2010年10月20日 00:00
「夜々可愛いよ・・・夜々!!」
こんにちはー。コツコツ作っていてやっとこの記事を完成させた仙谷隆家です。今回は久々になりました。作品紹介記事です。作品は「機巧少女は傷つかない」です。それではさっそく書いていきましょう!
これでひとまず3万ヒット記念記事は終了ですねー。次回はやるとしたら、5万ヒットでその次は10万かな・・・。10万は大学生のうちにできたら、かなり大々的にやる予定ですので、よろしくお願いします。・・・どうにか二分前に完成できてよかった。

機巧少女は傷つかない 1 Facing“Cannibal Candy” MF文庫J 海冬 レイジ著 税込価格: \609 (本体 : \580)発行年月 : 2009.11
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あらすじ
人形師・赤羽雷真はパートナーの自動人形・夜々ある目的のために大英帝国の機巧都市リヴァプールへ向かっています。ヴァルプルギス王立機巧学院では、人形使いのトップ「魔王」を決める戦い、通称「夜会」が開催されます。それを目指して、雷真と夜々ははるばる日本から訪れたわけですが、それには「夜会」の資格が必要だったのでした。そのために入学してすぐに挑んだのが、〈十三人(ラウンズ)〉と呼ばれる上位的な存在の1人シャルロットブリューとその自動人形ジグムントなのでした。
ここから始まる物語。夜々の激しい嫉妬や雷真の恋への鈍感、シャルのツンデレなどが絡み合って、わいわいガヤガヤな雰囲気の話です。さらにその裏に雷真の復讐の相手の存在や各キャラクターのそれぞれの思いなどが混ざり合う話となってします。
キャラクター
赤羽 雷真
赤羽家という人形師の家柄に生まれたのですが、兄の天才的才能の前に諦めがあった。しかしある日の赤羽家を襲った『悲劇』で雷真を除く家族全員が死んでしまった。犯人は兄であって、その後花柳斎硝子の手引きもあって、ヴァルプルギス機巧学院で『復讐』を計画する。恋には無頓着で、夜々やシャルの好意には気付かず、それがヤキモキさせていることも分かっていないようで・・・。性格はまっすぐで進んで、自分の体を呈して危険に飛び込みます。なので常時怪我をしている状態なんですねー。
夜々
花柳斎硝子の作り上げた最高傑作〈雪月花〉の一体の機巧少女。抜群の攻撃力,防御力,機動力を誇る高性能な自動人形です。性格は雷真への愛でいっぱいで、それは常に度を超えているようです。あまりにも雷真の態度が素っ気ないと、壊れてしまうことも・・・。そして雷真に好意を寄せる女たちには「女狐」と言い放つくらいの敵対的な態度を取ります。
シャルロット・ブリュー
ブリュー家という名門人形師の一族でしたが、あるときに皇太子の人間に人形が襲いかかったことで、貴族としての地位を奪われた経緯があります。本人は再建に向けて、ジグムントとともに「魔王」を目指しています。〈十三人〉の1人で、〈君臨せし暴虐〉という強力な人形師。性格は完全にツンデレで、基本的には雷真に対してかなり酷い態度をする。また体の一部には秘密があるようだg(ry。
第1巻ネタバレ
Prologue 極東の人形師#1
大英帝国の機巧都市リヴァプールに向かう極東からの風変わりな少年と少女の2人が列車に乗り込んでいます。そしてもうすぐ着くというときにまさかのブレーキの故障で、列車が万事休す。それに反応した2人ですが、果敢にも少女が外に出て列車の前に行き立ちはだかり、見事列車を止めるのでした。2人の名前は、人形師・赤羽雷真,自動人形・夜々。そして夜々の妄言も相まって、警察が来る前に一目散に目的の場所であるヴァルプルギス王立機巧学院に急ぐのでした。
Chapter1 竜を狩る者
