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おとめ妖怪 ざくろ 第6話 「ゆきて、事々と」 簡易草子

2010年11月09日 20:16

「焦ったところで何が変わるわけでもない。お前がふらふらしていては、あの子らも迷ってしまうよ。」by雨竜寿
「お前が食べていることが嬉しい。」by利剱
「だって好きになったお方ですもの!」by雪洞
「丸竜様、わたくしたちはもう二度と、大切な人を探して夜の森を彷徨ったあんな思いは嫌ですの!」by雪洞
「なんにもせず、ずっと隠れているうちに、大切な人を失ったりはしたくありませんの!」by鬼灯
「今日の西王母桃くん、なんだか無理をしているような気がして・・・」by景
「部屋に入れてほしんだ!!」by景
「このペンダント母様がくれたものなの。これだけが母様の遺してくれた温もり。」by西王母桃


 こんばんは、ゆったりと更新し過ぎて、逆に焦っている仙谷隆家です。まさか数時間もこの記事に時間をかけるとは・・・。まあ出来は及第点以下な感じもしますがね。(笑)今週のメインは景と西王母桃,丸竜と鬼灯&雪洞でした。なんだかんだで利剱と薄蛍の扱いが酷いのですが、もう少しどうにかしてほしいですね!!


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おとめ妖怪ざくろ 1 [完全生産限定版]価格 6615円(税込) 発売日 2010/11/24

 では続きから書いていきます。ではいきましょう!!

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概略

 女郎蜘蛛の報告書を花楯に提出する景ですが、花楯はそのときの無様な自分の行いを反省している様子。そして花楯は西王母桃をことを尋ねますが、妖人省にいるという景にの言葉に何かの紙包みを渡すように言うのでした。その西王母桃はすっかり乱杭の突羽根という言葉を聞いて、ぼんやりしている様子。それが櫛松にも不安で堪らないのですが、それに対して雨竜寿から諭されます。そして景は例の紙包みを西王母桃に渡そうと縁側に行きますが、それをもらって急に元気になる西王母桃なのでした。しかし中身はビスケットで伴天連かとガッカリする西王母桃ですが、恐る恐る食べてみるととても美味しかったようなのでした。また一緒に食べていた、薄蛍,豆蔵,桜,桐にも好評なようなのでした。そして相変わらず、利剱と薄蛍は仲の良さが目立ちます。

 一方、丸竜と鬼灯&雪洞は前回の乱杭の件で、荒んでいる丸竜に付き纏う鬼灯と雪洞ですが、途中で自分の八つ当たりに気付き、丸竜は詫びます。どうやら自分の未熟さから鬼灯&雪洞を傷つけてしまったことをずっと気にしていたようですが、自分たちは大切な丸竜を守りたかっただけなのだと答える雪洞。それでも出会ったばかりの自分を守ることが理解できない丸竜に、雪洞は好きになってしまったからと言いますが、それでも死んでしまうところだったのにと呟く丸竜。それを見て鬼灯&雪洞は自分たちの幼いときの話を始めるのでした。

 自分たちは暗い洞窟の中に2人きりいたのですが、たまにある女の人が食べ物や着物を持って訪れていたようです。しかし2人を見る表情はとても寂しそうでしたが、それがなんだか分かりませんでした。そして彼女の言われた通りに明るいうちは洞窟に籠り、夜になってから外に出る生活をしていたのだった。そしてもう1つ言われたのは、自分以外の人間に決して近づいてはいけないというものですが、これもどうしてか守ったというのでした。しかしある日を境にあの女の人が洞窟を訪れなくなったのでした。その後日、女の人以外の人間が洞窟を訪れますが、手には鍬を持ち2人に襲いかかりますが、それを間一髪のところで櫛松が助けてくれたのでした。

 そんな話も終わり、耳には桜と桐の読み書きの言葉が。それを聞いて雪洞は自分たちが最初は言葉を話せなかったこと語ります。言葉を理解はできたが、話すことができるとは思っていなかったと言う鬼灯&雪洞ですが、それを聞いた丸竜は涙を流し、どうしてこんなときでも笑うのかと尋ねます。それに対してもう二度と大切な人を失いたくはないからだと語る鬼灯&雪洞なのでした。

 話は櫛松に保護された後の西王母桃たちへ。西王母桃がいなくなって豆蔵と探し回る薄蛍ですが、どうやら入ってはいけないと櫛松から言われている場所に入ろうとしていたようです。それを止める薄蛍に従って、戻る西王母桃ですが、どうやらその先に何かを感じる薄蛍なのでした。それをぼんやりと思い出している薄蛍ですが、どうやら桜と桐の読みの練習は終わってしまった様子。これにて今日の勉強は終わるのですが、庭に出るとそこには景がいて、早速桜と桐の遊び相手になってしまうのでした。そしてひとまず遊んであげると薄蛍の隣に座る景ですが、今日の西王母桃は無理をしているように見えるのだと話すのでした。それに対して会ったときからずっと西王母桃は無理をしているのかもしれないと語る薄蛍なのでした。そして西王母桃の周りにいると薄蛍や鬼灯&雪洞の妖力が高まるのだと話してくれるのでした。

 そして西王母桃は櫛松のもとへ。どうやら母親のことを尋ねたいようですが、昔は西王母桃と突羽根、櫛松で生活していたようです。それに対して今は言えないと答える櫛松。それを聞いてもう良いと言い、自室へ行ってしまう西王母桃なのでした。その後に西王母桃の部屋に訪れる景ですが、桜と桐が凧を西王母桃の部屋の近くの木に引っかけてしまったようです。それでも取れないということで、高所恐怖症の景に代わって西王母桃は木を登って凧を取ることに。どうにか取ることはできるのですが、母親の声が頭の中に響いて様子がおかしくなる西王母桃。それに気付いて景がすかさず落下していく西王母桃を助けるのでした。

