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おとめ妖怪 ざくろ 第8話 「あめ、徒々と」 簡易草子

2010年11月23日 15:00

「駄目なんだよ。今回ばかりはね・・・。」by櫛松
「でも私は、あの子を守ると守り続けるとあの方と約束したのです。それが」by櫛松
「いけないよ、櫛松。お前が動いてはいけない。西王母桃に任せてはどうだ!神懸かりの里を相手にして飯綱のお前に何ができる?これは妖人省の長官としての命令だ!それを破るのならば、閉じ込めねばならないのは、西王母桃ではなくお前の方だよ!!」by雨竜寿
「俺と来てくれ。どうしても薄蛍を助けたい。責任はすべて俺が取る。行こう!」by利剱
「何も知らないで、のうのうと育って。さぞや、幸せに暮らしてきただろうな、西王母桃!大切なものもいて、守りたいものもいて、自由で・・・」by百緑
「西王母桃か・・・、羨ましい・・・、自由で・・・」by百緑


 こんにちは、今日は今から何もないので、少しはやりたいことができそうで嬉しい仙谷隆家です。しかし、今週のざくろはかなりの内容でしたが、何気に丸竜と鬼灯&雪洞の絡みが少ないような・・・。ついでに17歳も生きており、さてさて結末はどうなることやら。後は百緑と橙橙の置かれている状況もちょっと語られましたね!ただやはり一番は利剱!ホントにカッコよすぎる!!


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おとめ妖怪ざくろ 1 [完全生産限定版]価格 6615円(税込) 発売日 2010/11/24

 では続きから書いていきます。ではいきましょう!!

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概略

 丸竜を踏み台にして、高い所から物を取ろうとする西王母桃ですが、丸竜がヘタレで・・・。丸竜は利剱や景に頼めばいいじゃないかと言いますが、利剱は他の櫛松の依頼で棚を付けており、景はどうやら外出しているようです。ただ付いてくるなという言葉でかなり不機嫌な様子の西王母桃ですが、それを拗ねていると言った丸竜は見てはいけない表情の西王母桃に怯えてしまうのでした。

 その頃、外で景は薄蛍と歩いているようですが、偶然会ったようです。薄蛍は折屋へ刀を返しにいくのが目的だったようですが、景の方は用事は済んでいるとのこと。そして折屋に向かう景と薄蛍ですが、そこで景は薄蛍が利剱のおかげで変わったと述べるのでした。その頃、利剱は鬼灯&雪洞と棚を付けていましたが、そこで利剱は丸竜と鬼灯&雪洞の話を聞いて、それを自分と薄蛍についてにも思い巡らしているようです。そして景たちは折屋に到着しますが、ここで後ろから百緑と橙橙に呼び止められる景と薄蛍は百緑の術で眠らされてしまうのでした。

 夕方になっても景が帰ってこないことにイライラしている西王母桃ですが、そこに薄蛍も戻ってこないのだと言う利剱も来ます。そんなときに折屋の折形と麦が妖人省に訪れます。そして荷物が店の前にあったことを話されて焦る利剱ですが、荷物の中にどうやら景のものもあったようで・・・。

 土室に投げ込まれる景と薄蛍ですが、それを見つめて乱杭に言われたことを思い出す百緑。どうやら西王母桃の大切なものを連れ去って、誘き寄せることが目的のようです。どうも百緑は苦しんでいるようですが、そのまま罠の準備を始めるのでした。

 そして妖人省では、櫛松と西王母桃,利剱,丸竜,鬼灯&雪洞が話し合いをしています。そして薄蛍の気配を辿って行くと言う西王母桃ですが、西王母桃に妖人省から出ることを禁じ、蔵に軟禁する櫛松。そして去って行く櫛松にどうしてだと尋ねる一同ですが、今回ばかりは駄目なんだと言うだけなのでした。そして廊下を進んでいく櫛松ですが、いつの間にか前には雨竜寿が。そして雨竜寿は今回の件は飯綱のお前では何もできないのだから、西王母桃に任せなさいと命令されるのでした。