学院に入ってすぐに、端正な顔立ちで均整のとれたプロポーションの美少女であるシャルロット・ブリューに遭遇する雷真と夜々。彼女はどうやら入学早々に上級生を5人病院送りにしたり、ルームメイトを窓から突き落としたり、解剖室や庭園を焼きはらったりという問題児のようです。ただ実力は夜会のトップランカー〈十三人〉の1人で、登録コードは〈君臨せし暴虐〉。その少女に戦いを挑む雷真なのでした。どうやら2日前にあまりの成績の落ち込む雷真でしたが、機巧物理学の教授であるキンバリーから参加資格についてのアドバイスをもらったからなのでした。
そして戦闘に入るのですが、その瞬間に10ほどの自動人形がシャルの自動人形・ジグムントに殺到します。そして万事休すに陥るシャルですが、ここで止めの鉄球が。しかしそれを受け止める夜々。そして10組の人形師&自動人形と戦うことになる雷真とシャル。そのまま夜々やジグムンドの力もあって、撃退することに成功するのでした。その後、仕切り直して戦おうとするシャルですが、それに今日が醒めたと言って立ち去る雷真と夜々。どうやらジグムントは怪我をしていたようで、それはシャルも知らないことだったのですが、雷真はそれを見抜いていたということなのでした。
その夜雷真と夜々はやはりいつもの調子で夜を明かしていましたが、その一方で同時刻、事件が起こっていたのでした。
Chapter2 遭遇戦は一瞬で
自動人形には〈イヴの心臓〉という魔術回路が内蔵しているというキンバリーの講義を聞いている雷真ですが、どうも英語がうまく聞き取れなくて夜々にノートを取らせているようです。その途中でシャルの目線に気付き、そちらに気を取られたときにキンバリーのチョークが直撃。そしてキンバリーとのやり取りの中で夜々が暴走して、掃除の罰を受けてしまうのでした。
昼休みに食堂に行くのですが、そこでお金を寮に置いてきて困っているとシャルが現れます。そしてシャルにお金を借りてどうにかなりますが、そのまま一緒に食べることになります。ジグムントの怪我について尋ねることで、確かに雷真が昨日気付いていたことが判明。そしてそのうちに雷真はマグナスを発見して、殺気立ちます。そしてどうやら彼に遺灰の袋を投げつけるのですが、それが意味するのは仇討ち。つまりマグナスは雷真の『復讐』の相手なのでした。その様子を見ていた風紀委員会主幹フェリクス・キングスフォードが雷真とシャルに話を掛け、雷真に夜会への参加資格を差し出すからお願いがあると言われるのでした。
Chapter3 混沌に誘う、甘言
その日の講義を受けて、出て行く雷真と夜々がいなくなってから。ジグムントに話しかけられるシャル。どうやらシャルと雷真が気が合うのだと言いたげなようです。そんな相手を倒せるのか尋ねるジグムントですが、叶えたい夢があるから排除するのだと言い放つのでした。風紀委員会に来た雷真と夜々ですが、そこで雷真はフェリクスに〈魔術喰い〉を倒してほしいという依頼されます。理由は雷真が犯人でなく、十分強いことで、さらに最近の辻斬りを防止することを考えているようです。そんな中、主幹補佐リゼットが現れて、新たな〈魔術喰い〉の被害が出たのだと報告されるのでした。
現場に行くフェリクス,雷真,夜々,リゼットたちですが、どうやら被害に遭った人形は昨日の騒ぎの一体〈鉄球使い〉であったようで、魔術回路がなくなっているようです。そしてそれを聞いて動揺するシャルですが、ここで改めて依頼される雷真でした。
『保留』ということでその場を後にする雷真と夜々ですが、途中でリゼットに呼び止められる雷真。そして夜々に軍部の意向を聞くように先に帰らせ、シャルの自動人形・ジグムントが禁忌人形だと話されます。そしてそれを思い出しながら、軍部からの許可も取り付けられた雷真は風紀委員会からの依頼を受けることにするのでした。そして朝起きる雷真ですが、そこにはなぜかシャルが・・・。そしてデートをしてほしいと言われるのでした。
Chapter4 虚構の晩餐
