2009年06月15日 21:21



少し、ARIAの世界を解説しましょう。ARIAの舞台は、火星です。テラフォーミングによって、水の惑星となったところに、ヴェネツィアなどの建造物を移植して、星を形付けています。そこに星間を渡ってくる、この物語のヒロイン・水無灯里。目的はウンディーネになることです。ネオ・ヴェネツィアに降り立つと、周りの風景に圧倒されます。彼女の住むマンホール(地球)は、美観の合理化が進み、おそらく単調な建物の大量建立なんでしょう。そこに、一匹の火星猫さんが彼女の前に現れました。その猫さんについていくと、突然猫さんがゴンドラに飛び乗ります。灯里もそれに飛び乗って、郵便屋さんとの初対面を迎えます。この郵便屋さんが最終巻でいい役割を演じますよね。途中で、寝てしまって、慌てる灯里。しかし、郵便屋さんはそのまま目的の場所であるARIAカンパニーの前にいてくれました。そこにARIAカンパニーの社員のアリシアさんがようこそと歓迎します。部屋に入るとなぜかさっきの猫さんが…、これがこの会社の社長アリアだったのです。ここまでがAQUAの1話ですかね。
キャラクターは、マンホール出身の天然混じりのマイペース娘のヒロイン・水無灯里。些細なことから、素敵なことを見つけることが得意分野で、人を幸せにすることも上手です。すぐに周りの人と仲良くなるのが得意です。灯里の先輩で、水の三大妖精の一人「スノーホワイト」・アリシア・フローレンス。操舵術は抜群に上手で、灯里が来る前までは、しばらく一人で会社を切り盛りしていました。性格は温厚で、「あらあら」、「うふふ」が口癖。指導方針は、間違いをこれは違うと言って突き放すのではなく、これはこうだと言って一緒に良くしていこうという考え方。そのため、怒った描写がない。また相当な酒豪でもある。他の会社では、姫屋の跡取りであるしっかり者の藍華・S・グランチェスタやオレンジ・プラネットの天才ウンディーネであるアリス・キャロル、その先輩であり、残りの三大妖精の晃・E・フェラーリとアテナ・グローリィ。そして、各会社の社長アリア、姫、まぁくん。サラマンダーの暁、ノームのアル、シルフのウッディー。そして、そこに生活しているネオ・ヴェネツィアなどの人々が織り成すアリアの調べは、とても心地よくさせてくれます。
内容はある程度ぼかしますが、「物語は続いていく」・「人々は出会い、また分かれていく」というのがキーワードです。最終巻が終わっても、終わった感じがしない作品に思えるでしょう。ただ、それは全く変わらない状態でのフィナーレではなく、みんな状況が変わってのFIN。なんともいえない余韻を残すように感じられます。
話は、続けられますがこの辺で終わらせます。私はやっぱり灯里がすきですねえ。あの、絶妙な感性で発せられる素敵な言葉。とても透明な感性がいい感じに感じられます。そろそろ、打ち切りますか?それではっ。
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