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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第10話 「旅立チ・初雪ノ頃」 簡易草子

2010年03月09日 10:50

「ヲトは響く、ヲトは響いて、そして伝わるから」

 こんにちは、そういえば第4回声優アワード発表してましたねー。ただこのブログではノーコメントにします。受賞した方々はおめでとうございますの一言だけでいいでしょうか。詳しくは書けないのは仙谷の無知ですから、お許し下さい・・・。さて、気を取り直して、今クールで個人的に力を入れているソラノヲトの個人的感想記事です。ただ最近質が落ちてないか不安で仕方ありません。ホントに忙しいのよ・・・。まあ、記事書くのには問題はないのですが、質の向上は厳しいくらいとでも言っておきましょうか。

 それでは無駄話は置いておいて、続きから書いています。かなり長くなってしまいました、読んでいただく方注意!!

PS.
 実は時間が一番掛かっているのは、「バカとテストと召喚獣」です。ラジオ感想込みでかなり書くのがきついです。まあクオリティはゴメンナサイ級ですがね。その次に「ソラノヲト」。そして「こばと。」です。まだ予告していませんでしたが、最終話は今見ている作品の簡易草子全部書きます。しかも総評込みで!!
 仙谷は死に掛けそうですが、頑張ってやりますよ!!正直ひだまりが書きたくてうずうずしています。

 さて、余計なことつらつらと書いてしまってすいません。それでは続きからご覧下さい!!良かった拍手してくれたら嬉しいです。

 あとminamiさんにコメントの返事です。

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概略
 ある寒い日夕方、焚き火をするリオですが、それに何か紙を入れています。そしてそれをやり終えた頃にクレハの声が響きます。どうやらタケミカヅチの部品を調達してきたようです。焚き火にところに来て少し訝しく思うクレハにリオは燃やしたいものがあったからと言います。そしてリオは焚き火から焼き芋を取り出します。それと同時に時告げ砦の喇叭の音が。カナタはもう砦に来て半年で、ようやく聞けるものになったと感慨に耽っているリオなのでした。一方、町の外にはジャコットとユウコが立っています。そして体に鞭打ち、ある場所に向かうジャコットを心配そうに見送るユウコなのでした。

 タケミカヅチの修理は着々と進む中、ノエルだけで出来る作業となったようで、カナタはクレハに軍事年間を見たいというのでした。しかし見つからない軍事年間、それはリオのところにあるのでした。イリア皇女についてカナタに話し始めるクレハ。アルカディア大公殿下の長女で、2年前に国威発揚などで国中を行脚出ている途中に溺れている子供を助けようとして亡くなったようです。それを聞いて何か感じるカナタ。そして話を続けるクレハ、ここから噂を話し始めるのでした。ぼんやりとトランペットの練習をしているカナタ。そこにユミナとユウコが現れるのでした。

 リオの部屋の前に来るカナタ。そこでユウコという女の子にジャコットが心配だから山に見に来て欲しいと。それをどうも要領を得ないカナタに、ついにリオは根負けしてしまうのでした。ジャコットのところに行くカナタとリオ。そこでクレハから話された内容が反芻します。イリアは正統ローマとの関係改善の皇帝に輿入れするのではという話があったと。しかし第3皇妃となってしまうため、体のいい人質になることでした。それが皇女の死で断ち切れとなり、今まで休戦まで戦争を繰り返していたのでした。

 ジャコットの家に到着するカナタとリオ。そこには何故か2つの家が。そして片方の家を作っているジャコットを見つけるのでした。家で話を聞くことにするのですが、どうやら2つの家は息子とあの人のためのものと自分のものだと。そしてジャコットのふとした仕草に何か思い出すリオ。それを機に急に態度が厳しくなります。息子はいつ帰ってくるのか、冬支度もしないでどうにかなるのか、だから山を降りた方がいいと。しかしジャコットは家の完成のために山を降りることは出来ないと言うのでした。

 砦で薪を割りながらジャコットの姿を話すリオですが、それに対してフィリシアは似たもの同士だと言います。そして突然手紙のことを尋ねますが、答えないリオ。そして先週の定期連絡東部国境のローマ軍が移動を開始し始めたと語るのでした。

 ぼんやりとカナタを待ちながら車で空を眺めるリオ。一方カナタは店でジャコットのために食料調達。その中で店の客に和平会談について聞かれますが、分からないと返します。そして話はイリア皇女のことになります。イリア皇女には腹違いの妹がいると。そのことが気になるカナタですが、そこにリオが車から降りてくるのでした。そして先程までの会話を考え、リオは「少し散歩しないか」と言うのでした。

 カナタに故郷のについて聞くリオ。それに対して普通の田舎だと。そしてリオは綺麗な森と湖のある小さな村で育ったと。そこで平穏に母と住んでいたが、腹違いの姉が良く訪れてくれて、憧れだった。しかし彼女は優しすぎたと最後を結ぶのでした。この町は最初迷路だったと言うリオ、そして行き着いた場所は行き止まりだと。それを聞いて反論するカナタ。迷うのは好きで、それでリオに出会えたと。そこで素直にカナタを羨ましく思えるというリオ。その姿にカナタはリオとイリアが重なるのでした。

 夜になりジャコットのところで支度を手伝うカナタとリオ。どうして親切にしてくれるのか尋ねるジャコットに母に似ているとリオは言います。それが不幸だと聞き返すジャコット。そして幸せだと言います。あの人と記憶とまた逢える希望で十分だと。そして雪がこの地方に降り始めるのでした。このような雪が降った日に商人の若様と逢い、幸せだったと、そして生きる支えになるのだと。そして翌日の朝に雪の世界で死に絶えるジャコットを見つけるのでした。