放課後、シャルとデートすることになった雷真ですが、どうやら〈魔術喰い〉を探すためだったようです。しかし風紀委員会から資料をもらっている雷真はそのことが無駄なことは分かっているのでした。このままだと一晩張り込みをしかねないシャルを見かねて、雷真はホントにデートをすることにします。保護者のジグムントの許可も貰い、機巧都市リヴァプールに繰り出す雷真とシャルですが、そこで自分の身の上を話す2人。雷真の目的はマグナスであることやそしてシャルを狙ったのは罰を求めての理由からだったことを語ります。一方シャルもフェリクスが自分なんかに優しくしてくれることが嬉しいと思うことなども話すのでした。
そして学院に帰る雷真とシャルですが、またもや〈魔術喰い〉の被害者が・・・。そしてここでフェリクスに嫌われてしまうシャルは、雷真に冷たく当たってしまい、完全に仲が拗れてしまうのでした。寮に帰る雷真ですが、今度は部屋でおかしくなってしまった夜々の姿が・・・。どうにかプレゼントのブーツを見て機嫌を直した夜々ですが、そこでどうやらシャルを疑っている雷真。どうやらジグムントが禁忌人形ということで、〈魔術喰い〉の可能性があるのだと。そんな疑念が渦巻く中、リゼットからシャルが寮からいなくなったのだと連絡が入るのでした。
Chapter5 つまり、始めの、始めから
そしてそのときに夜々の製作者である花柳斎硝子が寮に現れます。彼女は学院の厳重ね警備を掻い潜って、いろりを連れて雷真のもとへ訪れましたが、その目的は〈魔術喰い〉の情報を伝えるため。どうやら自動人形が壊されただけでなく、所有者たちもいなくなっているとのこと。これから手を引けばいいと言う硝子の言葉に、見捨てたくない奴がいると言って突っぱねる雷真。そしてそれを聞いて、雷真に野垂れ死ぬことも許されないのだと言うのでした。そしてジグムントの魔術回路は〈魔剣〉と呼ばれるもので、夜々の〈金剛力〉でも敵わないのだと言い、雷真を送り出すのでした。
雷真がいなくなってから、硝子といろりは話をしますが、どうやらさっき夜々の戒めを解いたようです。そして雷真には才能があり、それは兄の天才の前に見えなくなっていたのだと話す硝子。そしていろりが天全を倒せるのかと尋ねますが、そのときも相手に情けをかけるのだと予言して、そして自分を恨むかもしれないと語るのでした。
寮を飛び出した雷真は早速リゼットを見つけ、重要機巧保管施設への入場を願い出る雷真ですが、目的はフェリクスの〈ロッカー〉ではなく、リゼットのところ。そして扉を開ける雷真ですが、そこにはリゼットの死体が入っているのでした。そして同時に雷真の背骨に衝撃は走るのでした。
Chapter6 本性
シャルはどうやらフェリクスに何か言われて、寮を飛び出したようです。しかしそれは罠だったようで、風紀委員会に囲まれてしまい、フェリクスに〈魔術喰い〉だと宣告されてしまうのでした。一方『リゼット』に攻撃された雷真は瀕死の状態に。おまけに〈魔術喰い〉の協力者だとでっち上げられてしまいます。そして雷真の手当てをしている警備員と風紀委員ですが、どうも殺気立っている様子。そんな中にキンバリー教授が来ますが、どうやら夜々も大ダメージを食らわされ、動けない状況になっているようです。しかしそんな状況で一瞬動きだす夜々。その姿は夜叉の姿だったようで・・・。
そして場所はシャルとフェリクス。そしてここで雷真に秘密を知られたのでやっつけたということと、自分の自動人形の〈魔術喰い〉とジグムントの〈ラスターカノン〉が似ていたために近寄ったのだと語るのでした。そして放心状態のシャルは万事休すですが、どうにか雷真と夜々が駆けつけてシャルを助けるのでした。
Chapter7 永久に飢える獣
