まにまにな娯楽ＤＡＹＳ : バカとテストと召喚獣にっ！ 第１０話 「僕と恋路と恋愛術っ！」 簡易草子

概略



　前回、瑞希を追いかけて行ってしまったせいで、完全に機嫌を悪くした美波。雄二も作戦失敗を嘆きますが、Ｂクラスの動向を聞き、すかさずムッツリーニにＤクラスがＢクラスに試召戦争の準備をしている情報を流すように命令します。それと並行して、秀吉に美春を呼び出してもらい、Ｆクラスに試召戦争をけしかけることも考えているようですが、場所は空き教室で美波からの承諾も取ったようです。そして、雄二は明久が瑞希に料理を作ってもらうようにと言いますが、それも作戦とのこと。それを使って、ムッツリーニはＢクラスの使者を『暗殺』。ムッツリーニはＡクラスで根本が話していたことが気になると言うのですが、その矢先に翔子が雄二のもとに来て、母親が風邪だからと雄二を連れていきます。



　雄二の不在によって、明久が雄二の代理を務めますが、案の定上手く行かず・・・。美春に明久は美波への態度を糾弾されますが、それで走って行ってしまう美波。そこで追いかける秀吉とＤクラス代表の平賀が退場して、残ったのは明久と美春。そこで何かを美春に伝えた明久ですが、それによってＤクラスがＦクラスに宣戦布告。雄二も合流して作戦に移りますが、総力戦では分が悪いということで代表戦。明久と美春が戦うことになりますが、途中で雄二がＦクラスのメンツを率いて明久を成敗。これによって、無事Ｄクラスとの休戦が達成されるのでした。



　補習室送りの後、明久は雄二とムッツリーニと秀吉寛いでいますが、そこでムッツリーニが取り出したのが代表会談の模様。そこでは明久が美波について話した内容もありますが、あまりの直接的な言葉に一同が赤くなってしまいます。それを教室の外で聞いていた美波ですが、家に帰ると葉月にどうしようもなく人を好きになってしまったと語るのでした。



　翌日、美波に会うことを考えると学校に行くのが憂鬱な明久ですが、登校途中ですごく元気な美波が現れます。その姿に何が何だか分からなくなってしまう明久と嬉しくて仕方ない様子の美波なのでした。


個人的感想

　今回は、明久が美波をどう思って接しているのかということを描いた回でした。普段は美波に乱暴な言葉を投げかけており、それは男友達のような感じ。全然恋愛対象に見られていないのではないかという美春の気持ちも分からなくもないですよね。非常に女の子から見た気持ちと男の子から見た気持ちの違いを感じた気がします。

　女の子にとって恋愛対象だと思われている人は、明久の瑞希への態度そのもの。お姫様のように扱って、非常に献身に優しく接するという感じでしょう。しかし、男の子にとって、瑞希のように接することももちろんありますが、逆に気軽に接する態度の子の方が実は本心からの態度を見せているということで本命だったりするわけです。まあ、明久にとって瑞希と美波のどちらが本命なのかは、いまひとつ分かりませんが・・・。たぶん、昔の思い出を明久が思い出すと瑞希になっちゃうんだろうけど・・・。

　とにかく、自分の本心を見せる相手に対して、恋愛感情がないというわけではなというのが結論でしょう。たくさんの人間がいますから、好意を示す態度も人それぞれという感じでしょうし・・・。男でも雄二やムッツリーニを見ていると分かりますよね？