2011年10月11日 13:36
「心の目で見れば、見える!この可憐さ、可愛らしさ、野に咲く花のようなそこはかとない美しさが分からんのか!?」by東郷
「生徒たちあけで友情深め合うんも、青少年の健全な育成にゃあ、必要じゃけんね!」by「ほぼろ」店主
「いや、寂しいとか言ってないし!まあ、賑やかで楽しいけどさー・・・」by塙かおる
「・・・怪談用!」by桜田麻音
「ある意味幽霊より怖いお方が・・・」by岡崎のりえ
「わざわざ研究会抜けて来たのよ~♪かおるちゃんのメールがすご~く私に来て欲しそうだったし~!!」by塙さよみ
「街並みと一緒だ。堂郷先生にも色んな顔があるので。優しい先生の顔写真に撮れたらいいな・・・」by沢渡楓
こんにちは、少々遅れての更新になりましたが、「たまゆら」の簡易草子を書きました。今回の「たまゆら」はかなりじーんとくるストーリーだった感想。しかし、楓の声はまだ違和感が・・・。あと、堂郷先生はOVAに出てきませんでしたが、結構キャラの強い方だったな・・・。
それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像はアニメ「たまゆら~hitotose~」に著作権は帰属します。)
次回、第3話は「出現!たたかう女の子、なので」です。良かったら、拍手くださいな!多いとやる気が出ます!!


たまゆら~hitotose~ 第1巻 [DVD+CD] [Blu-ray] 価格 7350円(税込) 発売日 2011/12/21
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竹原の町に来て1カ月後、幼いころから仲良しだった塙かおると元気な岡崎のりえと物静かな桜田麻音と仲良くなった楓。父親の写真の場所を探し、みんなと朝日山の登ったりしているうちにそうなったようです。楓は引っ込み思案なところを直して、アグレッシブな自分になりたいと心に誓っているようなのでした。楓とかおるのクラスの担任の堂郷和太郎は、非常にエネルギッシュな方で、さらに寒いダジャレを連発するので、苦労が絶えないようで・・・。そんな話を昼休みにしていると堂郷が登場しますが、なぜかかおるだけ気に入られているようです。そして、その嵐が去った後、楓はかおる,のりえ,麻音に今日は祖母のデザート試食会があると伝えるのでした。

かおるは匂いが大好きということもあって、ポプリ作りが趣味。写真館の匂いはなかなか好きなようですが、マエストロのエロさにはドン引きしてしまうようです。下校途中に竹まつりの話題になる楓とかおるですが、楓にとっては久々のイベントのようなのでした。楓の祖母特製の「瀬戸内レモンパイ」の試食に舌鼓を打つ楓たちですが、明日かおるが家に1人だということでお泊まり会をしたいと提案する楓。カフェ「たまゆら」の2階で行われることになりますが、みんな楽しみな様子にホッとしている楓。

しかし、かおるが堂郷に竹まつりの準備を頼まれて来れなくなり・・・。その電話を聞いて、楓,のりえ,麻音は一緒に手伝うと言うのでした。東郷に頼まれた「お好み焼き人形」を作り終え、「ほぼろ」に東郷と一緒に行く楓たちですが、そこには東郷の想い人の「ほぼろ」店主の姿が。そこで、お泊まり会のことを零してしまう楓ですが、それをやんわりと止めてくれる「ほぼろ」店主なのでした。

楓の家でお湯を借り、カフェ「たまゆら」に戻っていく楓たちですが、帰り道の雰囲気に酔いしれます。楓は風景、かおるは
竹の匂い、麻音は竹風鈴の音、そしてのりえはムードに心が動くのでした。そのまま戻ってきた楓たちですが、寝っ転がりながら楓の写真を見ながら、プチ秘境の思い出を語り合います。そんな雰囲気を楽しく思う楓ですが、その気持ちはみんな共通のようです。盛り上がってきた一同ですが、ここで麻音が持ってきた怪談用BGMで変な方向に・・・。そこでさらに変な物音が・・・。