どうやら夜叉のような姿になった夜々が雷真を警備員から奪って、シャルのもとへ来たようですが、そこで夜々からシャルの今置かれた現状を話されます。シャルの夢はブリュー家の再興で、それを聞いた雷真は自分以上のバカだと呟くのでした。そしてシャルのもとに辿りついた雷真はフェリクスにシャルは〈魔術喰い〉ではないと断言し、フェリクスと対峙するのでした。
フェリクスの自動人形はさっきまで『リゼット』だったもので、名前はエリザ。そんな中戦闘へ突入しますが、エリザは複数の魔術を使ってきて、追い込まれる雷真と夜々ですが、途中でその代償に喰った魔術が使い捨てだと言うことを見抜いた雷真は夜々の血を使って、弱点である気体への攻撃も固め見事フェリクスとエリザを打ち倒すのでした。
その戦闘を見ていたキンバリーとマグナスですが、どうやら途中で雷真が勝つことは分かったようで、いつの間にか立ち去っているのでした。
Epilogue
〈魔術喰い〉の一件でついに夜会への参加資格をもらった雷真。それはどうやら風紀委員会の不祥事を隠す目的でもあるようです。そして学院長から〈手袋持ち〉だと大々的に式で宣言されたとのこと。そして、キンバリーやシャルから祝福を受ける雷真なのでした。
こんにちはー。コツコツ作っていてやっとこの記事を完成させた仙谷隆家です。今回は久々になりました。作品紹介記事です。作品は「機巧少女は傷つかない」です。それではさっそく書いていきましょう!
これでひとまず3万ヒット記念記事は終了ですねー。次回はやるとしたら、5万ヒットでその次は10万かな・・・。10万は大学生のうちにできたら、かなり大々的にやる予定ですので、よろしくお願いします。・・・どうにか二分前に完成できてよかった。

機巧少女は傷つかない 1 Facing“Cannibal Candy” MF文庫J 海冬 レイジ著 税込価格: \609 (本体 : \580)発行年月 : 2009.11
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あらすじ
人形師・赤羽雷真はパートナーの自動人形・夜々ある目的のために大英帝国の機巧都市リヴァプールへ向かっています。ヴァルプルギス王立機巧学院では、人形使いのトップ「魔王」を決める戦い、通称「夜会」が開催されます。それを目指して、雷真と夜々ははるばる日本から訪れたわけですが、それには「夜会」の資格が必要だったのでした。そのために入学してすぐに挑んだのが、〈十三人(ラウンズ)〉と呼ばれる上位的な存在の1人シャルロットブリューとその自動人形ジグムントなのでした。
ここから始まる物語。夜々の激しい嫉妬や雷真の恋への鈍感、シャルのツンデレなどが絡み合って、わいわいガヤガヤな雰囲気の話です。さらにその裏に雷真の復讐の相手の存在や各キャラクターのそれぞれの思いなどが混ざり合う話となってします。
キャラクター
赤羽 雷真
赤羽家という人形師の家柄に生まれたのですが、兄の天才的才能の前に諦めがあった。しかしある日の赤羽家を襲った『悲劇』で雷真を除く家族全員が死んでしまった。犯人は兄であって、その後花柳斎硝子の手引きもあって、ヴァルプルギス機巧学院で『復讐』を計画する。恋には無頓着で、夜々やシャルの好意には気付かず、それがヤキモキさせていることも分かっていないようで・・・。性格はまっすぐで進んで、自分の体を呈して危険に飛び込みます。なので常時怪我をしている状態なんですねー。
夜々
花柳斎硝子の作り上げた最高傑作〈雪月花〉の一体の機巧少女。抜群の攻撃力,防御力,機動力を誇る高性能な自動人形です。性格は雷真への愛でいっぱいで、それは常に度を超えているようです。あまりにも雷真の態度が素っ気ないと、壊れてしまうことも・・・。そして雷真に好意を寄せる女たちには「女狐」と言い放つくらいの敵対的な態度を取ります。
シャルロット・ブリュー
