fc2ブログ

BLOOD‐C 第12話 「わすれじの」 簡易草子・総評

2011年09月30日 20:43

「そうだね、演じられない役者には舞台を降りてもらおう!」by七原文人
「初めて会えた、己に近い者。嬉しかった、共にいられて。それは偽りでねえ。だからこそ、苦しかった。」by更衣唯芳
「あの男に囚われる前に願った。己のままでいたいと思う小夜の願い。叶いはしたが、次の願いのために行くか、小夜?けれど、その願いは―」by四月一日君尋


 こんばんは、今日2つ目の更新ですが、「Blood-C」の引きはやはり劇場版ですか・・・。想定の範囲内ですから良いのですが、ブラッドシリーズはこのパターンばっかりですね・・・。しかも、R指定は確実かな・・・。好きなシリーズですので、劇場版も見ようかなと思いますが、果たしてどういった結末になるのやら・・・。

 それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像はアニメBLOOD-C」に著作権は帰属します。)

 次回は、「劇場版Blood-C」ということですが、まあその方が良いでしょうね・・・。


[Blu-ray]
BLOOD-C 1 [CD付完全限定生産]価格 7140円(税込) 発売日 2011/09/28

にほんブログ村 トラコミュ BLOOD-C へ
BLOOD-C

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村


概略

blood 12-1

文人の登場で動揺する香奈子,ねね,のの,慎一郎ですが、小夜は完全に文人が今回の黒幕だと知ったようです。「朱食免」というのは、「古きもの」と人間が交わした、異形の者が人間を一定数食べていいという盟約。小夜は「古きもの」の血を欲する異形で、それをあの実験場に送ったのだと。作りたいものと確かめたいことがあるという文人は、小夜に人間の生活をさせて、前と同じ人になるのかという実験を開始した。根本が変わることがあるのかどうか、それを確かめるために文人は小夜に今の生活を課したのでした。

blood 12-2

 完全に記憶を取り戻した小夜ですが、文人は今回の問題を起こしたねね,のの,慎一郎を「古きもの」に殺され、香奈子も人間と古きものが交わった唯芳に殺されてしまいます。小夜の血によって、唯芳だけでなく、他の「古きもの」を操っていたのだと言う文人ですが、人間を食べられない暗示をかけたのは自分ではないとのこと。小夜は唯芳と戦うことになりますが、真価を発揮して唯芳を破ります。その後に、文人たちを追う小夜ですが、それを「古きもの」や私兵で食い止められてしまします。そんなときに逸樹が命を賭して小夜を庇いますが、それは演じているうちに恋心に変わっていたからだと・・・。

blood 12-3

 その後は、逃げる文人と優花を追う小夜ですが、文人の放った大量の「古きもの」によって、町が混乱。エキストラは「古きもの」と私兵に皆殺しされてしまいます。どうにか文人たちの乗ったヘリコプターを見つけ襲いかかりますが、あと一歩で銃撃されてしまう小夜。そのまま湖に落とされてしまうのでした。小夜が四月一日に願ったのは、自分のままでいたいという願い。それは叶いはしたが、次に小夜が選んだのは人間の街に繰り出すことでした。

blood 12-4





個人的解説および感想

今回の百人一首は、

忘れじの 行く末(ゆくすゑ)までは 難(かた)ければ 今日(けふ)を限りの 命ともがな

で、意味は、

「いつまでも忘れない」という言葉が、遠い将来まで変わらないというのは難しいでしょう。だから、その言葉を聞いた今日を限りに命が尽きてしまえばいいのに。

(参照:http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/054.html)

 今回は、小夜の覚醒と文人への復讐の始まりでしょう。劇場版への布石としてはまずまずの引きではありました。百人一首に込められている想いとは違いますが、あの思い出を忘れないで、自分の命の限りを尽くしてあの人を復讐すると言うのが意訳としてはスマートかなと思います。

 小夜は「古きもの」を捕食するものとして描かれていますが、ある意味では人間には何の興味を持たなくてもいいはずです。それが心を持ったということで良いのかなと解釈しましたが、少し要素が少なくて・・・。どうして、小夜が文人のところに行ったのかも分かりませんし、まだまだ大切なことが説明されていない気もしてきますねー。ともかく、劇場版を見ることで全部が分かるはずですから、見に行こうと思いますね。





