」も非常に趣深い物語でした。しかし、第5話で2巻分も消費していないとは・・・。このペースだと尺的には余裕がありますが、どこまでやるのかが気になって仕方ないですね。最後に大江奏ちゃんがいましたが、なかなかなキャラですから、次回も注目です。
」の原作を読んでいるので、少し不親切に書いてしまっているところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像は
概略
前回の新の発言の引きから、千早と太一は福井に行くことにします。千早は千歳に借金までしてきたようですが、新に今会わないともう会えないと感じたようなのでした。一方、そんな千早と一緒に来た太一はどうも嫌な気分があるものの、そばにいたいという気持ちが強いようです。そんなときに最寄りの芦原温泉駅に到着する2人なのでした。

そのまま千早と太一は新の実家に来ますが、隣の家の由宇に新は駅前の本屋でバイトをしていると言われます。走り出す千早ですが、桜並木の途中で自分は新たに会いたいのか会いたくないのか考え出し、足が止まります。そのまま帰ろうと言う太一ですが、そこに自転車に乗った新が通ります。それを捕まえて、路肩に泥んこになりながら倒れる千早と新。そんな状況でも千早は会いたかったとだけ呟き続けるのでした。

千早は新の家のお風呂を借りることになりますが、髪が乾いたら帰ってくれと言う新。そんな新にかるたをしようと言う千早ですが、新はもうかるたはやっていないと改めて言い放つのでした。そこで千早は新の祖父の綿谷永世名人の遺影を目にしますが、かるたを蹴った新に激昂した太一によってそのまま家を出ることに。それでも諦めのつかない千早は家に戻ろうとしますが、そこにかるたの札を持った由宇。そのまま押し付けられて、水たまりに札が落ちてしまいますが、それを懸命に拾う千早。そこで千早は由宇に新がかるたを辞めた理由を尋ねるのでした。

新がかるたを辞めたのは、綿谷永世名人が脳溢血で倒れた後にずっと介護をしていたのですが、新のA級昇進の大会の日に発作で死んでしまったのだと。あれからかるたを触れなくなったのが今の新。そんな新はふと千早の手紙を見つけますが、そこに書いてある新は神様という言葉に感情の高ぶってしまいます。自分は神様じゃなくて、友達になりたい、そんな言葉を漏らす新なのでした。

特急しらさぎが発車しますが、そこを並走する自転車が1台。乗っているのは新で、来て欲しくなかったのはこんな自分を見せたくなかったからだと本音を心の中で呟きます。しかし、ずっと会いたかった気持ちは持っていたようなのでした。一方、新がかるたを嫌いになったわけじゃないと嬉し泣きをする千早。そんな彼女の姿に一緒に日本一のかるた部を作ろうと優しく語る太一なのでした。
個人的感想 今回はとにかく太一が良い味を出していますが、メインは新の再起でしょうね。新はA級選手にはなったようなのですが、その日に敬愛する祖父が死んでしまったことで、かるたがトラウマになってしまったようですね。しかし、そんな新を救ったのが一緒にかるたをしたことで友達になれた千早と太一。呪縛から解き放ってくれたのは友情ということなのでしょうね。
しかし、ホントに千早の恋心は未だに芽生えていないようで、普通なら三角関係に近い状態に見えるような・・・。まあ、それでも当の千早が全く恋沙汰に無頓着ですから、短期的には問題にはならないんでしょうねー。しかも、どう考えても、このままでは太一に勝算がない・・・。
太一はそんな千早の望むことを一生懸命に支えることを決心しますが、本当に千早が好きなんですねとしか言いようがありません。しかし、このポジションは一番辛いような気もしますね。なぜなら、想い人の身近であって、恋愛対象にはなりづらいところを自分から買って出たのですからね・・・。
次回から瑞沢高校かるた部の部員を集めていきますが、最初は「古典オタク」の大江奏ちゃんからですね。この話は非常にかるたというものの奥深さを感じられる面白い回ですので、期待して待っています!
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