2012年02月12日 20:06
「罪を犯すつもりはないわ。罰を与えるだけよ!」by戦場ヶ原ひたぎ
「理由なんか必要ないくらいお前が好きだ!」by阿良々木暦
「信用してない。でも、心配はしている。でも、それ以上に怒ってんだよ!!」by阿良々木暦
「カカッ、残念ながら今の儂はお前様に逆らうことのできん立場でな!主従関係は複雑であろうと、力関係ではお前様の方が上じゃ。吸血鬼の絆は魂の絆じゃと散々教えてやったろう?」by忍野忍
こんばんは、少し福島の方に行っていまして、更新が遅れてしまいましたが、アニメ「偽物語」の簡易草子の更新です。今回はなんかひたぎと翼の力関係が分かりましたが、まあ翼は黒さを隠さなくなったことで、ひたぎは完全に下僕と化してしまいましたね・・・。(笑)
それでは続きから書いていきます。それではいきましょう。ちなみに、私は原作未読で臨んでおりますので、間違った表現も散見されると思いますが、ご容赦をお願いします。


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完全には「囲い火蜂」の毒は取り除くことはできませんでしたが、火憐の熱を下げることに成功した暦。その朝にどこかに出かけますが、途中で真宵を見つけて話しかけるのでした。駿河との一件で改心した暦の行動に不信な眼差しの真宵で・・・。真剣モードと分かった真宵ですが、「囲い火蜂」について話す暦。月火と火憐が言っていることは正しいが、やり方が短絡的なんだと漏らします。それは暦が言っていることだと指摘する真宵ですが、逆に言えば火憐と月火に救われている人もたくさんいるだろうと諭します。そして、ひたぎの家の近くまで大人になるとはどういうことだという話をしていくのでした。

100本の鉛筆を不敵な笑みを浮かべながら削るひたぎに戦慄しながら、部屋に上がる暦。泥舟に話をつけに行くと言うひたぎですが、それについて行きたいと申し出る暦に前言撤回するように脅迫します。火憐が泥舟に怪異を付けられたのだと説明する暦ですが、悪意をもって父と母の離婚を促した詐欺師である泥舟が許せないのだと語るひたぎ。その話に「重し蟹」に憑りつかれたときには憎むことすらできなかったのだろうと心痛める暦ですが、泥舟が偽物だということが上手く繋がらない様子。それに対して、ひたぎは本物以上の偽物なんだと謎掛けのように語りますが、悪意には通用しない暦を置いて、罰を与えに行くのだと宣言するのでした。理由がないくらいひたぎが好きだと述べる暦ですが、一緒に行きたいときっぱりと言います。その言葉に泥舟のところに連れて行くことになりますが、その条件は泥舟との対決を終えてからひたぎがけじめを付けるということでした。

ひたぎの家にはまた夕方に来ることになりますが、暦が家に帰ると火憐がいなくなったのだと取り乱す月火の姿が。泥舟に会いに行ったようですが、彼のいる場所は分からないはず。火憐を捜しに行く暦ですが、その同様で現れるのが忍。忍の協力によって火憐の場所を特定する暦なのでした。
掘り下げポイント
・似た者同士の兄妹
今回一番面白かったところは、真宵が言っていたように、暦とファイヤーシスターズが似ているというところでしょう。暦は火憐と月火の考え方が正しくても、行動が短絡的だと指摘していましたが、それをさらに暦も同じであると示唆している真宵の指摘は的を得ていると思います。
暦の行動はやはりお人よしなところが多く、そのせいで数多くの怪異絡みの事件に遭遇してしまったのは今までの話を見てくれば分かりますが、それが短絡的ではないとは言い難く感じます。つまり、暦がひたぎたちを助けるという目的が理に敵っていたとしても、その手段がオーソドックスではなく、どうにか解決させたという趣が強く感じられます。
それによって助けられた真宵は、そのことを暗喩して短絡的な行動で助けられた人がいると言っていますが、それに暦が全く気付いていないのが面白いところなのかもしれません。兄妹の行動や目的は同族嫌悪な感じになるまで近いということが分かるでしょう。
・ひたぎの仇
今回のメインはやはり泥舟のもとへ向かうと決意するひたぎの気持ちでしょう。ひたぎにとっては5人の詐欺師の中で最も
恨むべき存在のようですが、その理由は家族を壊した張本人だったから。元々その兆候はあったものの、やはり悪意をもってやられたということがひたぎにとってはとてつもない楔になっているかもしれません。そのせいで自分が前に進むことができないのだとも思っている節がありますが、つまり泥舟が今の自分が前に進むためのステップだということでしょうね。それを乗り越えたときにどんな姿になるのか注目したいところです。
一方で完全に翼に調教されてしまったひたぎですが、もう完全に暦絡みでは傍から見るように翼が圧倒的に有利なんですよね。そのアドバンテージがあるからなのか、もうひたぎは翼には歯向かえない状況になってしまっています。元々能力という面では互角だと思われていた2人ですが、翼が前に進んだことや黒い部分を出すようになったことで、翼が有利に出ることになったと思います。そういうところで気圧されているのが今のひたぎかもしれませんね。
・真宵の冷静さ
今回も冷静に暦の答えていた真宵ですが、やはり外見と中身は全く違う感じですよね。暦のことを客観的にファイヤーシスターズと同じだと指摘していましたが、その答え方も直接的というよりは暗喩を用いた回りくどいと言っていいもので、本人には気づけばそれでいいという感じのものでした。真宵はもともと考えがなかなか深いものを持っている性格ですが、それをしっかりと形にできるのが印象的ですね。
暦がセクハラしないのを文句たらたらで言っていましたが、あの応対から暦の今の状況を察するのもすごいと思います。しかも、深くまでも物事を聞かずに、あくまでも第三者としての意見をいう感じはこのストーリーでは重要な局面で出てくることが多くあるかもしれませんね。
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