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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第13話(番外編) 「空の音・夢ノ彼方」 簡易草子

2010年09月22日 11:48

「・・・言うと減りそうだから」byノエル
「八百万の神々よ、今命があることに感謝します。」byユミナ
「夢のすれ違いってことかね」byナオミ
「リオ先輩、私の夢、決まりました、私、ずっと先輩について行ってもいいですか?先輩と一緒の夢が見たいんです!」byカナタ


 カナタが砦の乙女になって1年後の砦の雰囲気などが中心です。「夢」が今回のテーマで、それをカナタ視点で展開されていくストーリー。みな思い思いの夢があるのですね!今回は簡単になりますが、記事を書いてみました。稚拙な文ですが、良かったら見ていただくと幸いです。


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 さてそれでは続きから書いていきます。ではいきましょう。これでソラノヲト今度こそ完全に終わりかな・・・。

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概略

 カナタが砦の乙女になって1年が過ぎたのが今回の話。タケミカヅチが完全復活していたり、みな思い思いの仕事をしているのですが、何とカナタの喇叭の腕がかなり向上しています。そして傍らで喇叭を聴いていたミシオはカナタの夢について聞くのでした。ノエルの髪を切っているクレハと話をするカナタ。トランペットが上手くなることだとカナタ言ったようですが、それは目標で夢ではないと。

 そのままカナタはクレハ,ノエル,フィリシア,リオと話を聞き、徐々に概念的には分かって来た様子。そしてリオが外出するのですが、その後にすぐにクラウスが。どうやらローマ皇帝からの届け物があるようで、リオの証明も必要とのこと。そしてカナタは街へ行き、リオを探し始めるのでした。運転ができるようななったカナタですが、どうも習ったばかりで不安が・・・。そして街はカナタが来た1年前と同じように「水かけ祭り」の準備が行われています。途中でユミナにあって、ミシオがどうしてあんな質問をしたか話したり、ユミナの夢について聞いたりします。そして今度は途中でマリアにあって、ナオミのもとへ。マリアはナオミとカールの娘であったことを知ったり、マリアの夢やナオミの離婚した原因を聞き、さらに夢に具体性を見出すカナタなのでした。そしてリオはガラス工場に向かったらしいのですが、工場から来たマリアは見つけられなかったようで、それを聞いてリオが悩みを抱えていることを思い出し、周りをちゃんと探せとアドバイスするのでした。

 そしてカナタはリオを見事に発見。どうやら悩むときには決まった場所で、考えているようです。そして悩んでいる内容が炎の乙女の伝説について。ローマで伝えられている事実に近いようだと思い、悩んでいたようです。それに対して正しいかどうかよりも、街の人たちの夢をつなげられればいいと語るカナタ。それを聞いてほっとするリオは自分の目標について話し始めるのでした。リオは失われた技術を復活させて、命を生み出す土地を探し求めること。クレハは軍医で、ノエルは可愛いお嫁さん。そしてフィリシアはこの砦のずっとい続けること。

 そしてカナタはこれからちゃんとした夢を持てるようになるのだろうということでした。





掘り下げポイント
夢を持てない彼方の行方

 今回のメインはカナタが夢を持っていないことが中心でした。志が低いからということではないカナタですから、やはり今の目標をこなすことに精いっぱいで、その先にまで想いを馳せることはできていないのでしょう。まだそこまでの経験を積んでいないとも言えますが、それ以上に現実主義者であるというのがカナタの根本なんでしょうね!自分の至らない部分を人一倍意識しているせいか、そういった面は一番見受けられる感じのカナタ。それだから人一番考えて、一番確固とした考えを持っている人という感じでしょう。フィリシアとは少し違った強さがあるという感じでしょうか?

 さてその『夢を持たない』カナタですが、徐々に夢を持つ人々の話を聞いて、どういうものか理解していく姿はとても印象的で、効果的でした。彼女はたぶんどんな人でも夢を持っていて、それのために邁進している姿が輝かしく思えたのでしょうね。それが絵馬のシーンですかね。セイヤの夢は置いておいても、それぞれの夢が集まる場所。それにはなんとなくでもカナタはその意味を感じられたのでしょうかね!

 そしてリオとの話で素晴らしい目標に触れ、そして果てなき夢を見ることで、ついにリオについて行きたいという拙いながらも夢の芽生えになったのでしょう。しかしカナタは1つ1つのことに対して、一生懸命で微笑ましいですね。それがリオたちは嬉しく思えるのでしょうがー・・・。ただ感受性豊かで好奇心旺盛なのに、どうしても夢に気付けないのは不思議な子って感じです。



それぞれの夢

 リオ,クレハ,ノエル,クラウス,ユミナ,マリアの夢はとても一般的なカテゴリに入るものでしょうね。それに対して、フィリシアの夢は特に異質なものかなと思います。他のための夢が自己の夢になるという感じですかね。一般的には、自己の夢の先に他所の願いも連れているという感じ。例えばクレハの軍医の夢は、確かに傷ついた人というのが先にあるようですが、軍医になることが先にあります。悪い言い方をすれば、傷ついた人が救われるのは、あくまでも付随的なんです。一方、フィリシアの砦でみんなの帰る場所になるというのは自己意識が薄い印象があり、どうも他人に対する夢のような・・・。

 あとはナオミの夢のすれ違いという言葉は重かった印象。やはり夢というのは個人の持つものですから、他者との対立も当然起こります。それによる離婚がそれを解決できなかったことを印象付けるのですね。ただ娘のマリアは母と父の成し遂げられなかった夢の折衷を目指しているのが良い演出。ナオミは嫌悪していましたが、内心は嬉しいんでしょうね。(笑)

 全体的に夢というのを全面的に押し出した演出で、夢というのは目標と違うかもしれないが、全く違うのではない。ただそれは説明困難なもので、それは自分で感じて察するしかないのだということなんでしょう。しかし夢研究も面白そうですね!こういうのも社会学では研究しているのでしょうが、とても興味深い。比較的合理的な論理ばっかりしているとこういうのは惹かれますね~!
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