2010年12月07日 16:03
「いや、私もとても楽しいよ。お前たちと共に暮らす、この日々がね!あの子たちはああして、笑っているべきだ。そのためにも―」by雨竜寿
「僕は最初の頃、君を怖がっていた。・・・今は違うよ。じゃあこれは知ってる?僕はきっと君のこと―」by景
こんにちは、このアニメもいよいよ佳境に差し掛かってきましたね。しかしこれでは薄蛍と鬼灯&雪洞は空気のままで終わりそうな気もするのですが、特別編でもDVD&BDでやってほしいところですね。たぶんこのアニメは1クールで終わるはずですし・・・。
では続きから書いていきます。ではいきましょう!!

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お祭りに出かける景,西王母桃,利剱,薄蛍,丸竜,鬼灯&雪洞に、桜と桐。一方、一緒に行けないと言う雨竜寿と櫛松はその後ろ姿を見送ります。そのときに櫛松は自分たちを助けてくれた雨竜寿に感謝を述べるのですが、西王母桃たちの笑顔を守るために雨竜寿と櫛松は何かに打って出ようとしているのでした。
お祭りに来た景たちですが、神社に来ている人々が妖人にも優しいという姿を見て驚きます。どうやら阿吽様という狛犬のおかげということですが、その阿吽様と対面する景たち。そして阿吽様の言った西王母桃を泣かせたら許さないという言葉に、何かを感じた景なのでした。そのまま巨大迷路に行く景たちですが、一方で西王母桃は景のことで悶々としています。途中で、景と西王母桃はばったりと会い、そこでぎこちないながらも良い雰囲気になる2人。そして景が手を握るのですが、それに動揺してしまう西王母桃。そのまま景は西王母桃に自分の想いを伝えようとしますが、それに怖がって逃げてしまう西王母桃なのでした。そして逃げ出す西王母桃ですが、途中で何かの術を受けてしまい・・・。一方、景は景で自分が西王母桃に嫌われたのかもと沈んだ気持ちで、巨大迷路の出口に到達するのでした。
そして場所は神懸かりの里に。どうやら百緑が使い物にならず、乱杭自ら何かのために出向いたようですが、それを仮面の男に報告しています。そして捕らえた者がどこかの部屋にいるとのことですが、そこに百緑を世話係として連れて行くのだと仮面の男は語り、そこに向かうのでした。そして突羽根が自分の前から神隠しに遭っていなくなったときの夢から目が覚める西王母桃ですが、その前には仮面の男と百緑。そして仮面の男は仮面を外すのですが、何とその男は花楯なのでした。
花楯は仮の名で、本当の名は沢鷹(オモダカ)であるのだと語りますが、どうやら西王母桃と似た存在であるようです。そしてキスを迫る沢鷹ですが、それを西王母桃は拒絶。そして出て行くのですが、百緑に西王母桃の世話をしつつ監視を行い、自分の報告するようにと言って去るのでした。そして百緑は自分が沢鷹の素顔を見てしまったことを謝りますが、それに対して気にしたようでなく、ただ自分と誰かを似ていないだろと語るだけなのでした。
西王母桃がお祭りから帰ってきていないと三扇,三升,三葉杏から報告を受ける景たち。そこに豆蔵が来るのですが、九十九神は契約主と離れると弱ってしまうようで、すぐに倒れてしまいます。そこに雨竜寿と櫛松が来るのですが、そこで西王母桃がいなくなったことを説明するのでした。
神懸かりの里に捕らえられた西王母桃ですが、そこで沢鷹と景のことをそれぞれ考えて、思い悩んでいます。そこに百緑が来るのですが、そこで西王母桃がみんなに愛されていることに憎悪を感じているようで、世話をしながらも辛辣な言葉を投げかけます。そんなときに途中で咳き込む百緑ですが、妖術を使うと体に負担が掛かるということで・・・。それを見て西王母桃は自分の右手を百緑の右手に合わせて、妖力を分けてあげることに。そして西王母桃に尋ねられて、自分の名前を教えるのでした。その翌日、沢鷹に報告に出かける百緑ですが、そこで百緑から西王母桃の妖力を感じたとのこと。そして百緑に口づけをする沢鷹は、西王母桃のことを褒め称えるのでしたが、その姿を憎しみの感情で見ている乱杭なのでした。