 夜になって、櫛松に内緒で蔵から西王母桃を出す利剱と折形と麦ですが、そのまま西王母桃と利剱は妖人省の外へ向かいます。それを眺めていた丸竜と鬼灯&雪洞ですが、彼女らが残った理由は櫛松の説教を聞くため。しかし、もう西王母桃と利剱が出て行くのは櫛松にはお見通しだったのですが、それでも戸をあけて2人を見送るだけなのでした。

 意識を取り戻す景と薄蛍ですが、そこに百緑と橙橙が登場。そして西王母桃の餌だと言われ、何が何だか分からない景ですが、ここで橙橙の姿を見たことで陸軍省の夜会で見覚えがあると語る薄蛍。そして景は西王母桃に来るなと心の中で思うのでしたが、その西王母桃は雨の中利剱と豆蔵を連れて、そこへ向かっているのでした。

 景と薄蛍のもとへ急ぐ西王母桃と利剱ですが、途中で利剱に総角家に景と一緒に行ってくれたことを感謝される西王母桃。どうやら景は総角家の嫡男としての期待と重圧で本当の自分を押し殺していたようですが、西王母桃はそれを変えてくれたのだと。一方それを言われた西王母桃も利剱が薄蛍を強い子にしてくれたのだと語るのでした。

 やはり苦しい様子の百緑ですが、それを見た橙橙は里に帰ろうと言います。しかし、そこに西王母桃と利剱が来て対峙。西王母桃と百緑,利剱と橙橙の戦いになりますが、あっさりと利剱は橙橙に斬られてしまい、戦闘不能に。一方、西王母桃も百緑の半妖という言葉に困惑しきりで、押される一方。しかし途中の話で、景と薄蛍が地下の土室に閉じ込められており、時間が来ると水が入って来ると聞いた西王母桃は一気に本気モード。百緑を圧倒するのでした。しかしここで乱杭が乱入し、百緑と橙橙を連れて退散するのでした。

 そして西王母桃と利剱はどうにか景と薄蛍を助け出し、ひとまずこの件は解決するのでした。利剱と薄蛍の様子に比べて、どうも景と西王母桃は素直じゃない様子ですが・・・。妖人省に戻るのですが、そこには罰を受ける丸竜と鬼灯&雪洞。そして櫛松もおり、そこで全責任は自分だと名乗り出る利剱。しかし今回の件は明日聞くと言う櫛松なのでした。

 風呂上がりに西王母桃に話したいと言う景。そして例の荷物の中の1つの笹まきの包みを西王母桃に渡す景ですが、それを見て西王母桃は律義に約束を守って死んでしまったらと思っていたようです。そして自分のわけも分からずに泣きだす西王母桃にそっと後ろから抱き締める景なのでした。

 そして乱杭に里に戻された百緑と橙橙ですが、橙橙を帰らせてから、百緑の手当てをし始める乱杭。どうやら優れた能力がある百緑が働くことで、能力の劣る橙橙の立場を保っているようで・・・。そして西王母桃の強さに驚いたようですが、どうやらその強さは百緑も知らされていないようです。そして乱杭がいなくなってから、百緑は西王母桃が羨ましいと呟くのでした。





掘り下げポイント

西王母桃と百緑

 今回のメインは同じ半妖であるのに、置かれている立場が全然違う西王母桃と百緑のことでしょう。西王母桃が幸せな人生を送ってきているのに対して、百緑はどうも暗い人生を歩んできたようですねー。しかし百緑にとって、西王母桃は憎い存在であると同時に自分の手に入れられなかった幸せが羨ましく感じているのでしょう。

 神懸かりの里というものが、おそらく妖人の反対分子が集う場所でなのかもしれませんが、それでは半妖の扱いは酷いようですねー。ただ百緑は自分たちだけが苦しい人生を歩んできたというのですが、境遇的には鬼灯&雪洞も同等のレベルだったかもしれませんが・・・。まあ2人は悲しいとか楽しいとかの感情が育っていなかったんで問題はないのかもしれませんがー。それを考えるとやはり半妖の扱いは酷いのかもしれません。