ブリュー家という名門人形師の一族でしたが、あるときに皇太子の人間に人形が襲いかかったことで、貴族としての地位を奪われた経緯があります。本人は再建に向けて、ジグムントとともに「魔王」を目指しています。〈十三人〉の1人で、〈君臨せし暴虐〉という強力な人形師。性格は完全にツンデレで、基本的には雷真に対してかなり酷い態度をする。また体の一部には秘密があるようだg(ry。
第1巻ネタバレ
Prologue 極東の人形師#1
大英帝国の機巧都市リヴァプールに向かう極東からの風変わりな少年と少女の2人が列車に乗り込んでいます。そしてもうすぐ着くというときにまさかのブレーキの故障で、列車が万事休す。それに反応した2人ですが、果敢にも少女が外に出て列車の前に行き立ちはだかり、見事列車を止めるのでした。2人の名前は、人形師・赤羽雷真,自動人形・夜々。そして夜々の妄言も相まって、警察が来る前に一目散に目的の場所であるヴァルプルギス王立機巧学院に急ぐのでした。
Chapter1 竜を狩る者
学院に入ってすぐに、端正な顔立ちで均整のとれたプロポーションの美少女であるシャルロット・ブリューに遭遇する雷真と夜々。彼女はどうやら入学早々に上級生を5人病院送りにしたり、ルームメイトを窓から突き落としたり、解剖室や庭園を焼きはらったりという問題児のようです。ただ実力は夜会のトップランカー〈十三人〉の1人で、登録コードは〈君臨せし暴虐〉。その少女に戦いを挑む雷真なのでした。どうやら2日前にあまりの成績の落ち込む雷真でしたが、機巧物理学の教授であるキンバリーから参加資格についてのアドバイスをもらったからなのでした。
そして戦闘に入るのですが、その瞬間に10ほどの自動人形がシャルの自動人形・ジグムントに殺到します。そして万事休すに陥るシャルですが、ここで止めの鉄球が。しかしそれを受け止める夜々。そして10組の人形師&自動人形と戦うことになる雷真とシャル。そのまま夜々やジグムンドの力もあって、撃退することに成功するのでした。その後、仕切り直して戦おうとするシャルですが、それに今日が醒めたと言って立ち去る雷真と夜々。どうやらジグムントは怪我をしていたようで、それはシャルも知らないことだったのですが、雷真はそれを見抜いていたということなのでした。
その夜雷真と夜々はやはりいつもの調子で夜を明かしていましたが、その一方で同時刻、事件が起こっていたのでした。
Chapter2 遭遇戦は一瞬で
自動人形には〈イヴの心臓〉という魔術回路が内蔵しているというキンバリーの講義を聞いている雷真ですが、どうも英語がうまく聞き取れなくて夜々にノートを取らせているようです。その途中でシャルの目線に気付き、そちらに気を取られたときにキンバリーのチョークが直撃。そしてキンバリーとのやり取りの中で夜々が暴走して、掃除の罰を受けてしまうのでした。
昼休みに食堂に行くのですが、そこでお金を寮に置いてきて困っているとシャルが現れます。そしてシャルにお金を借りてどうにかなりますが、そのまま一緒に食べることになります。ジグムントの怪我について尋ねることで、確かに雷真が昨日気付いていたことが判明。そしてそのうちに雷真はマグナスを発見して、殺気立ちます。そしてどうやら彼に遺灰の袋を投げつけるのですが、それが意味するのは仇討ち。つまりマグナスは雷真の『復讐』の相手なのでした。その様子を見ていた風紀委員会主幹フェリクス・キングスフォードが雷真とシャルに話を掛け、雷真に夜会への参加資格を差し出すからお願いがあると言われるのでした。
Chapter3 混沌に誘う、甘言
その日の講義を受けて、出て行く雷真と夜々がいなくなってから。ジグムントに話しかけられるシャル。どうやらシャルと雷真が気が合うのだと言いたげなようです。そんな相手を倒せるのか尋ねるジグムントですが、叶えたい夢があるから排除するのだと言い放つのでした。風紀委員会に来た雷真と夜々ですが、そこで雷真はフェリクスに〈魔術喰い〉を倒してほしいという依頼されます。理由は雷真が犯人でなく、十分強いことで、さらに最近の辻斬りを防止することを考えているようです。そんな中、主幹補佐リゼットが現れて、新たな〈魔術喰い〉の被害が出たのだと報告されるのでした。