そして雨竜寿と櫛松から神懸かりの里に西王母桃が捕まったのだと説明を受ける景たち。神懸かりの里は現にあって現にない半妖の生まれる場所なのだと。そして西王母桃は突然に乱杭に襲われ万事休すになりますが、混乱で鎖が切れ逃げ出します。そしてある場所で半妖を虐げる様子を見るのですが、ここに来た百緑にここでの彼らの扱いを聞き、男の半妖はあの人間の形ではない存在になることに気付くのでした。そして、目の前の半妖の数に、錯乱状態で逃げだしてしまう西王母桃なのでした。
掘り下げポイント
・『本当』の気持ちに気付く西王母桃
今回でやっと景の気持ちに気付いた西王母桃ですが、まさかの逃走しての乱杭に捕縛され、神懸かりの里への連行ということになってしまいましたねー。阿吽様のせいで景のことが気になると言っていた西王母桃ですが、それは的を得ておらず、正確には景のことが気になっているのを必死に気付かないようにしていたのに、そこに話題が触れられただけで気になってしまう状況の西王母桃の方が問題なのでは・・・。ともかく、これで西王母桃の気持ちは決まったようですが、一方の景は嫌われたと思っているので最後までに誤解は解けるのでしょうか?まあ、たぶん西王母桃が本音を最後安心した拍子に垂れ流しまくりそうですが。(笑)
今回は完全に西王母桃にとって景と沢鷹を対比していますが、沢鷹を嫌がっていた一方で、景には好きだという感情があるようです。やはり沢鷹への思いはあくまでも憧れであって、好きという感情ではなかったということで、そのれに対して景は自分が素直になれる存在であり、それを自分では気づいていなかったのでしょうねー。
近くの親しみよりも遠い憧れに心や目が行ってしまうのは良くあることですが、今回はそれの典型例。どうも今後は沢鷹を嫌がることが確実なようなので、これで景と西王母桃も解決後に結ばれそうです!ただ錯乱状態で神懸かりの里を逃げている西王母桃は絶対捕まりますよねー。
・百緑の感じた思い
今回は西王母桃に敵愾心全開だった百緑が変わる姿も印象的でしたね。西王母桃を幸せしか知らない半妖であるそしか思っていなかったようですが、自分の体を労わって妖力を分けてあげる姿に心が動いたようですね。自分たち半妖が虐げられるのは普通のことであり、それに疑問も感じていなかった百緑。そして自分は半妖の中では能力が高いということですが、一方で妖力の劣る橙橙のことを思って、過酷な苦難に耐えるのは苦しいながらもどうしようもないことだと諦めていたのでしょう。
だから自分を1人の対等な相手に見た西王母桃に対して、心が動いたのでしょうね。自分を物だとしか思っていない百緑には驚きしか感じられないかもしれませんねー。ただ今後は西王母桃に対する敵愾心の代わりにどうも親しみを感じてしまったようですが、これによって西王母桃を庇って殺されなければいいのですが・・・。一方、橙橙は自分の立場を弁えていないようですが、これでは百緑が可哀想過ぎますねー。
・乱杭の嫉妬
今回明らかになったのは乱杭が何気に一番、沢鷹から酷い扱いを受けているというところでしょう。今までは百緑に酷い仕打ちをしていましたが、沢鷹にとって乱杭も百緑も本当は上下関係はなく、どちらも興味が無いというところでしょう。妖人であるプライドが強い乱杭にとって、その扱いは当然、沢鷹に寵愛を受けている西王母桃へと憎悪の対象がなるわけで、案の定殺そうとしてしまいましたね。
それに乗じて西王母桃に逃げられましたが、沢鷹にこの騒ぎの責任を取らされるのではないでしょうかねー。最終的には乱杭が沢鷹を殺す可能性も十分あるのですが・・・。
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