 半妖は、人間にとっては差別の対象であるのですが、こう考えると妖人にとっても差別の対象なんじゃ・・・。それでも百緑は優れた能力があるので高い評価はされているようですが・・・。ただ橙橙の能力が低いのでしょうねー。それによって差別はやはり酷いのかもしれませんねー・・・。乱杭は百緑を使うことはどうも役に立つことがあるようですが、それを縛るためにだけ橙橙はいるようで・・・。

 将来的には西王母桃たちとも分かち合うとは思いますが、果たして百緑は行きていられるのでしょうかね?やはりかなり無理をしている様子ですので・・・。



利剱の男前

 今回は利剱が主人公回でしたが、ホントに薄蛍のために静かに目的にまっしぐらの姿はカッコ良すぎますね!!何だかんだで一番妖人省の人間3人の中では、いちいちイケメンすぎますね~!薄蛍のことを口ではそこまで好きだと言うことはない利剱ですが、今回の鬼灯&雪洞との絡みのときの表情や薄蛍と対面したときの動きを見れば、口で好きだ好きだ言っている他のメンバーと変わらないほどの愛を持って、薄蛍を想っているのでしょう。

 薄蛍のためなら自分はどのような罰も甘んじて受けるという決意があったようで、櫛松に追及されそうになった西王母桃を庇うように自分への追及へ話を逸らしました。ホントに今までの回を見ても、安定して仲の良い2人で、このまま最終回までこの状態は続いていきそうですね~!!



櫛松の苦悩

 今回も苦しい決断を迫られた櫛松ですが、櫛松の力を持ってしても、神懸かりの里の強さは異常なようで、勝てないと雨竜寿に言われていましたが、それほどの妖人が揃っているのでしょうねー。西王母桃を守るとおそらく突羽根に誓った櫛松にとって、西王母桃が危険になることは最大限止めたいと思っているようですが、それが西王母桃と衝突するのも可哀想ですね・・・。

 全ての真相を知っているようですが、突羽根は今はもしかしたら死んでいるかもしれませんね。神懸かりの里というのはもしかすると神隠しに遭うと連れて行かれる場所で、本来なら人間は行くことのできない場所ということじゃないかと思われます。それでも突羽根が2回も行っているという事実から、人間であっても突羽根は特別な存在で、神懸かりのにとって西王母桃は何か興味のある存在なのでしょう。まあ周りの妖力を上げるということから、何かはあると思われますが・・・。

 櫛松はいつ西王母桃に隠してきたことを話すのでしょうね?それは西王母桃自身を傷つけるものだということでしょうけど、それを越えることが今の西王母桃にはできる気がします。雨竜寿の言う通り、もはやそこら辺は櫛松の問題になっているのかもしれませんね。



想いが募る雨

 今回のタイトルにもなっている雨ですが、この雨は西王母桃や利剱にとっては愛する者への想いが募って行くもの。一方、百緑にとっては西王母桃への憎悪や羨望の塊というものでしょうかね。雨というものはよくアニメだけでなく、いろいろな場面でよく使われる技法のひとつですが、それが今回はたくさんの登場人物へ当てはまるものになっていたような気がします。

 それがあがった後の景と西王母桃の和解は雨降って地固まるということでしょうが、それに対して利剱と薄蛍の対面は2人の想いが土砂降りの雨が流れるほどの秘められた想いという感じで、それぞれの間柄も反映しているのかもしれません。まあ丸竜と鬼灯&雪洞は水を頭と両手に持っていましたが、それはどう描かれていたのかは謎ですが。(笑)

 また雨というものは洗い流すという意味合いもあり、この1件がいつ完全に終わったのかも描かれています。まあ景と西王母桃が和解したところなんでしょうがねー。しかしあの雨はもしかすると百緑の力で、だから苦しんでいたのかもしれません。その苦しみも同時に描かれていたのが、この雨の本当の意味なのかもしれませんねー。その想いに橙橙が気付かないというのも悲しいことではあるのですが・・・。


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