現場に行くフェリクス,雷真,夜々,リゼットたちですが、どうやら被害に遭った人形は昨日の騒ぎの一体〈鉄球使い〉であったようで、魔術回路がなくなっているようです。そしてそれを聞いて動揺するシャルですが、ここで改めて依頼される雷真でした。
『保留』ということでその場を後にする雷真と夜々ですが、途中でリゼットに呼び止められる雷真。そして夜々に軍部の意向を聞くように先に帰らせ、シャルの自動人形・ジグムントが禁忌人形だと話されます。そしてそれを思い出しながら、軍部からの許可も取り付けられた雷真は風紀委員会からの依頼を受けることにするのでした。そして朝起きる雷真ですが、そこにはなぜかシャルが・・・。そしてデートをしてほしいと言われるのでした。
Chapter4 虚構の晩餐
放課後、シャルとデートすることになった雷真ですが、どうやら〈魔術喰い〉を探すためだったようです。しかし風紀委員会から資料をもらっている雷真はそのことが無駄なことは分かっているのでした。このままだと一晩張り込みをしかねないシャルを見かねて、雷真はホントにデートをすることにします。保護者のジグムントの許可も貰い、機巧都市リヴァプールに繰り出す雷真とシャルですが、そこで自分の身の上を話す2人。雷真の目的はマグナスであることやそしてシャルを狙ったのは罰を求めての理由からだったことを語ります。一方シャルもフェリクスが自分なんかに優しくしてくれることが嬉しいと思うことなども話すのでした。
そして学院に帰る雷真とシャルですが、またもや〈魔術喰い〉の被害者が・・・。そしてここでフェリクスに嫌われてしまうシャルは、雷真に冷たく当たってしまい、完全に仲が拗れてしまうのでした。寮に帰る雷真ですが、今度は部屋でおかしくなってしまった夜々の姿が・・・。どうにかプレゼントのブーツを見て機嫌を直した夜々ですが、そこでどうやらシャルを疑っている雷真。どうやらジグムントが禁忌人形ということで、〈魔術喰い〉の可能性があるのだと。そんな疑念が渦巻く中、リゼットからシャルが寮からいなくなったのだと連絡が入るのでした。
Chapter5 つまり、始めの、始めから
そしてそのときに夜々の製作者である花柳斎硝子が寮に現れます。彼女は学院の厳重ね警備を掻い潜って、いろりを連れて雷真のもとへ訪れましたが、その目的は〈魔術喰い〉の情報を伝えるため。どうやら自動人形が壊されただけでなく、所有者たちもいなくなっているとのこと。これから手を引けばいいと言う硝子の言葉に、見捨てたくない奴がいると言って突っぱねる雷真。そしてそれを聞いて、雷真に野垂れ死ぬことも許されないのだと言うのでした。そしてジグムントの魔術回路は〈魔剣〉と呼ばれるもので、夜々の〈金剛力〉でも敵わないのだと言い、雷真を送り出すのでした。
雷真がいなくなってから、硝子といろりは話をしますが、どうやらさっき夜々の戒めを解いたようです。そして雷真には才能があり、それは兄の天才の前に見えなくなっていたのだと話す硝子。そしていろりが天全を倒せるのかと尋ねますが、そのときも相手に情けをかけるのだと予言して、そして自分を恨むかもしれないと語るのでした。
寮を飛び出した雷真は早速リゼットを見つけ、重要機巧保管施設への入場を願い出る雷真ですが、目的はフェリクスの〈ロッカー〉ではなく、リゼットのところ。そして扉を開ける雷真ですが、そこにはリゼットの死体が入っているのでした。そして同時に雷真の背骨に衝撃は走るのでした。
Chapter6 本性
