まにまにな娯楽ＤＡＹＳ : Archives [ 2012年03月11日 ]

概略



　忍に全品１００円セールをしているからミスタードーナツに行きたいと言われる暦ですが、部屋を出ると月火の姿。最近火憐と別行動が増えたと言う月火ですが、話題は月火自身が正義を感じたことがないということに。他人のために正義を実行する火憐に対して、他人の影響で正義を実行する月火。この違いが月火にファイヤーシスターズの活動が潮時だと思わせるのでした。出掛けようとする暦ですが、月火の医者から一生消えないと言われていた傷が消えていることに気付き、月火の着物を脱がせて確認します。しかし、その疑念を拭い去る前に、月火にありえないディープな関係だと騒がれてしまう暦なのでした。



　ミスタードーナツでテンションの上がる忍ですが、暦との交渉の結果対象商品１０個で成立。嬉しそうに食べる忍に、暦は余弦と余接について尋ねますが、忍曰く余接は怪異だと言います。名前で縛っていると考えると、余弦の式神のような存在が余接であるのだと教えますが、余弦については近くでドーナツを食べていた泥舟に聞けばいいと述べる忍なのでした。財布ごと金を取られた暦ですが、泥舟は余弦が陰陽師だと伝えます。泥舟は２人と知り合いのようですが、このコンビの専門は不死身の怪異だと不気味に語るのでした。



　店を出て自分だとが標的だと思う暦ですが、忍は自分たちではない不死身の怪異がいるのだと考えているようです。家に帰ると目の前には余弦と余接がいますが、彼女らはキスショットの問題は解決済みなんだと語ります。そして、今の自分たちの標的は「火の鳥」月火で、不死身の怪異なんだということでした。忍のおかげで、いったん退散する余弦と余接ですが、明日人間を騙す怪異を「正義の味方」として成敗するのだと言い去るのでした。

　



掘り下げポイント

・偽物の兄妹

　今回のメインは月火が怪異だということでしたが、序盤の傷の場面でもう大体ネタバレでしたね。まあ、つきひフェニックス１話でもう説明はされていましたが、問題はどうして月火が怪異だとということに暦たちが気付かないかということでしょう。「火の鳥」の怪異の力が記憶の改竄や操作ができるとするのか、暦の母が怪異の子供を産んだのか、はたまた産んだ子供と入れ替わったのか。とにかく、憶測の域を抜けませんが、結論の月火は不死身の怪異であることは事実なのでしょうね。

　結局、暦と火憐に対して、月火は実の妹ではないというのが結果ですが、それでも今後の関係がどうなるかが気になります。火憐も月火が偽物だと理解することになりそうですが、意外にファイヤーシスターズはこのまま続きそうな感じがします。その辺も気になりますが、まずは暦と火憐と月火が余弦にやられないことが先決なわけで・・・。

　次回は暦と余弦のバトルになりそうですが、まあ暦は瞬殺レベルでしょうね・・・。果たして、月火を守る妥協点を生み出されるかが近い未来の課題かもしれませんね。



・陰陽師の目的

　今回の余弦と余接のコンビの目的は不死身の怪異の討伐のようですが、ターゲットは月火。「例外のほうが多い規則」の使い手である式神の余接に、戦闘能力が純粋に飛び抜けている専門家の余弦では全く暦では相手にならない気がしますが、果たして次回はどれほどの力の差を見せてくれるのでしょうかね？

　余弦と余接のコンビは怪異に対する認識が原理主義というのか断固とした意思のもとによる例外なき討伐のスタンスですが、それを見るとメメとの違いが明らかでしょう。メメは基本的にはお人好しなのに対して、余弦にはそれがない。能力的にはメメと同格でしょうが、まあ性格的に暦とは反りは合わなそうです。まあ、普通のゴーストバスターはこれほどでないと本物ではないのかもしれませんね。

　「火の鳥」問題をどう片づけていくか気になりますが、おそらく次回は暦との戦いがメインになりそうです。しかし、妥協点は見いだせるかが全く不透明で、本物の強さに注目がいってしまいそうですね！