2011年11月28日 23:59
「走り出したら止まらない。それが恋よ!恋の途中下車はないの、いつでもアクセルは全開!それで一巻の終わりになったとしても、その方が生きてるって感じがしない?ふふふ・・・、間違ったら引き返せばいいのよ!―到着♡」by塙さよみ
「たぶん、私が撮ると悲しそうな志麻子しか写らないよ・・・。志麻子はいつも強がる。でも、私には分かる、志麻子が撮った写真にはそういう気持ちちゃんと写ってるもん!たまには思いっきり泣けばいいのに・・・。悲しいときは、悲しいて言えばいいのに・・・。どれだけ志麻子が彼のこと想ってて、どんな気持ちで想いを伝えたか、私知ってるよ。だから、私にも気持ちぶつけてくれていいのに・・・。この子と私はいつも志麻子の味方だから・・・。」by保志まなみ
「まなみ、やっぱ私のこと撮って!間抜けな私の泣き顔・・・!!」by飛田志麻子
「悲しいはずの泣き顔が眩しくて輝いて見える!カメラの不思議がまた1つ、なので!」by沢渡楓
こんばんは、今夜はアニメ「たまゆら」の簡易草子の日ですが、非常に面白い短編が2つでしたね。しかし、短編だからといっても、全然世界観が崩れないからこのアニメは凄いなと思ってしまいますね!さて、主人公はももねこさまと飛田志麻子さんですが、最初はある程度軽い内容でしたが、後半はなかなか深いものでした。しかし、憧憬の路で号泣していたのは、昌子だと思っていましたが、志麻子だったんですね、自分は勘違いしていましたね・・・。
それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像はアニメ「たまゆら~hitotose~」に著作権は帰属します。)
次回、第10話は「明日のわたしはどんなわたし、なので」です。良かったら、拍手くださいな!多いとやる気が出ます!!


たまゆら~hitotose~ 第1巻 [DVD+CD] [Blu-ray] 価格 7350円(税込) 発売日 2011/12/21
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「ももねこさまの憂鬱、なので」

ももねこさまは、昼間はのんびりとしていて、楓たちに羨ましがられていますが、夜は竹原を見守る存在。竹原のある神社の賽銭箱をネグラにしており、そこを拠点にさまざまな問題を解決しているようです。しかし、そんなももねこさまでも猪には勝てず、逃げ出してしまうのでした。それでも、それが気になって仕方ないももねこさま。楓たちの何気ない励ましの声で奮起し、猪に立ち向かうことに。香の援護もあって見事猪を退けますが、それを内密にする勇者なももねこさまなのでした。

「失恋カメラ、なので」

お好み焼き屋「ほぼろ」でほぼろ焼き10枚を注文する志麻子ですが、それに驚きの様子のちも,りほ,堂郷。しかし、志麻子にムキになった堂郷のせいで、場が紛糾。仲裁案として、ちもがそれぞれ20枚ずつ焼き、残さず食べるようにと提案するのでした。結局対決は両者とも食べきれずでしたが、志麻子が突然食い倒れてしまいます。ちもには泊める場所がないということで、さよみに助けを求めることになるのでした。そして、運ばれたのが「カフェたまゆら」で、そこで楓とちもとさよみに見守られながら、夜は更けていくのでした。

翌日、志麻子を探していたまなみが現れましたが、一方の志麻子は楓,かおる,のりえ,麻音が来るときにはまた食い倒れていました。まなみ曰く、憧憬の路での志麻子の告白は結局実らずで、それが今の志麻子を作り上げているのでした。さよみの提案でドライブに出かけることになる志麻子,まなみ,楓,かおる,のりえ,麻音ですが、さよみのドライブで志麻子に悲劇が・・・。どうにか朝日山に到着することはできますが、そこからの夕方の風景に何かが吹っ切れた志麻子。その勢いで、想い人の写真を全削除してしまいますが、最初の1枚に自分を撮って欲しいとまなみに頼む志麻子。それに対して、もっと自分の想いをぶつけて欲しいと語るまなみの言葉に泣き顔を晒す志麻子ですが、それを頼まれた通りに撮影するまなみ。そんな様子を傍から見ていた楓は、悲しい表情がカメラの不思議で輝いて見えると驚きを隠せないのでした。

