こんばんは、今日2つ目の更新ですが、「Blood-C」の引きはやはり劇場版ですか・・・。想定の範囲内ですから良いのですが、ブラッドシリーズはこのパターンばっかりですね・・・。しかも、R指定は確実かな・・・。好きなシリーズですので、劇場版も見ようかなと思いますが、果たしてどういった結末になるのやら・・・。
概略
文人の登場で動揺する香奈子,ねね,のの,慎一郎ですが、小夜は完全に文人が今回の黒幕だと知ったようです。「朱食免」というのは、「古きもの」と人間が交わした、異形の者が人間を一定数食べていいという盟約。小夜は「古きもの」の血を欲する異形で、それをあの実験場に送ったのだと。作りたいものと確かめたいことがあるという文人は、小夜に人間の生活をさせて、前と同じ人になるのかという実験を開始した。根本が変わることがあるのかどうか、それを確かめるために文人は小夜に今の生活を課したのでした。

完全に記憶を取り戻した小夜ですが、文人は今回の問題を起こしたねね,のの,慎一郎を「古きもの」に殺され、香奈子も人間と古きものが交わった唯芳に殺されてしまいます。小夜の血によって、唯芳だけでなく、他の「古きもの」を操っていたのだと言う文人ですが、人間を食べられない暗示をかけたのは自分ではないとのこと。小夜は唯芳と戦うことになりますが、真価を発揮して唯芳を破ります。その後に、文人たちを追う小夜ですが、それを「古きもの」や私兵で食い止められてしまします。そんなときに逸樹が命を賭して小夜を庇いますが、それは演じているうちに恋心に変わっていたからだと・・・。

その後は、逃げる文人と優花を追う小夜ですが、文人の放った大量の「古きもの」によって、町が混乱。エキストラは「古きもの」と私兵に皆殺しされてしまいます。どうにか文人たちの乗ったヘリコプターを見つけ襲いかかりますが、あと一歩で銃撃されてしまう小夜。そのまま湖に落とされてしまうのでした。小夜が四月一日に願ったのは、自分のままでいたいという願い。それは叶いはしたが、次に小夜が選んだのは人間の街に繰り出すことでした。
個人的解説および感想今回の百人一首は、
忘れじの 行く末(ゆくすゑ)までは 難(かた)ければ 今日(けふ)を限りの 命ともがな
で、意味は、
「いつまでも忘れない」という言葉が、遠い将来まで変わらないというのは難しいでしょう。だから、その言葉を聞いた今日を限りに命が尽きてしまえばいいのに。
(参照:http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/054.html)
今回は、小夜の覚醒と文人への復讐の始まりでしょう。劇場版への布石としてはまずまずの引きではありました。百人一首に込められている想いとは違いますが、あの思い出を忘れないで、自分の命の限りを尽くしてあの人を復讐すると言うのが意訳としてはスマートかなと思います。
小夜は「古きもの」を捕食するものとして描かれていますが、ある意味では人間には何の興味を持たなくてもいいはずです。それが心を持ったということで良いのかなと解釈しましたが、少し要素が少なくて・・・。どうして、小夜が文人のところに行ったのかも分かりませんし、まだまだ大切なことが説明されていない気もしてきますねー。ともかく、劇場版を見ることで全部が分かるはずですから、見に行こうと思いますね。
総評 劇場版に話は続くようですので、完全に評価を下すことは難しいですが、やはり日常パートが割合にすると多かった印象で、尺の使い方としてはもう少し小夜の正体について説明した方が良かったかなと思います。また、文人がかなりの権力者だということですが、具体的に何なのかは分からず、その点も少しだけでも言及して欲しかったですねー。
戦闘シーンはなかなかの演出でしたが、規制がかなり入っていた感じ。BD版ではおそらくあれが解除されるんでしょうが、あまりにも暴力的で残虐なので、アレをそのまましていいのかどうか・・・。まあ、それでも戦闘シーンを見る
アニメだったので、それはそれで大切かもしれませんが。
クランプを入れたことで、ブラッドシリーズにホリックの四月一日君尋が登場してしまいましたね。最初はただの犬だと思いましたが、途中から福山潤さんが声を当て始め・・・。さらに、「願い」,「対価」で確定的になりました。もうモコナが弁当のおかずに描かれていたじゃ済まされないくらい入り込んだ感じですが、どうしてというのが個人的には強いですね。
最後に、
キャスト・スタッフ、制作に携わった皆さま、独特なアニメをありがとうございました。劇場版ではきっちり締めくくることを期待しておりますよ!!
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