2010年06月01日 16:24
こんばんは、どうにか早め更新ができて一安心の仙谷隆家です。いやはや、まあ書くこともないのでさっそくいきましょう。とりあえず、葵が恋人にまっしぐらです!!

閃光のナイトレイド[BD]第1巻 価格 6825円(税込) 発売日 2010/06/23
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概略
新京行きの列車に密かに乗り込んだ葵は、新京駅で静音ら将校たちを見失います。そしてふと気付いたのが、謎の地下へと延びる階段ですが、そこは軍が立ち入り禁止にしている場所でした。一方、そこを降りた静音たちですが、一緒に同行している葛は関東軍の作り上げた地下通路を見て驚くのでした。
一方奉天の雪菜と棗は偶然行き倒れた風蘭に出会います。どうやら第一次上海事変のために、奉天で商売を始めたようです。その途中で空腹のために倒れてしまったのだと。この間に聞いた日本人が嫌いだという言葉に、心を痛める雪菜。風蘭と別れてから棗に、この戦闘がいつまで続くのかと嘆きます。それに対して棗はもし日本がもっと強くなるのであれば、自分は働くと言うのでした。
そして一ノ瀬の任務開始します。棗はホテルの外で張り込みを始めます。その途中で彼は野良猫とある少女に出会います。そしてこの2者の触れあっている姿を、昔一緒にいた少女の姿に重ねるのでした。そのことを思い出しながら、ホテルを見るとどうもそこに高千穂勲が来ているようで、突然走り出すのでした。ホテルの中でぼんやり座っていた雪菜のもとに兄の高千穂勲が現れます。彼は昔の雪菜のことと重ね合わせて、彼女が成長して嬉しく思うのでした。そして本題に入るのですが、彼はどうやら雪菜に自分の気持ちを見てほしいと言います。しかしそれは彼女にとって一生の傷を負わせかねないものだと釘をさします。それでも雪菜は意を決して心を読みますが、読み取った記憶があまりにも衝撃的であったために彼女は倒れてしまうのでした。高千穂勲は倒れた雪菜を棗に託し、どこかに行ってしまうのでした。
そして場所は新京に。タクシーに乗って新関東軍司令部に向かう葵。どこもかしこも日本の企業による開発ラッシュのようです。目的地に着いた葵は労働者に扮して、新京の大地下通路に潜り込みます。そして静音が泊っている迎賓館を突き止め、彼女を探し始めるのでした。途中で葛に見つかりますが、葵の強い気持ちに葛は見逃してしまいます。そしてついに彼女を見つけ出し、迎賓館から外へ連れ出すのに成功するのでした。
静音を連れだした葵ですが、彼女の表情は浮かないものでした。再会は嬉しいが、預言者の定めには従わなければならないのだと。そして最後に昔の自分はもういないのだと言い、立ち去ろうとします。しかし彼女の昔と変わらない言動を見て、葵は静音を強く抱きしめるのでした。
葵が預言者を連れだしたことに憤慨する桜井。そして葛が見逃したことを聞くと、さらに失望の色が濃くなり、葛にこの甘さが命取りになると警告するのでした。その葵は静音に自分が馬を連れてくるまでに、答えを出せと言います。そして葵がいなくなった後に、静音は悲しい顔を見せて、そのままいなくなってしまうのでした。そして意識を取り戻した雪菜は自分は兄の記憶を知ってしまったことで降りることができなくなったときっぱりと言うのでした。
掘り下げポイント
・恋は盲目?
今回の主役の2人である葵と静音ですが、どうも立場の違いで上手くいきませんね。お互いが想っているのは明らかなのに、なんとも預言者という能力は人を不幸にするのでしょうかね。とりあえず、静音は死んでいないということは確定のようで、それは預言者の定めのために作り上げられたでっちあげだったというようです。
預言者の能力によって最愛の人だった葵に自分が死んだことにさせた静音の気持ちは痛いほど感じられます。それによって葵がどうなってしまうのかも予想できたでしょうし、どれほどこの能力がなければと思ったはずです。一方、葵も静音の死についてなんとなく違和感を感じていたことはあると思います。また任務の途中で彼女の姿を見かけたことで、もしかしたら生きているのではという希望までありました。結果的には死んでいないことで、また一緒に生きていけると思うのは当たり前のことですね。ただそのことは彼女にとってはできないことだと言われれば、やはり取り乱すのは自明でしょう。最後の彼女が自分を選んでくれなかった絶望感で、来週はダメダメになってそうで怖いのですが、どうやって復活するのでしょうね・・・。
最後に能力は人を不幸にすると言っていた葛の言葉は皆少なからず、持っているものだと感じました。あと静音の天然は昔のままだったんですね。(笑)
・棗の過去は?雪菜との考えの違い・・・
今回初めてと思われる棗の過去話です。確かに彼は貧しい農村で生まれたと書いていましたが、なんとなく雪菜の家の使用人になった経緯が描かれましたね。そして彼の持つ考えは生きてきた場所の違いなのか、雪菜とは一線を画すということも分かりましたね。
彼がどうして猫や小さい女の子に優しく接するのかということですが、どうも村にいたときの少女のことを思い出してしまうからということなんでしょう。どうも彼の言い様だと、自分の生まれた村が大凶作に見舞われ、そのときに彼女が死んでしまったということでしょうかね。その彼女が好きだったのが猫で、それが今でも猫好きになっている訳でしょう。
その経験があるから彼は日本が強くなり豊かになることを臨み、そして自分のような思いをする人を少しでも減らしたとと考えているのでしょう。一方、雪菜は何不自由なく育ったために、純粋に物事を良くしたいと思っています。それが矛盾をはらんだことだということに気付かないままに。それが今回の風蘭との会話での反応で如事実に現れます。
・葛の甘さ
今回葵の気持ちを理解してしまって、合理的な判断ができなかった葛。そのことで預言者を連れだされてしまいましたし、やはり武人としては甘いということなんでしょうか。やはり以前の第5話「夏の陰画」での西尾のことで自分も経験がありますからね・・・。それで許してしまったのですが、やはり任務は遂行するよりも情に動かされてしまうのは、将来的には安泰ではないですね・・・。あのときでふっ切ったと思ったのですが、なかなか難しいものですね。
来週、高千穂勲と対面していますが、なんか葛は取り込まれそうな気がしますね・・・。一番なんだかんだで精神的に脆いですから・・・。意外に雪菜の方が成長がみられるような。
・しぶとく登場しますね
今回も登場しました風蘭。彼女は本当にたくましくアニメに登場しますね。ある意味中国の商人の考え方そのままの性格なのかなと思っています。上海の店が日本の起こした第一次上海事変で燃えてしまったのは雪菜が感じたように残念ですが、そのことで日本人が嫌いになるのは仕方ないことです。ただ彼女が言うように個々人に対する思いはやはり違って当然なのかもしれませんね。日本人という一括りではなく、雪菜や棗と言ったら良い印象を持っているはずですから。
しかし彼女は最終的にどこまで出てくるのでしょうかねー。今度はまた葵と再会しそうなんですが、どこで会うのでしょうね・・・。
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