒花、太郎で話をしていますが、緒花は捨ててあった原稿だけしか捨てていないと証言。それに対して文句を言う太郎ですが、スイの警察を呼ぶという案には難色をしている様子。そして今回の件で責任が宿側にあった場合は、宿代を取らないということで決着がつくのでした。スイの部屋に集まるスイ,縁,巴,緒花,菜子ですが、スイによれば波の間は太郎がいない時の掃除は厳禁だったようです。それを知らずにやってしまった緒花に、無駄なやる気は邪魔だと掃いて捨てるスイ。原稿を探すと言う緒花のことも制して、仕事に戻れと命令して去ります。お客の要望をいつもは優先するスイですが、今回は違うと巴は不思議がるのでした。

グレようとして空回りしている緒花の近くを通り過ぎる徹ですが、緒花に車に乗れと言います。そして言われたとおりに車に乗る緒花を連れて、徹は車内で緒花に友達が少なそうだとか空気が読めないのだと言われてしまいます。周りには期待していないのだと言う緒花ですが、それに自分でできる能力があるのかと尋ねる徹。それを嫌う緒花は死ねと言ってしまうのですが、言ってすぐに後悔し錯乱してしまうのでした。そのまま歩いて喜翠荘に帰る緒花ですが、ここで自分の抱えたモヤモヤに苦しんでいます。そして自分のしたい事は何なのかに悩んでいることに気付くのでした。その後、緒花はまた昔の回想をしますが、そのときにしたのが皐月へのささやかな復讐・・・。

緒花が喜翠荘に帰ると太郎に強請られている民子の姿が。太郎は緒花の姿を見ると逃げるように去っていきますが、民子には死ねと言われてしまいます。それを言い去る民子ですが、それは良くないと追い掛けて答える緒花。そして緒花は今まで空気を読まなかったことや人に期待しないことをやめるから、民子や通りかかった菜子にも自分の悪いところを直してほしいと言うのでした。それぞれに苦手な食べ物を問う緒花ですが、それにわけが分からないという反応をする民子。そして去ろうとする民子と菜子ですが、最後は緒花の貫禄に張り倒されて、それぞれほうれん草と里芋と答えるのでした。緒花がいなくなってから、菜子は民子に自分が波の間の失敗をしたのに、緒花が言わないでくれたのだと告白します。一方、民子も夜遅くまで何かをしているようで・・・。

翌朝、賄いを宣言通り作る緒花ですが、その後にゴミ捨てへ。巴にゴミを捨てる場所が違うと言われますが、そこにはまだ昨日の波の間のゴミもあり・・・。中を開けてみると、そこには緒花をモデルにした官能小説が。その前にはいつの間にか欲情した太郎がいて、襲われてしまう緒花なのでした。
掘り下げポイント
・自分のホントにしたい事
今回のメインも緒花でしたが、非常に心情の移り変わりが綺麗に描かれていました。緒花というキャラが詩的な言い回しが多く、それは自分の心情にも反映されています。それが巧みに変化していく緒花の気持ちを如実に描いていると思います。最後の場面は非常に気になりますが、次回で誰に助けてもらえるのかな・・・。
最初は皐月の言葉の通りに、他人を信頼せずに自分ですべてをしていくという教えに従って、喜翠荘での生活をしていた緒花でしたが、それでは旅館での生活は上手くいかず、思い悩んでしまいます。スイには無駄なやる気だと言われ、民子にも余計なことだと罵られ、自分がしていることが本当の意味で分からなくなっていきます。
そんなときに徹という化る口が過ぎる印象もあるものの、相手の本質を見抜くキャラを登場させて、緒花にどうすればいいのかと思い出させる。そして途中で車から降り、時間をかけて歩いて帰ることで自分の考えをまとめる時間を得て、それを糧に前に進む姿は非常に巧みだったと思います。徹に伝えられた言葉はストレートで速い自動車のようなもの。それに対して緒花が歩いて帰る時間は長く、それだけ自分の気持ちをまとめるのには時間がかかるということなのかもしれません。
喜翠荘に帰った緒花が選んだのは、自分の悪いところを直す代わりに、相手の悪いところを改めてもらうこと。一見突拍子もない事に見えますが、それでも今までかたくなに自分の信念を曲げないできた緒花にしては大きな一歩だと思います。今後は皐月とスイの言葉の本質を緒花は消化して、今後前に進んで行く姿を期待しつつ見ていきたいですね。
・変わろうとする気持ち
民子は言葉遣いの悪さと態度。菜子は引っ込み思案な性格。それぞれが苦手な部分を持っているのですが、それを緒花の貫禄で改めてしまうそうな予感がします。民子は緒花のことを素っ気ない態度で応じますが、それはまだ緒花をよく知らないから。一方で、菜子が緒花と距離を置くのは、人見知りが激しいタイプだから。
それを解決するのには、それぞれのことをよく知ればいい。それで緒花が提示したのが、苦手なものを知ること。相手の弱点を知ることで、自分は相手のことを知ることになることは理解できます。食べ物は人間が生きる上で必要なもの。好きなものでもいいのかもしれませんが、それが嫌いなことであれば、相手のことを信頼しなければならず、結果的には相手のことをよく知ることができます。
民子も菜子も緒花に怒られなけばならないことは抱えているので、それを対する応答をしなければらない。それが次回に持ち越されましたが、それに対する対抗手段も気になるところです。
・緒花の貞操が・・・(笑)
最後は変態の話。(ダイレクトな始まり方ですが・・・)次郎丸太郎は著名な小説家ということですが、巴があまり知らないとは言っています。普通の小説を出版していれば有名なはずですから、その時点でおかしいと思えるはずです。第1話でも出てきましたが、そのときの緒花への反応がさらに鍵になります。緒花を避けるようにしていましたが、それは緒花が嫌いだからではなく、緒花のことを気にし過ぎていたからだと今回明らかになりました。他の人たちには高圧的に出ているのに、緒花の前では動揺するのでおかしいと思ったのですが、苦手なタイプではなく好きなタイプだったんですねー。
だから警察への連絡を渋ったりしたんですよねー。今回の件をスイは完全に理解している感じなのですが、次回でどう反応していくのかが気になります。一方で緒花は中学生なのに、襲われる危機に・・・。果たして無事に学校に行くことができるのやら・・・。
ぼんぼりラジオ 花いろ放送局 ~第1回~

