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ライトノベル 「生徒会の火種」 ネタバレ・感想

2010年03月24日 00:51

「飛鳥のことは今回なしの短編です」

 こんばんは、どうにか「生徒会の火種」の感想記事を書けました。とにかく終わってほっとしています。それではいきましょう。内容がそれほど無いのは作品自体の問題もありますが、大半の原因は私の文章力です。

 続きから書いていきます!良かったら拍手くださいな。

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(2010/03/20)
葵 せきな

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それらしい生徒会
「本編あっての外伝なのよ」
 いつものようにくりむの暴走によって始まった会議ですが、今回の大半は真冬イジリです。真冬がいかにして生徒会を去るのかという創作を必死に考える。真冬の除く生徒会役員たち。深夏はインドア娘が必殺技習得のために山籠りのために生徒会を去るという案を言います。それで落ち込む真冬ですが、続く知弦がインドア娘に止めを刺してしまいます。最後に鍵が上手く話を代えて、深夏のせいで生徒会を去るという案で妥協し始める生徒会。今度は深夏が泣きそうになるのですが、最後の最後に創作のキャパのない鍵が不能になってしまい、昇天してオチとなってしまうのでした。


学校生活、はう、とぅー
 くりむのことわざと四字熟語の解説の話。「猫に小判」、「海老で鯛を釣る」、「笑う門には福来る」、「類は友を呼ぶ」、「焼け石に水」、「明鏡止水」、「猿も木から落ちる」、「糠に釘」、「宵越しの銭は持たぬ」、「初心忘るべからず」を碧陽学園生徒会の神こと桜野くりむが解説していきます。お子様会長が解説する奇跡的な回答が連続します。最後の「初心忘るべからず」は神となったくりむには当てはまらないと豪語して終わります。


仕切り直す生徒会
 新規読者さんのために、分かりやすくしようと言い出すくりむが暴走する話。どうやらアニメ化ということが根本にあるようです。途中でみんなの関係をリセットするという真冬の案を採用しますが、みんながぎすぎすの関係になってしまい、それに耐えかねてくりむが泣き出して一時中断してしまいます。再開すると深夏が少し違った視点から生徒会シリーズを振り返りますが、『残響死滅』や『閃閃風塵』などの用語を上手く使って、偽造した話にしてしまったりもするのでした。最後は鍵のターンを強引に真冬が奪い取って、落ち込ませてしまって終了。くりむはこれが生徒会だと言って締めるのでした。


二年B組の就寝 ~二年B組修学旅行 一日目 寝台列車編~
 鍵の学年で行った旅行シリーズです。その一日目の寝台特急での話です。鍵のグループは深夏、中目黒、巡、守ですが、やはり学校の時のように微妙にかみ合いません。寝台特急で寝るまでの間に二年B組が暇つぶしをするのですが、とにかく話がカオスです。

 中目黒前はの学校でのイジメや鍵の魅力を語ろうとしだすわ、巡はフィクションの世界で守を死んだ設定にして今の自分があると話し出すわ、鍵は感動話を見た夢を話しますがかなりリアルでみんなに誤解されるわ、深夏はカオスな夢を話してみんなの精神を蝕むわでした。最後に向けられた守の話は超能力話でしたが、最後の脱線して自分しか生き残れなかったという話で、急に慌しくなるのですが、それが守の『微妙』な超能力の部分だったオチだったということでした。


二年B組の移動 ~二年B組修学旅行 二日目 バス車内編~
 鍵がどうしても舞妓さんが見たいとうるさいのがメインですが、それでも各名所でハプニングに巻き込まれます。清水寺では深夏に清水寺の舞台から突き落とされ、中目黒に鏡湖池に突き落とされ、巡に晴明の看板に接着剤をつけられたり、最後は二年B組クラス全員で京都タワーに連行するのでした。


二年B組の変身 ~二年B組修学旅行 三日目 京都自由行動編~
 今度は巡視線での鍵を見る形の物語へ。どうしても鍵と近づきたい巡ですが、なかなか上手くいかない2日間。自由行動に一発逆転を目指して、巡は舞妓の姿に変わって、鍵と一緒に京都を巡ることに。しかし鍵に自分が巡だと言い出せないまま、ずっと仮名『月夜』を演じます。そこで鍵の本心に迫ることができて満足そうな巡なのでした。


始まる生徒会 ―碧陽学園生徒会サーガ エピソード0?―
 今の生徒会のシステムの礎を築いた希咲雪海という生徒会長の日記を読む鍵と知弦の話です。なぜ、人気投票による選挙になったのか、優良枠があるのか今語られる真実です。とにかく天才美少女希咲はとにかくつまらないと思っていた碧陽学園を変えたときの生徒会長。それがなったのは単なる独裁者だった前生徒会長への悪あがきだったということが語られます。


忍ぶ生徒会
 鍵と真冬のメタルギアソリットごっこを碧陽学園の校内でやったことが書かれています。くりむ・知弦・リリシア・深夏などの妨害を受け、美少女たちから好感度が下がりまくる鍵ですが、その犠牲も厭わずゲーム部部室まで真冬を送り届ける鍵の運命はいかにという話です。


感想

 とにかくキャラの暴走が凄まじいですが、基本的には内容は薄いです。始まる生徒会がなければ、まず内容というものは皆無でしょう。今回のパロはFF13や流浪人剣心、アイドルマスター、とある魔術の禁止目録、とらドラなどかなり多種多様に使ってましたね。もはやネタがネタを呼ぶ状態で、これ全部分かったら末期なんだろうなと感じます。

 今回は生徒会だけでなく、巡にスポットを当てたのはいいことだったと思います。鍵に恐怖の対象にしか思われていないと感じていた巡ですが、実は尊敬されていたと聞いて気分がよくなっているのは可愛らしいです。というより鍵はなぜ好意を向けられている相手だと鈍感なんでしょうね。

 やはりインパクトは外伝ではあまりないですね。むしろ早く本編が見たいです。飛鳥をどうするんだろう?それでは簡単ながらネタバレを終わりにします!
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