2011年12月05日 22:53
「ごめん、みんな!私、自分のやりたいことよく分かんなくなっちゃって・・・。ポプリ作りは楽しいけど、みんなみたいに将来もずっと続けていくか分からなくて・・・。色々考えてるうちに、ホントは私なにをやりたいんだろうって分かんなくちゃったってさ・・・。そんな中途半端な状態の自分がみんなの邪魔はしたくないって思ってたのに、却って心配させて、結局迷惑かけちゃってるし。ホント、ごめん・・・」by塙かおる
「魔法美少女かおた~ん!!」by沢渡楓&岡崎のりえ&桜田麻音
「この先何かが変わっても、今ここにみんなといることは変わらないから。今できる何かを残したい!この場所で・・・!」by塙かおる
「かおちゃんが企画した『私たち展(仮)』。どんなものになるか想像もつかないけど、でもみんなで作り上げたら、きっとその日は特別な1日になると思うので!何度も道に迷ったり、立ち止まったりして、夢の行き先はいつか変わるかもしれないけど、私たちの今はここにあるんだ!!『私たち展(仮)』、ちょっと不安で楽しみで、不思議な気持ちなので。」by沢渡楓
こんばんは、今日はアニメ「たまゆら」の簡易草子の日ですが、今回は完全にかおるメインの回でした。満を持してのこのメンバーの調整役で良心がメインでしたが、いやはや悩んでいたと思ったら、やりたいことが決まったらすぐに行動するタイプですか!しかし、誰かに似ているような似ていないような性格ですね、何か不思議と自分に対して言われている錯覚に陥りました。(笑)
それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像はアニメ「たまゆら~hitotose~」に著作権は帰属します。)
次回、第11話は「聖夜のものがたり♪なので」です。良かったら、拍手くださいな!多いとやる気が出ます!!


たまゆら~hitotose~ 第1巻 [DVD+CD] [Blu-ray] 価格 7350円(税込) 発売日 2011/12/21
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かおるの趣味はポプリ作り。材料を探しに日曜日ぶらっと出かけたいと思うかおるですが、麻音はサイン会で、のりえは「カフェたまゆら」のお手伝いで、楓はりほのお仕事の見学。それを聞いて、気にしなくていいと堂郷のところに行ってしまうかおるですが、その姿に違和感を感じるのりえ,楓,麻音なのでした。当のかおるはみんなが前に進んでいるのに対して、本当にやりたいことの見つからない自分はみんなの邪魔をしないようにと思っているようです。翌日、楓,のりえ,麻音は自分たちの予定にかおるを誘いますが、さよみのさよみのプチ秘境探検があると言われ、交わされてしまいます。しかし、怪しいと踏んだのりえの調べでバレてしまい、みんなに心配されてしまう始末。普通にしていると、余計ギクシャクする、そんな状況に自己嫌悪に陥るかおるなのでした。

そして、日曜日。楓ものりえも麻音もかおるのことが気になる様子。そんなに心配しなくてもいいのだと呟くかおるは、送られてきたメールを見るのですが、そこで自分のやりたいものについに気付くのでした。庭で土いじりをしていたかおるですが、そこに竹酢を持ったさよみが登場し、そのままかおるを「カフェたまゆら」に連行します。そこにいたのは、楓,のりえ,麻音でしたが、さよみが集めた模様。みんなかおるのことを心配して集まったようですが、そこでのりえの「ハーブケーキとホットミカンジュース」を見て、自分がどれほど心配されていたか気付くのでした。何をしたいのか分からなくなったのだとみんなに漏らすかおるですが、それは楓も麻音も思っていること。さらにのりえは怒髪天モードになりますが、かおるは周りのことを考えすぎなんだと叫ぶのでした。

