まにまにな娯楽ＤＡＹＳ : STAR DRIVER 輝きのタクト 第１４話 「アインゴットの瞳」 簡易草子

概略

　バスの屋根の上で、マリノのミズノを守るためにいるのだという言葉を思い出すミズノ。そんなことを考えているミズノですが、それはひとまず置いておいて、バスの上で風を感じているのでした。そして赤信号でバスが止まったときに、ふと一緒に飛んでいた鳥に興味を抱き、止まり木に置いてけぼりになってしまうですが・・・。

　一方、マリノはミズノの絵を見ていますが、そこでタクトが『落し物』のミズノを連れてきます。どうやら木の上で困っていたミズノを偶然見つけてしまったようで・・・。そしてミズノとマリノとタクトは２人の部屋で話をしますが、女の子の部屋に動揺するタクト。そしてここでタクトがフリーなのを聞きつけたミズノ姉妹は、気分が高まってしまうのでした。

　翌日ミズノは美容院に行くのですが、そこにワコもいます。恋をしていることに気付く美容師とワコですが、恋が上手くいくためにはミズノにガンガン積極的に行くようにとアドバイスをするのでした。演劇部で、今回の演目にはキスシーンがあると言うサリナの言葉にＢＬだと思い動揺するワコですが、どうやらキスシーンは男女のものだと。ワコが巫女ということでダメということで、それを聞きつけたミズノがタクトが相手役という条件なら立候補すると言うのでした。それを驚く演劇部部員ですが、サリナには少し考えさせてと言われるのでした。そして、Ｃａｆｅ「Ｅｎｔｅｒ」でキャストの話をしているワコとルリですが、ルリの話もちゃんと聞かないくらいタクトのことが気になっているワコなのでした。

　そして綺羅星十字団の会議へ。アインゴットの再生計画が今回の議題ですが、日死の巫女を探すことがこれによって可能になるとのこと。決行は明日ということですが・・・。そしてバニシングエイジではヘッドが帰還。どうやら第３フェイズ移行が秒読みということが近づいての復帰のようです。

　サリナはヒロイン役にミズノと主人公役にタクトで決めたようです。それを楽しそうに見つめるタイガーとジャガー。一方で、ワコの表情は浮かないもので、それをスガタに気遣われてしまうのでした。そのことでミズノとマリノで少し亀裂が・・・。そしてスガタはヘッドに会いに行きますが、絵を描くのは神の疑似体験だと語るヘッド。そしてヘッドはスガタに肖像画のモデルを頼むのでした。

　そしてマンティコールはアインゴットの再生計画に。そしてミズノへの想いで、見事にアプリポワゼに成功するマンティコール。そのことでゼロ時間へと誘われるタクトたちは、アインゴットと対面。それを見て嫌な予感がしているスガタとワコですが・・・。一方、綺羅星十字団でも、頭取はどうしてアインゴットが握りつぶされていたか見当が付いたようです。そしてマンティコールは巫女探しをするのですが、アインゴットがすぐに暴走してしまいます。綺羅星十字団にも襲いかかりますが、それにタクトはタウバーンと呼び出して応戦。その戦闘でマリノの助けてということを聞くタクト。スガタの「王の柱」の力も借りて、どうにかインゴットを倒すのでした。

　日死の巫女はいないということを話すマンティコールですが、その前にいるイヴローニュを見て、様子が変わります。どうやらイヴローニュの正体を知ったようですが・・・。そして後ろにいたヘッドはこの件で、日死の巫女が誰なのか大体の見当がついたようなのでした。どうやら王が生まれると、ヒガシ，日死，皆水，気多の巫女も生まれるようです。一方、スガタはヘッドがゼロ時間の間に動けたことを知るのでした。





掘り下げポイント

・ミズノの恋路一直線

　ミズノのタクトへの恋心がついに本格化した今回ですが、その一方で色々と周りでは動きが出ていましたねー。もうヘッドにはミズノが日死の巫女だという見当は付けられてしまいましたしね・・・。それとマリノとは双子ではない可能性が出てきましたが、じゃあ彼女は何者なんでしょうか？あとは、ワコが何気に自爆していましたが、それは別のこと。（笑）

　まずはタクトへの猛アプローチが印象的でした。木の上に取り残されたミズノとばったり遭遇するタクトですが、それによって運命の出会いだと判断したミズノ。さらに家まで連れてきてくれたタクトを部屋に招き、そこでタクトがフリーである情報にテンションの上がります。そして髪を切るという気持ちの心境の変化を見せ、さらにはそこで美容師とワコに恋はガンガンと行くべきだとアドバイスをもらいます。

