こんばんは、今回はついに千早の進化の始まりの1話でした。一方で瑞沢高校かるた部全体の地力の底上げも明らかになってきましたね。今回のメインは千早でしたが、それと同時にほかのかるた部のメンツも力を上達していることが分かるというのはなかなか面白い演出ですね。
」の原作を読んでいるので、少し不親切に書いてしまっているところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像は
概略
埼玉大会が始まりますが、千早にとっては初めての大人とのA級戦であり、太一たちにとっては昇段の機会。千早は初めてのA級の試合に緊張気味ですが、脳裏には原田先生の速く取るのをやめろという言葉。初戦の相手である金井桜はとても堅実なかるたをする選手。速さや感じが良いわけではないが、着実に札を取っていきます。千早はその試合で、耳が良いや感じが良いは武器だが、同時にミスをする弱点があると気付きます。それが仇となって苦戦する千早ですが、桜から札とだけ戦っているからつまらないと言われてしまいます。千早は桜との戦いがやりにくいと感じますが、それが勉の言っていた分析通りであり、桜は千早とのスピード勝負には乗らずに来ているのだと理解するのでした。

座る位置を競技線ギリギリから15センチ離れたところへと動く千早ですが、リーチの長さに驚く桜。札ごとのリズムを手に入れれば強くなると察したようで、それをさせないように場を掻き乱します。桜のかるたを見て、自分にないものを見つける千早ですが、それが札ごとの呼吸。6枚差で負けてしまった千早ですが、試合後桜のもとを訪れます。そこでかるたが好きで今でもクイーンを目指していると可憐に言われ、東日本予選で待っていると伝えられるのでした。

そして千早が決勝を見に来ますが、B級が太一と優征で、D級が奏と勉。名人戦予選には興味がないが太一には先を越されたくないと燃える優征。尊敬するかるたを取る奏だが、長所も短所も知っているから勝てると自分を奮い立たせる勉。そんな中、見守る千早の前で戦いが始まります。奏の姿勢が改善されていると気付く千早ですが、それは着物を着ているから。奏の本領発揮に対して、勉は奏の得意札を封じて流れを断ち、さらに奏の癖をうまく捉えて食い下がります。奏と勉の試合を見て、自分にないものを吸収していく千早。そして、2人の試合から盗めるものは盗んでいくと心に決めるのでした。一方、B級の決勝は大変なことになっているようですが・・・。
個人的感想 今回のメインは千早に足りないもの。原田先生は速く取るのをやめるようにだけ言いましたが、具体的にどんな武器を得るかは教えることをしませんでした。そのために千早は一生懸命にほかの選手を見て、その選手の良さを吸収していくことになるのですが、それが原田先生の思惑なのかもしれません。千早は頭でしっかりと理解したかるたというよりは、漠然とながら感じを吸収して自分の中に取り込んでいく傾向があり、それには多くのかるたから技を盗むのが一番手っ取り早いでしょう。
今回は桜から札の呼吸を、奏から札の引力と弱点を補う工夫を、勉からは相手を見るということとかるたの基本を教わりました。千早は今まで速さだけの選手ではありましたが、その卓越した素質だけでA級まで来たので感じ。しかし、A級はそれだけでは勝てず、さらにはクイーン戦にはそれ以上の武器が必要になるでしょう。つまり、ここで弱点をなくしていくことが将来の成長になるということで、千早の苦労が始まるのかもしれませんね。武器を得るためには能力が一時的に落ちることが近い未来ありそうですが、それを乗り越えたときに千早の強さが本格化するでしょうね。
次回の主役はおそらく終盤まったく喋っていない太一でしょうが、優征の強さに苦戦するのは必至。また、ここでも勝ち切れるイメージが太一にはないんですよね・・・。安定感がある一方で、決め手に欠くかるたが太一なので・・・。次回はついに2つの決勝の結末が分かりますが、いやぁ千早以外が決勝まで行くとは・・・。
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