こんにちは、どうにかこうにかゆったりとした気分で更新させていただきましたが、今回のテーマは人間の5つの感覚のなかで「味覚」がメインでした。しかし、ホントにのりえはいつも子供っぽいですが、それでいてスウィーツ作りには直向きさがありますよねー。今回の姿から本当にそんな面が見れたと思いました。篠田こまち役は広橋さんでしたが、「チームARIA」の声優としては葉月さん(水無灯里役),大原さん(アリシア・フローレンス役)に続いて、3人目(広橋さんはアリス・キャロル役)。次回が、そうすると麻音がメインで「聴覚」の話になるんだろうな・・・。
概略
カフェ「
たまゆら」のランチの前にゆったりと寛ぐ楓,かおる,のりえ,麻音ですが、のりえと麻音は呉に行く予定だったのをこのために変更しているようなのでした。香のような弟が欲しいと言うのりえには兄がいるようですが、可愛くないと・・・。そして食べてみるのですが、
たまゆらランチと桃のゼリーを堪能する一同。そして、のりえと麻音は呉に向けて出かけますが、それをついてくる女の子が1人・・・。

麻音がすぐに気付きますが、捕まえて話を聞くと、名前はこまちで、どうやらのりえを監視ためにいるのだということなのでした。小町がどうしてのりえの監視をしているのか尋ねますが、香のことが関連しているようです。そして小町の挑発に乗って、のりえは彼女を追いかけることにするのでした。それを見ていて、買い物を忘れているとのほほんと困ってしまう麻音なのでした。

土曜日の午後、楓はマエストロのところに写真の現像したものを取りに行きますが、食べ物の写真が上手く取れていなくてガッカリの様子。マエストロにコツを聞く楓ですが、どうも食べ物を撮るのは難しいとのこと。その後に、楓とかおるはのりえと麻音と合流して、カフェ「
たまゆら」に行きますが、そこには小町の姿が・・・。小町のスウィーツ勝負の挑発に乗るのりえですが、やはりパティシエ志望なのは事実で、こまちとの勝負は歴然の差。しかし、楓の祖母のおかげで、どうにかのりえは桃のゼリー、こまちはホットケーキに決まるのでした。

最初は全く上手く出来ない小町ですが、楓の祖母の誰かに美味しく食べてもらいたいという気持ちを聞いて、徐々に上達していきます。そして2人ともスウィーツが完成しますが、そこで判定を下す香が帰ってくるのでした。結果は引き分けですが、その後はみんなで食べてみることに。両方とも美味しいということですが、話はのりえがどうしてパティシエを目指すようになったのかに移ります。昔自分が熱を出して家族旅行が中止になったときに、兄がくれた二重焼きが発端だと言うのりえ。そして、スウィーツが甘く美味しいのは誰かに食べてもらいたいという優しさから出来ているのだと語り、甘いものは優しさで出来ているとまとめるのりえなのでした。

その後、楓の写真が出来上がりますが、なかなかの出来栄えだったようです。楓は甘くて美味しいスウィーツのように、自分もそんな写真を撮れる人間になりたいとふと思うのでした。
掘り下げポイント・スウィーツを食べるような幸せな写真 今回はメインがのりえだったこともあり、楓は完全に客観的なポジションでしたね。その中で、今回の楓の課題としては食べ物の写真を上手く撮れるようになること。最初の
たまゆらランチでの失敗を糧に、マエストロのアドバイスも参考にして、得たのが最後の写真。スウィーツは甘くて美味しいのは誰かに食べてもらいたいという優しい気持ちだと理解したことで、撮ることの出来たようです。
最初の楓はただ単に美味しそうだから撮ってみようと思って失敗してしまいましたが、それからの成長が素晴らしいと思います。ただ、楓の得意とするのは、やはり人がいて、その楽しい気持ちを写し取ること。それが楓の持ち味であり、今の彼女のベストの状態だと思います。しかし、色んなものを撮れるようになりたいと思うのは、楓の年頃なら十分ありうること。それを経験することで、本来の得意な分野もさらに伸びていくのかもしれませんね。
・香のことを想う 今回初登場の篠田こまちですが、とにかくインパクトのあるキャラだった印象。楓の弟である香が気になって仕方ない様子で、そのために香に気易く近づくのりえに勝手に敵愾心を持っていたようですねー。まだ、小学生ということで子供っぽさはかなり多く受ける一方で、非常におませな性格。それを周りのみんな(のりえを除く)は受け入れているのが良い感じでした。
まだまだ、自分が出来ることと出来ないことをはっきりと分けられなかったり、高校生には敵うわけがないと認識できなかったりと少し自己中心的な感はありますが、それはまだ小さいからということだと思います。その一方で、香への気持ちは本物で、それも周りには分かってしまっているのは微笑ましかったですね。
のりえは香に近付くためにスウィーツづくりに来ていると勝手に思い込んでいたこまちですが、今回はのりえのスウィーツづくりへの姿勢の真摯さを受けて、少しは見直した印象です。香が好きだということもありますが、それでもスウィーツづくりは本当に誰のためでもなく自分のためにしている、そう映ったのかもしれませんね。最後に、楓に宣戦布告していましたが、果たして・・・。
・幸せを運ぶパティシエに 今回のメインキャストの中でも主役だったのりえですが、今回のテーマが「味覚」だったのは明らかでしょう。やはり、美味しいものを食べれば、美味しい気持ちになれる。さらに、美味しいものを作るには、美味しいものを食べさせてあげたいという身持ちが無ければそれは作ることが出来ない。そういう結論になりましたが、まさしく正しい認識だと言えるでしょう。作品でこまちが最初の失敗したホットケーキを美味しくないと言っていたのは、勝負だと思って美味しいものを食べてもらいたいという優しさが足りなかったから。それが最終的にはそれが分かり、より良いものになったのは印象的でした。
のりえは、それを知ったのが嫌だといつも言っている兄であるようですが、そんな兄を実際は慕っているようです。自分に笑顔になってほしいと思った兄のメッセージが、今ののりえを作っているのでしょう。いつもは元気いっぱいののりえですが、それも彼女なりのみんなに笑顔になってもらいたいという気持ちで、それが他の人にも伝染している。それは素晴らしいことであると思いますね。
のりえの味覚については、楓の祖母特製の桃のゼリーで葛を入れていることに気付いたところが今回のポイントですが、それ以外にもこまちのホットケーキを褒める(これはまあどう判断するか微妙ですが・・・)ことなど。今後も味覚はのりえで行くと思いますので、注目して見ていきたいと思いますね。
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