そして現れたのは、かおるの姉のさよみで、大学の研究会を抜け出してきたようです。堂郷の話になりますが、今回の竹まつりの準備はかおるを気遣ったからだと教えるさよみ。さよみは堂郷が意外とちゃんと1人1人のことを見ていると言いますが、その優しい顔を撮りたいと思う楓。その後は、さよみも含めて楽しい夜が続いていくのでした。楓,かおる,のりえ,麻音が寝た後も、楓の写真を捲るさよみ。そんなときに楓が起きますが、さよみは楓が戻ってきたことにありがとうと言います。楓が来るのを楽しみにしていたのだと言うさよみですが、これからいろいろなところに行こうと約束する2人なのでした。

掘り下げポイント
今回から掘り下げポイントを書いていきますが、基本的には主人公の楓と一番上、次をこのストーリーで重きを置いたこと、そして最後にそのストーリーで一番目立ったメインキャラで書いていきます。
・アグレッシブ!
新しい町でアグレッシブになると思っている楓ですが、今回行動に出たのがお泊まり会。詳しくはOVA版を見れば分かりますが、かおるとは長い付き合いの一方で、のりえと麻音とはまだ1カ月しか知り合ってから経っていないのですよね!もちろん、プチ秘境へ行ったり、色んなところにも行っていますが、それでも年月は経っているとは言い難いですから・・・。
アグレッシブは楓のずっと目指している姿勢ですが、現在は写真を撮ることだけがそれを達成している状態。それ以外だと、凄くあわあわしてしまって、引っ込み思案全開な感じですね。それが徐々に変わっていくのもこのアニメの見所なのかもしれません。
今回はこの町が好きな楓が、身近でも少し苦手だと思っていた堂郷について、見方が変わる話。やはり、本当の気持ちを知るのは色々な顔がある人間という生き物の中から見つけ出すのは難しいことなのかもしれません。それをきっちり見えたときにたまゆらの入った素晴らしい写真が作れるのかもしれませんね。今回は、お泊まり会で1枚ぶれてしまったにもかかわらず、たまゆらの入った写真がありました。それはみんなの身持ちが共通して楽しいということだったから。そのように自分は思いました。
・気遣いの大切さ
気遣いというのは人それぞれ。メインキャストの楓,かおり,のりえ,麻音は全体的に物が感じられた印象ですが、楓の祖母,堂郷,さよみにはなんとなく「非物」という感じがありました。気遣いとは必ずしも物体として存在している必要はないということについては多くの人が賛同してくれると思います。
堂郷の気遣いは、一見すると身勝手で傍若無人、その上で周りをかき乱しているように映る人も多いかもしれません。しかし、その根っこの部分はみんなを元気にしたいという純粋な気持ちで、それを知ってしまうと非常に合点いく行動が多い(全部ではないですが・・・)でしょう。
また、さよみの気遣いも、かおるが心配だからということが本心ではあるかもしれません。しかし、それを面と向かって言うことが近すぎて難しい。また、自分の性格上普通では言えないことも分かっているのかもしれません。そんな気持ちを楓に漏らしたのは、みんなが寝てしまったというある意味非現実な空間であったから。夜遅くで、場所はカフェ「たまゆら」。この条件があったからこそ言った言葉なのかもしれませんね、
そして、あまり今回登場していない楓の母と祖母は裏方には回っているものの、気遣いということは端から端まで映り込んでいる感じ。それがあるからこそ、この話が生き生きとしているのかもしれませんね。本当に何から何まで上手く計算されている空間、そのように感じた第2話でした。
・寂しがり屋のかおちゃん
今回、3人の中では一番目立っていたのはかおる。楓の幼なじみで、それこそ楓にとっては同級生でもしっかりもので頼れる存在だと思っています。そんなかおりも実際は非常に寂しがりやで繊細になることも。また、頼れるということは頼られることも多く、そのために堂郷の仕事も引き受けてしまったのでしょう。
そんな損な役回りも多くあるかおるですが、役割としてはしっかりものポジションである他にも、物事を匂いで表現するときの演出。それぞれが、そういう五感のうちの1つを担っている感じがあり、それが今回も竹まつりの前の幻想的な雰囲気で発揮されていました。
普段はあまり自分を出さないかおるですが、そんな彼女が時折見せる本心はなんとなくホッとした気分にさせてくれる、そんな気がします。
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