　その勢いのままで、劇団「夜間飛行」でタクトを相手に指名して、相手役とキスシーンのある役への立候補し、それをサリナに後日許可をされるというまさにミズノの真骨頂というところでしょうか？これによって若干２名（ワコ，マリノ）被害を受けた模様ですが、とにかく一直線に目標を達成する子ですね～！

　その一方で、ついにマンティコールのアインゴットを使った日死の巫女捜索計画によって、ヘッドにマンティコールが大切に想う人物が日死の巫女だとバレました。マンティコールは島の理を知らない人間ということだということのようですが・・・。あとはミズノとの記憶に実はマリノがいないじゃないかということですが、そこは今後語られていくのでしょうかね。ともかく、ミズノは次回あたりで気付かれそうな予感がしますね・・・。



・ヘッド復帰へ！

　ついにサカナちゃんのことを吹っ切ったヘッドですが、絵画を描くこともできるようになって、やっと復帰ですねー。しかしリハビリ期間はかなり長かったんですが、その間にバニシングエイジはスタードライバー資格を持つのが３人になってしまいましたねー・・・。まあ、ヘッドとカタギリだけがいれば十分なんでしょうけどねー。

　今回もスガタと話をしていましたが、ヘッドが少しヘマしたせいで、スガタに綺羅星十字団の人間だと気付かれてしまいましたねー。まあ、それをわざと知らせるために、ゼロ時間から戻って来たスガタの前から消えたんでしょうけど。

　そしてゼロ時間の前に肖像画になってほしいということをヘッドは言っていましたが、この約束を果たすためにヘッドとスガタは再び対面するのでしょう。ただ、ヘッドはスガタのことを知っているにもかかわらず、どうして接近したんでしょうか？やはり、綺羅星十字団の「エンペラー」に引き込むためなんでしょうか。・・・、面白そうだからということもありそうですがね。（笑）



・マリノの正体は？

　今回のアインゴットの瞳によって、ミズノの隣には昔自分がいなかったことが発覚したマリノ。ということはマリノとミズノは双子じゃないということになりそうですが、そう考えると幼少期の記憶の説明が・・・。可能性とすれば、誰かが日死の巫女の封印を行い、その時にマリノの記憶を弄ったということになりそうですが、やる人物が思い浮かびませんしねー。それかミズノとマリノが２人で日死の巫女だということも考えられるのですが・・・。あまり決定打にはなりませんかね？次回のタイトルから雰囲気的に日死の巫女のことがよく分かりそうなので、そこまで待つことにしましょう。

　そして今回それを知ったマリノのことが非常に気になりますねー。自分はミズノを守るためにいるのだと言っていましたが、それはもしかしたら誰かの暗示ということなんじゃ・・・。おそらく気持ちが不安定になると思いますが、それがタクトとミズノの急接近も相まってどうなっていくことやら。そう考えると、ミズノとの対立も十分ありそうですねー。



・イヴローニュはやはり巫女

　今回でほぼヒガシの巫女ということが確定したケイトですが、そのことが綺羅星十字団でバレても問題ないようですねー。ヘッドは前からそのことを知っているようですが、初めて知ったマリノには衝撃的なことなんでしょうねー。「裏切りの巫女」と言われていますし、巫女が綺羅星十字につくのは一般的にはないようですが、果たしてケイトの目的は何なんでしょうかね？

　なんとなく神社の再興も考えられそうですが、それ以上に何かある気がします。まあ、意外にスガタのことが気になっているというオチもあるかもしれませんがね。（笑）



・ワコの恋煩い

　ミズノの猛アプローチでついにヒロインの座が崩れてしまいそうになっているワコですが、もはやスガタとルリにはバレバレですし、行動と言葉が完全に乖離していますし・・・。このまま食いしん坊とＢＬ妄想キャラで突っ走ることも厳しいので、さっさとスガタでもタクトでも良いので、くっ付いてください！このままじゃ、ホントにミズノに存在感とヒロインの座が食われる・・・。あとは演劇のヒロインも・・・。サリナの中じゃ、タクト×ワコはないのかな・・・。

　今回はミズノの恋を応援しちゃっていましたが、あれによってタクトを奪われそうになっているのですから、純粋というか恋心か分からないというか・・・。まあ、タクトとミズノが上手く行くかは分かりませんがね。（笑）・・・ただ、スガタ×タクトはかなりある気がー。