(クイックするとラジオの画面に変わります)
「温泉地といえば」→能登さん「卵」,かな恵さん「マッサージチェア」で始まったぼんぼりラジオですが、冒頭から「絶対不可侵・上位天女」能登麻美子さんのライフをバッサリ削っていく「天女候補」伊藤かな恵さんの構図。荒れる予感が凄まじくするラジオが始まっていきますが・・・。
週替わりパーソナリティとして、登場予定なのは小見川千明さん,豊崎愛生さん,戸松遥さんのようですが、今回は正規パーソナリティの能登麻美子さんと伊藤かな恵さんでの放送になります。初めてのラジオの面識らしいですが、かな恵さんの能登さんのイメージは天使のような人・・・。グダグダな感じですが、お便りの力(助け)でラジオは動きます。
最初のお便りは、2人のキャラクターをそれぞれのキャラで紹介してほしいというもの。しかし、どう考えてもただの能登とただのかな恵・・・。かな恵さんと緒花の共通点は身長が147cmであることのようです。そして金沢21世紀美術館で行われた制作発表会の話にも移りますが、出席者は伊藤かな恵さん,小見川千明さん,豊崎愛生さん,戸松遥さんと司会の地元出身の能登麻美子さんだったようです。そして「ハナノイロ」を流して小休止。その後もお便りを捌く能登さんとかな恵さん。しかし、かな恵さんの大暴走と粗相に徐々に能登さんもおかしくなっていき・・・。お風呂で平泳ぎ発言やお酒の入浴剤など。さらに2人のウィスパーボイスで破壊的ダメージを受けたりと・・・。
その後は、金沢トークになりますが、地理の壊滅的なかな恵さんの独壇場に・・・。それを受けて能登さんがこのラジオの映像化を望んだりしますが、どうにか「花いろ悠々マップ」のコーナーに突入します。ご当地ネタをふんだんに紹介されるもののようですが、能登さんのおススメは四季が素晴らしいということらしいです。そして最後のイラストで大揉めになりますが、共同作業で頑張ることになるのでした。
どうにかエンディングまでいくのですが、コーナーは「喜翠荘の秘湯から」と「花いろ ゆ~ゆ~マップ!」で最初はやっていくようです。そして最後は「Hazy」で締めてラジオは終了でした。
感想
石川県をメインにしたラジオ放送ですが、少しかな恵さんの地理力で果たしてこの番組は成立する微妙な気が・・・。とにかく、能登さんのとっては試練のラジオになりそうです。前田家の加賀百万石が有名な話だと思うのですが、近隣の長野県でも分からないんでしょうかねー。ちなみに仙台は「筆頭」で有名ですから、そんなことはないはず!
早速次回がパーソナリティが能登さん,かな恵さん,小見川さんとほぼ放送事故確定のメンツに・・・。能登さんがツッコミ役に徹することになってもバランス的に大丈夫じゃない気も・・・。週替わりパーソナリティは安定感のあるあいなま、ボケツッコミを器用に出来るハルカスだと少しは能登さんが楽できそうな気がしますねー。
次回以降も更新していく予定ですが、ひょっとするとラジオを先行更新して、それにプラスしてアニメを付ける形になるかもしれません。そのときはご了承くださいな。
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