2010年05月04日 10:50
こんにちは、少し今回の記事は完成度が低いです。終盤だれたかな・・・。とにかく、期待しないで見てください。なんか西尾の性格うまくつかめなかったから、余計ひどかったのかな・・・。
それでは続きから書いていきます。良かったら拍手くださいな!
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概略
うだる暑さの上海の街。それでも蝉の鳴き声をBGMにして、市民は生活を営んでします。そして四君子写真館に場所は移ります。写真の現像を行っている葛ですが、その写真の中に気になる人物が。一方、葵と風蘭が食事の途中です。そこで風蘭が写真のやり直しを言ってますが、相手にしない葵。やはり報酬が包子だけではやれないと。それを聞いた風蘭は葵に1ドル札を渡します。そして自分のアイディアで店は大繁盛していると上機嫌に言うのでした。そこに入ってくる葛は早速先ほど現像していた写真をどこで撮ったかを聞きます。それに対して、葵はホルストシュタインという共同租界の記事をやっているドイツ人の屋敷でだと話すのでした。そしてまた新聞を読もうとした葵ですが、それを落としてしまい、風蘭が拾おうとしますが、その時に葛の脚に傷があるのを見つけます。それに葛は子供の頃友人と遊んでいたときに割れた竹を踏んだ時の傷だと言い、例の写真の人物を見ているのでした。
夕方にホルストシュタインの屋敷を訪れる葛ですが、そこで例の日本人の名前を西尾拓という上海亜星商事という会社の者だと分かります。それを追って会社に訪れますが、そこでは何の手がかりも得ることができないのでした。そして帰り道にホルストシュタインの屋敷の使用人の愛玲がつけていることに気づきます。それを振り切り、逆に尋ねようとする葛ですが、彼女は逃げていきます。そしてすぐに彼女の悲鳴が。彼女を助けようとする葛ですが、結局彼も捕まってしまうのでした。そして、それを見ていた風蘭が写真館に駆けていくのでした。
拷問をされる葛ですが、相手は国民党の特務部だったようです。彼らは共産党のスパイで、国民党の金を着服していた西尾のことを血眼になって捜しているようです。そして拷問を切り抜けた別の部屋に投げ込まれます。そして葛は同じ部屋にいた愛玲に大丈夫かと尋ねるのでした。それに対して愛玲は西尾とのことを逆に尋ねるのでした。そして彼女は共産党の思想は中国を束ねるのに必要だと言います。それを聞いてそれは西尾の受け売りかと言う葛に驚く愛玲。どうやら彼の性格はそういうことを言いそうな性格なのだということでした。そして限界になった葛は少し休ませろと言って、意識を失ってしまうのでした。
翌朝釈放される葛。迎えに来たのは葵で、車の中でひどくやられたものだ、らしからぬ失態だ何があったのかと聞かれます。それに対してすまないと答える葛に、半ば驚く葵ですが、言い訳しない代わりにそれ以上答えないということを知るのでした。それを分かって葵は詮索をやめるのですが、それを桜井が納得するかは疑問に感じるのでした。
病院で治療を受け、何かを考えている葛。そして時間が少し経ち、葛はある屋上で桜井・雪菜・棗・葵と対面するのでした。傷の具合を尋ねる桜井ですが、表情は飄々としているがどうも内心穏やかでない様子。それもそのはずで、葛の失態で、ソ連から共産党に回ってくる武器の密輸を国民党を葛の釈放に使ってしまったからなのでした。さらに条件として取引を見守ることもあるのですが、桜井はそれは志願する葛を却下して適任の棗に任せるのでした。そして最後に桜井が西尾のことを尋ねます。それに対して昔の友人とだけ答える葵に、桜井はもう関わるなとだけ言うのでした。
突然の土砂降りに窓を閉めようとする愛玲。その途中で見つけた傘を見て、相手を西尾だと思って駆け出します。しかしそれは葛で、どうしてと言うのでした。そして葛を部屋に迎え入れる愛玲は、みんな西尾を待っていることに気付き、話を始めるのでした。愛玲の右腕には傷があり、それは自動車事故での傷だと。そして救助を待つ間に苦しむ彼女を見て、彼も同じところに傷をつけたのだと言います。計算ずくでも、西尾のことに惹かれてしまったらしいです。そして雨がやんだ外に一緒に出るのでした。
租界の通りを西尾が嫌いだと言うことを話す愛玲。西尾は平等な世界を夢見ていたため、それに惹かれていた愛玲も信じなければ一緒に入れなかったのでした。夏のような人だという彼女の言葉に、葛もそう感じていることを知るのでした。写真館で関わるなという命令を無視する葛を諌める葵。それに対して葛は何も言わないのでした。
そして取引の時になります。それを見守るのは棗で、建物の蔭から様子を見ています。そして取引を待つ共産党のところにソ連の積み荷が来ます。それを合図に国民党が殺到し、共産党員を銃撃していきます。どうにか逃げた西尾は皮の反対側まで泳ぎます。そこで葛と再会を果たすのですが、俺は先を急いでいると言って歩き去って行きます。その途中で葛は愛玲のことを話すのですが、済んだ話だと言って一度立ち止まった足を再び進めるのでした。
夏の終わりになって、葛は愛玲のもとを去ります。彼女は西尾の愛用する煙草を吸いながら、ずっと彼のことを待っているのに対して。一方、西尾はある銭湯で従業員に扮した国民党員の銃撃で、命を散らしてしまうのでした。その左足には葛と同じ傷を持っているのでした。
掘り下げポイント
・葛と愛玲の気持ちの執着
やはり今回の話は葛と愛玲が西尾に対して同じような感情を持っていたというものでしょう。西尾という人物は話の限りでは計算高い男で、人の気持ちを聞くためにはどんなことでもしてしまう人物とみられています。そういった姿を見て、計算であってもやはり気持ちを惹かせることに長けている彼であっても自然とやられてしまうのでしょうね。
西尾は危険なことを平気でするようで、その行動をついていけなくなってしまうこともあるということですが、それがなくなってしまうと、スリルがなくなって張り合いのない生活で毎日が退屈になってしまう存在なんでしょうかね。だから彼が再び現れることを期待している人物が今回だけでも葛だけでなく、愛玲という情婦も登場させたのでしょう。
西尾は共産主義を信奉していて、みんな平等であるべきだと思い、危険も顧みず、理想に向かって突進する姿しか今回描かれていませんでしたが、葛の過去の話のニュアンスを捉えると昔からそういった一直線な性格だったのでしょう。それが今の彼と何一つ変わっていないのでしょう。
そして最後は夏のような男は夏の終わりに皆に見られながら、暗殺されてしまいました。共産党という危険思想は国民党には無視できないものですから・・・。
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