 そのときにネックレスの紐が壊れてしまったようですが、それを直している景と見守る西王母桃。そしてペンダントが母親からの唯一の遺してくれた温もりだと語る西王母桃ですが、このときに景は乱杭の言葉について聞きます。それに対して、自分は母親のことを知りたいと思っており、望むところだと。それを聞いてそっとペンダントを西王母桃に着けてあげる景ですが、それを見ていた薄蛍は今まで誰にも触らせていないペンダントに、景が触っていることに驚いているのでした。





掘り下げポイント

西王母桃の気持ちを汲む景

 今回のメインの1つの西王母桃の性格ですが、幼いころから一緒の薄蛍が分かるのはなるほどとは思うのですが、景も薄蛍に負けないくらい西王母桃のことを考えていることが垣間見られる回でした。前回は花楯と西王母桃が仲良くしている様子に、焼きもちを焼いていた景ですが、それは西王母桃のことを非常に想っているからこその感情だったのでしょう。本人は今回薄蛍に否定はしていましたが、薄蛍から見ればどう考えても景が西王母桃のことをずっと想っているのは能力を見ないでも分かることでしょうね!

 西王母桃は口では母親のことを知ることは望むところだと言っていますが、前回の夜会で泣いていたように、ホントは不安で仕方ないはず。それを慰めた景だからこそ、西王母桃が無理をしているということに気付くことができたのかもしれません。ずっと明るいということは逆を言えば明るい性格のように演じているということにも繋がりますので、そういう演じるのが得意な景には理解しやすい状況なのかもしれません。

 結局、景と西王母桃は見た目全く正反対のように映りますが、根本的にはみんなの前で自分を『演じて』いるという面を取ってみれば、似たところであり、そこにお互い惹かれているのかもしれません。確かに西王母桃の景への態度は他の登場人物とは違う印象がありますし・・・。

 西王母桃に関することで、今回の印象的だったアイテムは『ペンダント』,『良い鳴き声』。ペンダントは西王母桃の気持ちの拠り所になっている大事な母親からの唯一のプレゼントであり、それに触ることは彼女が心から信頼していなければならないという代物です。それに初めて触った景なので、逆に西王母桃にとってもはや薄蛍たち以上の存在に大切な存在になっているのかもしれませんね。もう1つの「良い鳴き声」は幼いときに薄蛍が西王母桃を見つけたときの豆蔵の一言。豆蔵は昔同じ言葉を繰り返すことしかできなかったようですが、そのときにふと「良い鳴き声」と言葉を発したということになりますと、西王母桃が引っ張られて行った先には誰かがいるということになります。櫛松が入るなと言っていたのですが、何かあったのでしょうかね?将来的には櫛松が話してくれそうなので、それを待った方が良いのかもしれませんが。



鬼灯&雪洞の想いを知る丸竜

 今回のメインのもう1つは丸竜と鬼灯&雪洞ですね!こちらは自分の無力さに打ちひしがれている丸竜ですが、どうやらそんな自分に優しい言葉を賭けてくれる鬼灯&雪洞に、負い目のようなことを感じていた様子。自分を庇って2人が死んでしまったらと悲しくなってしまう丸竜ですが、そうまでしてでも大切な人を守りたいと想う鬼灯&雪洞の気持ちを聞いて、少しは心が鎮まったようでした。ただ鬼灯&雪洞の自己犠牲の精神は、自分たちを卑小に感じているからこそと理解した丸竜はホントに涙を流すほど辛く感じてしまいましたねー・・・。

 鬼灯&雪洞は幼いときに洞窟で暮らしていたと言いましたが、それは半妖だからという理由から起こった悲劇。ただそれがどうしてなのか理解できない年頃の出来事なので、本質的には今でも分かっていないのかもしれませんねー。そしてあの女の人が母親で、襲ってきたのが父親。母親は今までの『悲劇』のように、殺されてしまったのですねー・・・。

 その過程で自分たち自身の評価を卑小に感じていたからこそ出たのが、自分たちが言葉を話せるのか分からなかった。つまり自分たちは人間で無くて、化けものなんだと心の中で思っていたのでしょう。それはずっと変わらないのかもしれませんが、母親がいなくなったようには大切に想っている人は失いたくないということは芽生えた様子。それが今の丸竜への忠誠に繋がっているのでしょう。



王道カップル

 そして次は、王道カップルの利剱と薄蛍ですが、こちらは出番が少ないですねー。ビスケットを食べているときに、薄蛍の幸せそうな表情に、嬉しそうな利剱。そして自分のを薄蛍にあげて、もっとそんな顔を見ていたいと思ったのでしょう。それを西王母桃に茶化されてはいましたし、薄蛍にも伝わらないというのは・・・。もういっそ、腕を握っちゃえば想いが伝わったのに!!

 しかし、もうこのカップルの主役の話は無い気がするのは私だけでしょうか?普通に利剱は強いし、お互いに相思相愛だし~!



櫛松の苦悩

 今回は櫛松のことも少し語られたようですが、突羽根に仕えていたということでしたね!つまり突羽根は式神を使役できたということになりますが、どういう人だったのでしょうかね?陰陽道でもしていたということもありそうですが、もう少ししたら登場かな?

 櫛松にとって一番に気になるのは西王母桃のようで、それをたびたび雨竜寿に注意されていますが、それほど西王母桃が特別な存在なんでしょうか?まあこちらも事情は知っているようですが、話さないということは、今話すと西王母桃に影響を与える『事実』があるんでしょうねー。


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