総評

 劇場版に話は続くようですので、完全に評価を下すことは難しいですが、やはり日常パートが割合にすると多かった印象で、尺の使い方としてはもう少し小夜の正体について説明した方が良かったかなと思います。また、文人がかなりの権力者だということですが、具体的に何なのかは分からず、その点も少しだけでも言及して欲しかったですねー。

 戦闘シーンはなかなかの演出でしたが、規制がかなり入っていた感じ。BD版ではおそらくあれが解除されるんでしょうが、あまりにも暴力的で残虐なので、アレをそのまましていいのかどうか・・・。まあ、それでも戦闘シーンを見るアニメだったので、それはそれで大切かもしれませんが。

 クランプを入れたことで、ブラッドシリーズにホリックの四月一日君尋が登場してしまいましたね。最初はただの犬だと思いましたが、途中から福山潤さんが声を当て始め・・・。さらに、「願い」,「対価」で確定的になりました。もうモコナが弁当のおかずに描かれていたじゃ済まされないくらい入り込んだ感じですが、どうしてというのが個人的には強いですね。

 最後に、
キャスト・スタッフ、制作に携わった皆さま、独特なアニメをありがとうございました。劇場版ではきっちり締めくくることを期待しておりますよ!!
スポンサーサイト




web拍手


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://ariaprincipe.blog46.fc2.com/tb.php/1039-85e79001
    この記事へのトラックバック

    BLOOD-C 第12話「わすれじの」

    MAGI☆の日記

    BLOOD-Cの最終話を見ました。 第12話 わすれじの 「いいんですか?この状態で現れて」 「うん、まぁここまでになっちゃうと、ね…。小夜」 「文人、さん…」 「ハハッ、戻っちゃったかな…。コーヒー飲ん...

    BLOOD-C 第12話「わすれじの」

    SERA@らくblog

    劇場版なんかなければ良かったんじゃね? ラノベ1巻分でこの内容なら面白かったかもしれないけど。 アニメ1クールではぜんぜん足りなかったかなw 劇場版の内容まで含めて1クールなら良かったかもね? ...

    BLOOD-C 第12話「わすれじの」

    WONDER TIME

    「殺したいのか、僕を  でもね まだその時じゃないんだ、小夜」 新たな戦いの幕開け――… 小夜の記憶が戻った事で実験は終了、この町を去る文人さん!    小夜を追い詰める香奈子先生たちの所へ現れ...

    BLOOD-C第12話感想 ~復讐の旅路~

    サイネリア~わたしのひとりごと~

    第12話「わすれじの」

    BLOOD-C 最終話「わすれじの」「ひともをし」感想

    総てはオレンジの為に

     復讐するは、我にあり。(以下、劇場版の展開がなければやっぱ唯芳との対決で終わらせても良かった)

    【BLOOD-C】最終話 劇場版はレンタルDVD待ちで良いかな・・・

    にわか屋

    BLOOD-C #12 わすれじの 269 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2011/10/01(土) 03:45:54.32 ID:9Z8lXEBZ0 大阪のと比べて規制キツイのね(´・ω・`) 331 名前:風の...

    BLOOD-C 12話(最終回)

    アニメ徒然草

    メガネ探しの旅が、ついに始まる! というわけで、 「BLOOD-C」12話(最終回) さよなら絶望少女の巻。 わっしょいわしょしょい、グロ祭り。 何だろう、乾いた笑いしか出てこないや。 この全然う...

    BLOOD-C 第12話「わすれじの」(最終回)

    破滅の闇日記

    BLOOD-C 1 【通常版】 [DVD](2011/09/28)水樹奈々、藤原啓治 他商品詳細を見る  8頭身というキモイAAキャラがいましたね。>>1さんを追いかけている奴。後半の大虐殺で、2ちゃんのお祭りを連想しました...

    BLOOD-C 第12話 「わすれじの」

    世の為人の為に生きたいけど感想も書きたいブログ

    TV版最終話。 面白かった。劇場版が楽しみです。 【朱食免】 結局この漢字が正解という認識で良いんだろうか。 朱食免とは政府の極秘文書の名。 「国が手に入れた」という言い回しだったので、国が...

    (アニメ感想) BLOOD-C 第12話 「ひとをもし」

    ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人

    BLOOD-C 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray](2011/09/28)水樹奈々、藤原啓治 他商品詳細を見る *一週間のアニメを濃く熱く語るラジオ、毎週水曜日と金曜日夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」をチェック...