掘り下げポイント
・視覚から見る違い
今回のメインは、ももねこさまと志麻子でしたが、楓もその中で仕事をある程度はしていたと思います。今回の前半ではももねこさまの表情の違いを感じていましたし、ももねこさまの気持ちを知るのは視覚,嗅覚,味覚,聴覚では表情ということで視覚の楓がベターなのかもしれませんね。まあ、気持ちを感じ取れる香が一番目立っていたのは事実ですがね。
そして、後半の失恋話は、カメラ繋がりの志麻子とまなみとのふれあい。志麻子とまなみにとっては悲しいものでも、部外者の楓にとっては輝いて見えたということですが、それくらい一生懸命に生きているというところでしょうか?それとも、素直な姿が美しく写るのか、そこはよく分かりませんが、カメラの不思議以上の何かがあったかもしれませんね。
徐々に楓も成長しているように描かれていますが、そろそろ楓が変わっていっているということを中心に描いてきそうな予感がします。それくらい楓は変わっているのですが、それに1話使えるとは思えないので、ちょっとだけ触れるような感じになりそうですね。
・強がりも素直になるときは必要
今回のゲストは、志麻子とまなみでしたが、志麻子の気持ちがメインでも親友の真奈美の言葉もじーんきましたね。志麻子がなぜ竹原に来たのか分かりませんが、憧憬の路のことを引き摺っていたからなのか、それとも竹原という土地によく言っていた習慣なのか・・・。まあ、そこは置いておくとして、傷心の志麻子の食い倒れは何も上手くいっていない状態という感じでしょう。最後に大食いだということが描かれていますが、「ほぼろ」では最初失敗しているわけで・・・。
そんなことが「カフェたまゆら」でもありますが、それを変えたのがさよみの提案。さよみという存在は「たまゆら」の中で大きな変化があるときによく登場しますが、これは必要なものだったと思います。さよみの危ない運転で刺激を与え、到着したのが朝日山。ここはOVAでも登場していますが、何かと転機となるポイントのような気がしますね。
そこで心機一転をしようとする志麻子ですが、行動はそれでも心はちゃんと整理できていない。そんな志麻子を質すのが、親友のまなみの仕事。そこでしっかりと素直な姿になることで本当の心機一転になったと思います。しかし、失恋の悲しみは吹っ切るのがそれほど難しいのかとしみじみ思ってしまいます。
しかし、今回は千和さん,絵理乃さん,さあやさんと「ARIA」の藍華,灯里,アリシアが登場しましたが、千和さんの役はどうしてこうして本当は泣き虫キャラなんだろうな・・・?葉月さんはみんなほわほわ系ですし・・・。さあやさんは、まあアレで良いでしょう。(笑)
・香の存在感
今回はメインヒロイン陣よりも目立っていたので、香をチョイスしてみました。香は何か敏感なものがあるのかなと思っていましたが、気持ちのような気がしました。相手の気持ちに敏感というか、相手の思っていることを純粋に分かるという感じだと思うのですが、それに長けているのかなと個人的には予想しております。よく色んな方々に可愛がられている香ですが、裏を返せば相手の気持ちを読み取れているから上手く対応できるのかもしれないと思いました。
そんな香が存在感を見せていたのは、ももねこさまが猪に立ち向かったとき。猪と戦う前に香がももねこさまを見かけていましたが、楓が何となく違うと感じたのとはわけが違うほど違いを感じていました。そのために、猪のところまでついて行くことになりましたし、それが猪撃退の突破口にもなっていました。
普通にももねこさまと会話をして、通じ合っていましたから、たぶん今の香には気持ちが分かるんだろうな、そう思った回なのでした。
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