まにまにな娯楽ＤＡＹＳ : STAR DRIVER 輝きのタクト 第１３話 「恋する紅い剣」 簡易草子

概略

　屋敷で朝食を食べるスガタとタクトとワコですが、どうやらタクトは週末スガタの屋敷に泊っているようです。３人とも週末に屋敷にいるようですが、どうやらタクトは寮則では許可のない外泊が禁止とのこと。それでもそれが緩いのが寮長のベニオ。ただ剣道の腕前は凄いらしく、地域大会優勝を学園で表彰されるレベルとのこと。小さい頃から太刀筋が良かったと言うスガタですが、そんな話をしているときにベニオがスガタと手合わせしたいと屋敷を訪れるのでした。

　スガタは、まずはシンドウ流古武術の『弟子』のタクトにベニオと戦うように言います。しかし、一瞬で勝負がつき、ベニオの勝利。そしてスガタがもう一回すれば、タクトが勝つというのですが、スガタと手合わせをしたかったベニオは気分を害し、帰ってしまうのでした。

　夜寮の風呂でしばしベニオの太刀筋について考えていたタクトですが、そこに現れるベニオ。そしてスガタが親しい友人を作るのは珍しいと言うのですが、そんな会話をしているうちに他の男子生徒が来て、また消えてしまうのでした。そして寝ているタクトにキスをするベニオですが、しかしベニオの第１フェイズは働かないようで・・・。目的はタクトを自分のコレクションに加えたいと思ったから。そんなやり取りをしているものの、タクトに言われた好きな人がいないのかと言う質問に、いるならこんなことはしないと悪戯な声音で返すのでした。

　
　翌日にタクトの隣の部屋の男の子に好きだと告白されるベニオですが、事の発端はテツヤの撮影した水着で逆上がり１００回のビデオが原因のようで・・・。一方、ジョージはカナコに瞬殺されて、アレフィストがやられたとき以上に部屋に籠っているようですが・・・。

　そして綺羅星十字団の会議では、サイバディを持たない隊の存在についての議題に。技術力を持つ「科学ギルド」、資金力を持つ「おとな銀行」のような隊に対して、「フィラメント」の存在価値を問われるスカーレットキス。サイバディは復元可能だと言うプロフェッサー・グリーンは最初の実験はリスクが伴うのだと聞いて、悩むスカーレットキスにイヴローニュはどうも何か感じたようなのでした。

　海に建っている鳥居で偶然出会うベニオとケイト。そしてお互いにスカーレットキスとイヴローニュだということを知ります。ベニオ，テツヤ，ジョージはシルシを受け継いでいた一族のようですが、宗家の消失でシルシは失ってしまったようで、それを取り戻すために綺羅星十字団の「フィラメント」ができたのだと語られます。そしてイヴローニュにこのままでいいのかと言われるスカーレットキスなのでした。

　一方、その頃ヘッドとスガタが対面します。ヘッドはスガタの期待に添うように、キャンバスを持ってきて、創作活動を再開したようです。描いてみると絵を描くことはできるのだと語るヘッドですが、失われたかどうかは一度確認してみた方が良いのだと語るのでした。

　「科学ギルド」の協力で、ペーシェントの復活が実行され、それとスカーレットキスには同時に綺羅星十字団のリーダーたちからスタードライバーの紋章の再発行がなされます。その過程で思い出すのは、タクトのベニオには好きな人はいないのかという問い。それを考えるベニオですが、どうやら小さい頃のスガタに惹かれていたようです。しかし巫女の存在とシルシの不存在によって、２人の間は引き裂かれたのでした。そして昔のことを思い出して、完全復活を遂げるページェント。

　ゼロ時間に誘われる銀河美少年。そしてページェントとタウバーンの戦いが始まりますが、ページェントが復活したことで驚くスガタ。ページェントは「スターソード」ユビンを出して、タクトは「スターソード」エムロードとサフィールは召喚。そしてページェントの「初太刀一本」に苦戦しながらも、冷静に２度の応戦により勝利するのでした。

