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Palette ~第7話~

2010年03月31日 00:00

「小説もっと長くする予定だったのに」

 こんばんは、どうも自分の趣味に時間が取れない状態です。おかげで小説も短くなってしまいました。次はきっちりと長さ作りますので、今回は勘弁してください。それではさっそくいきましょう。

 コメントの返事ですが、基本的に土日にすることになりそうです。あらかじめご了承下さい。

 続きから書いていきます!
 ぼんやりとした表情で、授業を受ける美和。それでも時間は流れていく。時々当てられたりするのだが、大した問題もなく答えていく。自分の性格を上手くコントロールできないことに軽く動揺しながらも、どうにか平静を装っているはずだ。そんな風に、美和が感じている。


 そして昼休みになる。美和のもとにはマリーとすみ子が来るのだった。ご飯を食べながら、マリーが話し出す。

「今日も亜季は来ていないんだね。早く学校戻ってきて欲しいよ。すみ子じゃ私の恋愛対象にはならないから、美和しかいなくて寂しいよー。」

 淡々と食べているすみ子がクールに答える。

「はぁー、私を恋愛の対象に見られても困るんだけど・・・。まあともかく、早く戻ってきて欲しいものだわ。何でかしらね、急に学校行けないとメール来てからさっぱりだから、なおさらね。」

 美和はそれを聞いて上手く話を返す。

「ホントにどうしてだろうね。亜季ちゃんが来なくなった原因がなんだか分からないのは、ホントにねなんと言えばいいのか・・・。最近、雰囲気違かったけど。」

「そうだった?私はあんまり気付かなかったけど。すみ子は何か感じてた?」

「彼氏が出来てから少しおかしいなとは思ったけど。なんだっけ、彼氏の名前?うーん、思い出せないな。この学校の男の子だったような気もするんだけど。ごめん、無理。」

 ここで少し違和感を覚える美和だが、ここからさらにそれが増大していくのでした。

「そういえば、美和はどうして彼氏なんて作らないの?可愛くて、性格良くて、スタイル抜群で、家庭的。文句の付け所が無いんだけどなあ~。どうなんだろうね、すみ子?」

「確かにね。こんな全てが揃っている女の子早々いないと思うんだけどね。」

「まあ美和を狙っている男の子なんて、わんさかいるんじゃない?よく話し聞くし!私の美和には近づけさせないけどね~。」

 マリーの言っていることを聞いて、美和は少し動揺する。

(私に好意を向けている人が多数?ありえないよー。こんなことしたら世界歪んじゃうし。プジュルはそんなことするはず無いもの・・・。何かおかしいな、さっきの亜季の彼氏のことも少し違和感あるし。今回の任務はおかしいことばかりだよ。優実ちゃんが出来なかったことが私に出来るのかな・・・。)

 少し思い悩んだ美和でしたが、これを後で報告するということで自己解決するのだった。

「え~、ホントにカッコイイ人いたら私だって付き合うよ~。マリーの毒牙に襲われる前に守ってもらうもんね。」

「えー、何でよ!美和は私のものなんだから、他の子には譲らないよ。」

「もう。マリーったら~!」

と何気ない会話が続くのだった。
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