 ジャコットの話をしているナオミと砦のみんなですが、話が終わるとイリア皇女の写真を見つけたというナオミ。それを止めようとするフィリシアですが、リオはそれを止めます。イリアとシュコの写真を見て驚くクレハ、それに対して写真を見て幸せそうにしているリオに何かを感じるカナタ。そしてリオにカナタは突然何かを聞くのでした。

 時告げ砦の上でトランペットを構え、演奏を始めるリオ。そのタイトルはアメイジング・グレイス。それにセッションをするカナタ。一方、フィリシアから話を聞いて泣き出すクレハとノエル。町ではいつもの感じではないヲトに物寂しさが漂うのでした。

 イリアに魅せられて周りの意向に背いて来たというカナタ。そしてリオは自分にしか出来ないことをしてこの町を守るのだと言います。
「ヲトは響く、ヲトは響いて、そして伝わるから」
 カナタに自分は良い先輩でいられたかと尋ねるリオ。それをカナタははいと言うのでした。そしてセーズに別れを告げるのでした。


掘り下げポイント
自分が素直になれたら
 今回、皇女であることが分かったリオでしたが、それは大きな幸せの中で隠されていたことでした。前回の一級特別で心が揺れ動くリオ。それに対する答えに迷ってばかりでしたが、母に似た境遇のジャコットの幸せというものを語ってもらったことで、自分の母も不幸だと思っていたのを改める機会となったのでしょう。気持ちの整理が済み、この町を守るために自分のやれることをやるというのが彼女の決意だと思います。

 そして自分を心配してくれるカナタの存在に最後の一押しとなったのでしょう。自分の存在を薄々ながら分かってきているカナタに、自分の本心をぶつけついに決心を固めたのでしょう。たださよならではないと言うのがとても良い台詞でした。

カナタの『絶対音感』
 カナタにはみんなのヲトを感じる『絶対音感』があると思います。素直であり感受性を持った純粋な性格のキャラとして描かれていますが、それと同時に周りとの調和を気にするようにも描かれています。素直であり真っ直ぐであるこの姿に、リオはカナタに憧れを抱いていたのでしょう。自分は無いものを持ったカナタですからね。逆にリオのことをずっと気にしていたカナタはどうも気遣いが他の隊員とは一線を画していますよね・・・。

 初めに来た時からカナタとリオはヲトが繋がっていて、やっと最後に実際に見えるようになったのは印象的なことでしたね。最後のセッションはとても綺麗なこの話の結びでした。

シュコの起こした『悪事』の真相
 第1話でなぜシュコはリオの大事な鈴を奪ったのか。それは懐かしい記憶の呼び出した思い出がなしたこと。なんとも綺麗に伏線回収が出来ました。シュコはイリアの訪問の時の写真に描かれているように、イリアの当時懐いたのでしょう。

 しかしイリアは死に、リオがあの鈴を引き継いだ。だから、イリアの形見の品である鈴のヲトを聞いたシュコあんなことをしてしまったのでしょう。大好きだったあの人を思い出して。



個人的作品考察
 リオの乗り越えなければならない障害を徐々に取り払っていく描写がメインでした。母のトラウマはジャコットが。イリアのことはカナタが取り払ってくれました。自分の思いに素直になれないリオはずっとそのことに思い悩んでいた描写が多く描かれていました。しかし、それを許さないようにローマ軍の不穏な動きなども拍車をかけてきます。それで押しつぶされそうなリオですが、ジャコットやカナタの言葉で徐々に心が動いていったのでしょう。

 ジャコットの死の場面で、その後に話されているナオミの言葉とカナタの言葉が重なっている表現は今までも他の作品でもありましたが、やはりナオミはジャコットの気持ちを代弁しており、それに呼応するカナタの言葉はとても綺麗な描写でした。ジャコットの想いを上手く描けた場面だったと思います。

 そして最後のアメイジング・グレイスの場面。リオはあえてあの曲を演奏し、それによって町のみんなにさよならを言わない別れを言うと同時にイリアへの思いを奏でたのでしょう。この演奏で町のみんなは何かを感じてましたし、クレハとノエルは寂しさに打ちひしがれています。一方カナタはイリアに奏でられたヲト、そしてリオから渡されたヲトを感じ、気持ちが伝わってきているように見えます。そしてそれを今後誰かに自分のヲトを伝えるように決心しているのでしょうね。




コメントの返事
Re:minamiさん
 弥生賞は道悪に負けましたよー!早く天気になるのを祈っています。(笑)

 ヴィクトワールピサは評価は高くなりましたね。まあラジオNIKKEI杯2歳S勝ってますから、クラシック候補には変わりなかったのですがね。弥生賞の内容は今後に繋がるもので、むしろクラシックといわず、秋になっても生きそうなものでした。ローズキングダムと互角はこの馬だけなのかもしれませんね。

 ただ個人的にはコスモファントム応援しますが・・・。馬券とは関係なくではありますが。
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コメント

  1. 潜在的遠慮 | URL | wAzJswmM

    生徒会の一存 DSする生徒会

    『生徒会の一存 DSする生徒会』
    http://www.kadokawa.co.jp/game/seitokai/
    『角川書店』と『任天堂』のコラボ作品。もしよければ載せてください。

    知っていたらすみません。身勝手な宣伝、申し訳ありません。

  2. 仙谷隆家 | URL | -

    Re: 潜在的遠慮さん

    今回は見逃しますが、次回は書くとしたら一番上のページに入れてください。ここだと違うカテゴリの記事になりますので、なるべくご遠慮下さい!

    記事を宣伝目的では、使うことは基本的には私個人としては気にしないのですが、ビュアーさんの心証に関わるので気をつけてくださいね。

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