　そして剣道部に呼び出されるタクトは部長のベニオと対面。そしてもう一度戦いを挑みますが、やはりあっさりと仕留められるベニオ。それによってスガタの言っていたことの意味を理解し、サイバディの戦いも初手で決められなければ、勝てなかったと納得するのでした。そして仲の良さそうなタクトとベニオを部員のタカシなど部員一同が囃し立てるのを見て、顔が赤くなってしまうベニオなのでした。



掘り下げポイント

・ベニオの求めるもの

　今回のメインはベニオでしたが、それと同時にシルシについても語られましたね。「フィラメント」のメンバーの３人はどうやら全員シルシを持つ一族の末裔のようですが、それを今は消失してしまったようですねー。それを失くしたままでいられるかと思い、電気棺の発明により綺羅星十字団に入ったとのこと。ともかく、シルシを失ったのは宗家の喪失だと言っていましたが、自分たちが宗家になるということなのでしょうかね？

　そんなベニオが好きになる男は自分よりも強い者。それも絶対的強者であり、その象徴がスガタだったのですね。幼いころから剣術の強かったベニオでしたが、スガタには難なく倒されてしまったことで、自分が求めていたのはこの男だと惚れてしまったのでしょう。しかしワコの存在と自分がシルシを持たない一族の者だということから、スガタとの間は開いて行ったというところでしょうね。ワコがスガタと仲良くなる前に、ベニオとスガタは交友があったということなんでしょう。

　ただ今回はタクトというスガタとは違う強さではあるものの、強い男を見てしまい、こういう相手もいいかなと思ったようですね。スガタも自分よりも強いという相手ですしね。（笑）さてさて競争率の高いタクト争奪戦には勝つことができるのでしょうか？私としてはタクトはスガタしかいないんじゃないｋ（ｒｙ。



・ケイトの謎

　今回、ベニオを利用して、サイバディの復元の実験をさせることに成功したケイトですが、果たしてこれをする意味はなんでしょうね？カナコのように謎のようで、実はそのままのキャラだったという感じではないケイト。人の恋路は邪魔をしないとか、利用する相手に対しても容赦をしたりとはっきりと方向性が分からないんですよねー。ベニオが苦しんでいる状況を見て、それにアドバイスをするのですが、これの意図が全く分からないんですよ。利用しているのか、助けているのか、こういうところが謎なんですよねー。

　どうやらあの鳥居のあるところの神社の巫女ではという感じだとは分かりましたが、それが今はないというのが気になるところ。今後ケイトがメインで語られることはありそうですが、ケイト自身もシルシを失った一族のモノということも十分ありそうですね。「ブーゲンビリア」の目的もそれに関連するということでしょうか？まあ、それもゆっくりと見ていくことにしましょう。



・ヒロイン降格の気配

　今回もヒロインらしくもないことしかしていないワコですが、登場がまさかの朝食のシーンとゼロ時間。どちらもご飯関係のシーンでしたが、このままただの食いしん坊キャラになってしまうのでしょうかｗ？ツンデレでまさかスガタの家に来ているのはご飯のためだけじゃないというのは、どういう意味ですかね？タクトのため？スガタのため？それともご飯のため？（笑）とにかく、ホントに存在感がご飯，唄，妄想に集約してしまう今のワコって・・・。

　来週はマリノがヒロインを務めそうなので、このまま今のキャラのままで行くのでしょうかね？ミズノ，ケイト，サカナちゃんと巫女のキャラが強烈なので、このままじゃワコは空気ヒロインになってしまいかねませんねー。



・木さんのキャラは・・・

　最後は何気にこの作品で一番扱いの酷いジョージへ。第１話で銀河美少年にサイバディを破壊され、スタードライバー資格をはく奪された第１号という不名誉なキャラでしたが、前回ではカナコに得意のボクシングで瞬殺されたことで、心に更なる深手を負った模様です。（笑）

　ホントにジョージが活躍することはあるんでしょうかね？このまま、噛ませ犬のポジションを維持していく気しかしないんですが・・・。ともかく、ほとんどの時間部屋に籠っている印象しか残っていませんね。（笑）