こんにちは、今回は非常に短編の良さが出ていた回ですが、カミラ役は能登さんとは・・・。少しイメージがずれるのですが、まあ一応カミラも貴族なので、お淑やかな感じになったのかな・・・。あと久しぶりにかんちの演技を見た気がしますが、全体的に起用する声優陣の年齢が高いような・・・。まあ、凄く安定していていいのですがね!
概略第4話「叡智の書」
ある私塾には頭の良い子供たちが世界情勢について話しています。大人たちは愚かだと言い笑う子供たちですが、こんな大人たちに任せていていいのかという話題になっていきます。そんな話をしている1人の少女の手には幻書が。

古本屋でいがみ合うヒューイとダリアンですが、そこにヒューイの幼馴染である貿易商の娘であるカミラ・ザウアー・ケインズ(以下、カミラ)が現れます。カミラは教科書用の本を探しきたようですが、ふとヒューイと久々に話がしたいから自分の別荘に来て欲しいと言います。ダリアンを甘い物で釣って、カミラはヒューイとダリアンを自分の別荘に招くのでした。別荘で、ヒューイに「読むだけで頭の良くなる本」があるのかと尋ねるカミラですが、どうやらミルトレッドというカミラをライバル視している女性の私塾でそんな幻書を手に入れたと自慢された模様。しかし、生徒たちが頭が良くなりすぎてしまい、屋敷に引き籠るようになってしまったと。物の見方や性格まで変わったと言うカミラの証言で、ダリアンは幻書が「叡智の書」だと突き止めます。急いで回収するべきだと言うヒューイですが、放っておけばいいと呑気なダリアンなのでした。

しかし、ヒューイがミルトレッドの屋敷に案内するようにカミラに言うもんだから、スコーンを食べることの叶わないダリアンはしょんぼり気味・・・。ミルトレッドから話を聞いて、子供たちの元へ行くヒューイとダリアンですが、人間以上の能力を持っている存在である子供たちのやることは「なにもしない」こと。人類を支配するメリットが無いと口々に言う子供たちですが、どうやらこのままここでダラダラ過ごすとのこと。それを聞いて、「叡智の書」を持って帰るヒューイなのでした。頭の良い人間ほど、何もしないと言うダリアンですが、残された「叡智の書」はヒューイが燃やすことにします。一方で、ダリアンの甘い物への想いは止まらず・・・。
第5話「月下美人」
アフリカから取り寄せた珍しいサボテンを屋敷で育てているダリアンですが、これは当初ウェズリーが育てていたもの。13年待たされて、今夜花が咲くそうです。そんなときにヒューイはカミラから送られてきたスイスチョコレートを見せますが、それにお茶の用意をするようにと浮かれ気味のダリアンなのでした。そんなときにグラックストン商会の2人組が現れますが、それは押し込み強盗。「夜の女王」を呼ばれる高価な本を要求するのですが、どうもウェズリーが大枚を叩いて取り寄せた情報があるようです。ヒューイは銃弾を受け、チョコレートは食べられてしまい、さらになかなか見つからない本に1人が裏庭に行きますが、それを嫌がるダリアン。そして悲鳴が聞こえ、もう1人が裏庭に行きますが、そこには「夜の女王」が・・・。どうにか縄を解いたヒューイとダリアンですが、行ってみるとそこには花の咲いたサボテンがあります。ダリアンはそのサボテンが「夜の女王」であり、食虫植物のようなもの。それによって強盗は2人とも食べられてしまったようで・・・。次の咲くのは13年後・・・。

それを翌日、カミラに説明するヒューイとダリアン。一方、ダリアンはカミラの新大陸のファッションに文句タラタラの様子です。こんな何もないところに来た強盗が災難だと言うカミラですが、ダリアンは自分のお気に入りに傷を付けた報いだと語るのでした。それを聞いてカミラはダリアンの真意を知ったようで・・・。
個人的解説 第4話「叡智の書」は原作「
ダンタリアンの書架」第1巻第3話(エピソード3)の話でした。効果としてはヒューイの幼なじみであるカミラを登場させるのがメインだった回だと思いますが、今後もカミラは度々ヒューイとダリアンのところに来ますので、こうご期待!話の内容は、頭の良い人ほど挑戦することをしないということ。成功する確率よりも失敗する確率の高い世の中であるから、単純計算をすれば「なにもしない」のが一番ということでした。原作でもほぼ同じだったので、今回はあまり原作との比較や原作からのサプリメントは行いません、悪しからず・・・。
第5話「月下美人」は原作「
ダンタリアンの書架」第2巻第2話(エピソード5)の話でした。ヒューイとダリアンのもとにグラックストン商会の2人組が押し入り強盗をするお話。ウェズリーが取り寄せた高価な本は「夜の女王」というサボテンだったというもの。話の中心はダリアンがヒューイを気にいっていることが明らかになる話。もともとヒューイには好意を持っていたダリアンですが、それがあからさまな言葉で言われたところは初めてだったと思います。ちなみに最後のヒューイとダリアンとカミラのお茶のシーンですが、カミラは原作ではいなかったのが
アニメと原作の違いだったと思います。カミラがダリアンのヒューイへの好意を気付かせるために登場させたかもしれませんね。そして、ヒューイは鈍感だと・・・。
個人的感想 今回はカミラの登場が中心でしたが、カミラ役が能登麻美子さんということですが、そうするとあと明かされていない重要キャストはヒロイン候補のジェシカ,「読姫」のフランベルジュとラジエルに「鍵守」のハルと教授あたりかな・・・。なんかベテランキャストで来そうなので、安定はしそうですが、ラジエルは中毒性のある声の方が良いかと・・・。
さて、今回はダリアンが非常に可愛かった気がしますが、その一方でヒューイは鈍感過ぎると思います。お気に入りということで普通に本を連想するのは酷い・・・。これならダリアンでなくとも怒る方が出るかもしれませんね。(笑)カミラの新大陸ファッションの再現度は少し気になりますが、まあダリアンもキャラデザを考えれば、妥当かもしれません。やはり、このキャラクターは絵が緻密ですからね・・・。次回が少しグロくなりそうですが、まあそれでも期待して待っていましょうかね!
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