」の簡易草子の日。内容は東日本予選の対戦ですが、1回戦は「小6のスピードスター」立川梨理華でしたが、続く2回戦は更なる強敵なわけですよね・・・。伏線は名人になろうという気持ちを失ってしまった村尾ですが、それに似た人間はいるわけで・・・。
」の原作を読んでいるので、少し不親切に書いてしまっているところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像は
概略
定期試験が終わり、クイーンの東日本予選まであと3日。テストが終わり、千早は久しぶりにかるたに打ち込みます。千早の成長を実感する太一と勉ですが、太一の脳裏には新の存在がチラつきます。太一はそれに触発されたのは札をすべて暗唱して見せ・・・。それに恐れ戦く奏と勉と優征ですが、千早も対局が終わってやっと気付きます。それをやってのけた太一ですが、優征はそれが長所であり短所なんだと言い出し、頭と体の両方が必要なんだと必死に叫びます。内心では太一と一緒に強くなっていきたいと思っているようで、その気持ちが伝わる太一。下校の途中で、宮内先生に千早は今回赤点なしであることを教えられますが、それはみんながいたからだと嬉しくなってしまうのでした。

そして迎えた東日本予選ですが、袴を勧める奏に今回は過酷な環境になるから遠慮すると遮る原田先生。そんなときに翠北会が通り過ぎますが、犬猿の仲のようで・・・。集中している千早に好感を覚える太一ですが、それを壊すのが須藤で、早く負けたら坊主という条件を千早に残していくのでした。そんな気負いも西日本予選をしているということで持ち直す千早。初戦の相手は詩暢の再来と期待される天才『小6のスピードスター』立川梨理華なのでした。

かなりの期待を背負っている立川ですが、それは周りの雰囲気から千早はしっかりと感じている模様。原田先生は千早に期待しているようですが、同じ不戦勝だった坪口に千早に速く取るのをやめるのは早かったのではと言われてしまいますが・・・。立川に速く取ることを期待される千早。しかしそれを我慢する千早ですが、札ごとの呼吸に重きを置く戦略を取ります。地味な戦い方と自覚しながらも、立川は昔の自分だと思う千早。その戦いが功を奏して、一進一退の互角の戦いをしますが、さらに揺さぶりをかけ始め、徐々に千早のペースになっていきます。

そんなときに、原田先生は千早に速く取ることにゴーサインを出しますが、そこからは千早の地力が圧倒的でスピードと感じで突き放し出します。一方的なゲームでも必死に頑張る立川ですが、かるたでも何でも良いから何かに大好きになって、自分を大好きになって欲しいと願う千早なのでした。試合に勝った千早ですが、それを見ていた原田先生は千早にはクイーンや名人のような天才に潰されないくらい武器を持ってほしいのだと坪口に理由を話すのでした。千早は立川にエールをもらって、次の2回戦へ。

それを新にメールする太一ですが、西日本予選では2年前に名人への挑戦者になったこともある村尾が1回戦で負けて混乱状態になっているようです。新にとって村尾は兄のような存在でかるたもすごぶる強かったようですが、名人の周防には勝てないと言われてしまうのでした。しかし、その時に太一からのメールに気付き、気持ちをを引き締め2回戦へ向かうのでした。
個人的感想 今回のメインは強さへの芽生え。千早にとっての武器は速さが挙げられますが、それはA級になるほどの才能ですから、それを伸ばしていくのが一番効率が良いかもしれません。しかし、将来的にクイーンを目指す千早を見ている原田先生にとっては、それでは絶対的な強さを得ることはできず、成長も頭打ちになると判断しての速く取ることをやめることを提案したのでしょう。千早に多くの武器を与えることで、安定した強さや精神的な安定などを齎すことは確実で、それを期待していると思います。まあ、千早の速さは終盤ではキレるので、序盤でのゆっくりとした着実なかるたができれば、格上でも勝負になるわけで・・・。
今回は千早自身は速さ以外の武器の大切さに気付きましたが、次回は自分の気持ちに向き合うことになりそうです。技術としてはかなりのものを得るはずですが、それに心がついていきませんと厳しいでしょう。また、新たな武器を得ると、それを得てからのしばらくの間はその得る前よりも能力が落ちることも危険性としてはあるわけで・・・。苦難を乗り越えてから、千早は本当の強さを得ていきそうですね!
新は兄的存在の村尾の転落を目の当たりにしていましたが、周防は本当に変態的な強さですからね・・・。しかも、性格が悪く、あんなかるたをされれば、誰だってかるたをする気になりそうもありませんね・・・。詩暢に比べて、周防はかるたへの姿勢も問題があり・・・。それでも新は太一のメールで気持ちを持ち直していましたが、良い刺激になっているようで何よりです。
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