ともかくのりえにケーキを食べさせられるかおるですが、そこで語られたのがのりえの遠足の思い出。それがかおるのおかげで特別な日になったと言いますが、楓も同意し、麻音もかおるがいるとホッとすると述べます。それは魔法みたいだということになりますが、ついに「かおたん」に反応するまでに元気を取り戻すかおるなのでした。自分のしたいことを見つけたのだと話すかおるですが、それは「私たち展(仮)」。日にちは、暮れの12月30日。場所はかおるの父の作業場。今できることを残したい、そう決意するかおる。それに応じる楓,のりえ,麻音ですが、楓はこの「私たち展(仮)」を不安で楽しみな不思議な気持ちで抱えているのでした。

掘り下げポイント
・変わっていく中での自分を残す
今回のメインはかおるでしたが、今までの嗅覚の効果を際立たせる効果ではなく、性格的なものがピックアップされた回でした。そんな回での楓の役割は、かおるの対して前に進んで行く存在。実際は自分だってそんなに考えていないかもしれませんが、他の人から見たら楓はしっかりと夢に向かって進んでいるように見えます。
楓にとって写真は今一番大切なものですが、ただそれはみんなの幸せを写真という形で残したいということが動機だと思います。父親が自分に教えた忘れ形見という面もありますが、今の楓にとっては前者の気持ちも無視できないものになっていると思いますね。
ちなみに、かおるが楓が進んでいると感じたのは間違っておらず、原因は呉のカサブランカの一件。りほが写真家というものに迷いを感じていたり、イラストレーターだったちもがお好み焼き、みそのがカフェをするようになったという経緯を聞いたりと大人の話題に触れられたから。それがもしかすると高校1年の楓にとっては大きな影響を与えているのかもしれませんね。
・さよみの気遣い
今回もはた迷惑に暴走していたさよみですが、やはり見た目お茶らけているように見えても、実際には違うことを考えてのものという感じも否めないのが間違えではないように感じます。最初のプチ秘境の誘いで、たぶんかおるが悩んでいたことを察していて、その後も改善しなさそうだから、手早く楓,のりえ,麻音を呼び出して、かおるを元気づける。
意外にどの場面でも適切な処方箋を持って来ているのはさよみ。まあ、手段を選ばないというか、手段がベターではないときは度々ですがね。(笑)ともかく、人を見ているという点はあながち間違いではないでしょう。しかし、本当にさよみのキャラは掴めないのが現状で、このまま最終回まで理解できずに終わる可能性が出てきましたね・・・。
・かおるにとっての「私たち展(仮)」
そして、最後が今回のメインヒロインのかおる。ずっと自分の夢が見つからず、それを見つけているように映る楓,のりえ,麻音に遠慮しているようでしたが、これが俗に言う「隣の芝生は青い」ということでしょうか?みんなまだそれをやりたいことであっても長期的に続けるかは考えておらず、今を生きているということが語られていましたが、一方のかおるは視点がみんなよりも先を見ていて、それでいて視野が広いので、考えてしまう感じです。
かおるは面倒見の良いお姉さんのようなポジションですが、それをよくよく考えると、周りのことを見ているからこそそれが出来るのであって、本当にみんなへの思いがしっかりとしているそんな気がします。ただ、それは逆にみんなに幸せになってもらいたいから、自分のことは二の次でいいという自分を殺すことにもつながりかねず、それが極端になったことで今回の一時不和になってしまったのでしょう。
そんなかおるの強いところは、決まったことへの準備の素晴らしさ。決めるまではうだうだしていても、それを決めてしまえば一直線に頑張り、みんなのために一生懸命取り組む。いわゆる縁の下の力持ちであり、それがあるから物事がうまくいくのかもしれませんね。自より他、それがもしかするとかおるの本当のキーワードなのかもしれませんね。
かおるが将来的になりたいものは、みんなのために働くこと。なんとなく夢がない話をすると公務員のようなものが向いていそうだなと思ってしまいますね。自分よりも他人のために働く、それならそういう道も未来に待っているかもしれません。また、イベントプランナーなども可能性としてはありますが、とにかく率先した行動力を持つ社会人になりそうですね!
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