」の簡易草子の日ですが、内容はやっと出揃った3人。しかし、それぞれにとって多くのことを得られる大会だったと思います。しかし、千早はやはり新のことの方が気になっていると分かりましたね・・・。これはこれで太一が美味しい役になるわけですが、やっぱり可哀そうな感じは否めない・・・。
」の原作を読んでいるので、少し不親切に書いてしまっているところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像は
概略
練習に励む瑞沢高校かるた部ですが、千早は呼吸や丁寧さを心がけながらも詩暢の強さに対抗するものを必死に探そうと休憩も取らずにすごい集中力で頑張ります。それを見た勉はこの集中力の10%でも勉強に向けたのならば、成績もきっとよくなると呟き、奏は泣き出してしまうのでしたが・・・。クイーン・名人戦予選まで最後の吉野会大会参加を学業の成績不振を理由で宮内先生に止められる千早ですが、なんとその翌日は定期テスト初日のようです。このままだと留年の危機のようで、将来のことを考えろと諭されてしまうのでした。専任の教師として勉が千早に勉強を教えますが、優征も泣きつき出し・・・。結局、吉野会大会はB級の太一だけの参加となってしまうのでした。

大会当日、翌日のテストの勉強に励む千早と優征と勉ですが、千早は結局太一のことが気になって学校から逃走し、川口に向かってしまいます。2回戦を突破して、A級の選手と一緒になる太一ですが、そこにいたのは新。そして、3回戦前に携帯電話の電話番号を渡される太一ですが、新が来ることに意識が行ってしまい、3回戦は散々なことに・・・。

千早が到着した時には太一は3回戦で敗退した後でしたが、太一は大会に新が来ていることを伝えます。そして大広間に来た千早が見たのは、準々決勝で坪口と戦う新の姿。準々決勝を11枚差で快勝した原田先生ですが、千早が来たことに気付きながらもそのまま控室へ。そこで沈んでいる太一を見つけますが・・・。一方、新は坪口相手に圧巻の戦いぶりに心奪われる千早。そんなときに太一が戻ってきますが、千早は太一の腕を取って新が戻ってきたことを喜ぶのでした。それは太一にとっても嫌だと思う以上に戻ってきた嬉しさがあるようなのでした。

結果は坪口の2枚差勝ちでしたが、負けて悔しそうな新に坪口は白波会のエースだと言う太一。そして、新は千早と向かい合いますが、突然礼を千早に笑顔で答える新。その表情にボケッとしていると、密かに応援に来ていた奏に学校へ強制連行されてしまうのでした。帰り道、桐壷の歌が恋の歌に聴こえるという言葉に何かを感じた奏ですが、千早は新のかるたを水みたいだったと振り返ります。そして、帰ってくると勉にやりたいことをやるにはやりたくないこともやらなければならないのだと、太一のずっと学年1位であることを例に出して千早に教えるのでした。そのことで勉強に打ち込むことを決める千早ですが、それを陰ながら見ているのが宮内先生で・・・。

太一は新とも別れて、反省会をしている原田先生と坪口と一緒に帰っています。新がすごい嫌なタイプだと振り返る坪口ですが、それでも周防名人には通じないと語ります。坪口も名人を目指していることに気付く太一ですが、電車に乗り込んだときに原田先生に特例でのA級昇級を認めると言われます。しかし、その提案を断る太一はA級になるより逃げないやつになりたいのだと語るのでした。千早、太一、新にとって今回の出会いの交差点で得たものは果たしてどう芽吹くのか!?
個人的感想 今回のメインは千早と太一と新のそれぞれの立場からのそれぞれの成長の予感でしょう。千早にとっては、新しい武器を得るのに悩んでいましたが、太一のやりたいことをするためにやりたくないことをやるという気持ちや新の水のようなかるたでやる気がさらに増しています。一方、太一は新が戻ってきたことで怖さを感じているようですが、同時にそんな自分が逃げないように頑張ることができると前向きに考えているようです。そして、新は千早と太一の存在が自分を再びかるたに戻してくれたのだという気持ちと自分が休んでいた間に強くなった2人と戦いたいという思いが生まれている感じですね。
みんな違っていても一生懸命に頑張っているのであって、その直向きさがほかの人への刺激になる。一概に頑張っていると言っても、それぞれの価値観や考え方は違うのですから、こうなるのかもしれません。ともかく、今回はみんな頑張っているのだから自分も負けずに前に進んでいこうという気持ちで行こうというものだったと思います。
しかし、太一は新が現れると本当に弱くなるから・・・。まあ、意識しすぎて冷静さを失ってしまうのでしょうが、これが克服されたときに「本当の強さ」を得るのかもしれませんね!
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