シャルはどうやらフェリクスに何か言われて、寮を飛び出したようです。しかしそれは罠だったようで、風紀委員会に囲まれてしまい、フェリクスに〈魔術喰い〉だと宣告されてしまうのでした。一方『リゼット』に攻撃された雷真は瀕死の状態に。おまけに〈魔術喰い〉の協力者だとでっち上げられてしまいます。そして雷真の手当てをしている警備員と風紀委員ですが、どうも殺気立っている様子。そんな中にキンバリー教授が来ますが、どうやら夜々も大ダメージを食らわされ、動けない状況になっているようです。しかしそんな状況で一瞬動きだす夜々。その姿は夜叉の姿だったようで・・・。
そして場所はシャルとフェリクス。そしてここで雷真に秘密を知られたのでやっつけたということと、自分の自動人形の〈魔術喰い〉とジグムントの〈ラスターカノン〉が似ていたために近寄ったのだと語るのでした。そして放心状態のシャルは万事休すですが、どうにか雷真と夜々が駆けつけてシャルを助けるのでした。
Chapter7 永久に飢える獣
どうやら夜叉のような姿になった夜々が雷真を警備員から奪って、シャルのもとへ来たようですが、そこで夜々からシャルの今置かれた現状を話されます。シャルの夢はブリュー家の再興で、それを聞いた雷真は自分以上のバカだと呟くのでした。そしてシャルのもとに辿りついた雷真はフェリクスにシャルは〈魔術喰い〉ではないと断言し、フェリクスと対峙するのでした。
フェリクスの自動人形はさっきまで『リゼット』だったもので、名前はエリザ。そんな中戦闘へ突入しますが、エリザは複数の魔術を使ってきて、追い込まれる雷真と夜々ですが、途中でその代償に喰った魔術が使い捨てだと言うことを見抜いた雷真は夜々の血を使って、弱点である気体への攻撃も固め見事フェリクスとエリザを打ち倒すのでした。
その戦闘を見ていたキンバリーとマグナスですが、どうやら途中で雷真が勝つことは分かったようで、いつの間にか立ち去っているのでした。
Epilogue
〈魔術喰い〉の一件でついに夜会への参加資格をもらった雷真。それはどうやら風紀委員会の不祥事を隠す目的でもあるようです。そして学院長から〈手袋持ち〉だと大々的に式で宣言されたとのこと。そして、キンバリーやシャルから祝福を受ける雷真なのでした。
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2010年07月03日 15:43
「創世よ」by〈螺旋なる蛇〉〈王冠〉の位 タブラ・ラサ
こんにちは、やっと2日間かけて書き上げました。レンタルマギカの最新刊です。今回はいつきの巧みな行動で、〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉を驚かせました。そして最後はやはりあの方の状態が・・・。あとはヘイゼルの過去が気になるところ!

レンタルマギカ 白の魔法使い 三田 誠著 税込価格: \620 (本体 : \590)発行年月 : 2010.7
それでは続きから書いていきましょう。良かったら拍手くださいな!!ちなみにこれを2万ヒット記念にさせていただきます。訪問ありがとうございます!!

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第1章 魔法使いの選択
〈アストラル〉社長の伊庭いつきはイギリスの〈協会〉による元〈アストラル〉取締役のユーダイクス・トロイデのもとを訪れていました。それは〈銀の騎士団〉との魔術決闘の2週間後であり、〈協会〉でのその結社との友好契約宣言の2日後でした。そしてユーダイクスは自分の作り出した妖精眼の制御のためのコンタクトレンズの診断をしてもらいます。どうやらそのコンタクトレンズはもう1人の妖精眼を持つフィン・クルーダが使っていたものを参考にしていたということでした。その時の会話で、〈協会〉副会長のダリウス・レヴィには気をつけるように警告されます。そして最後に「お前は司の息子だ」といつきに言い放つのでした。それを嬉しく感じるいつきはそこを去ります。
外を出るとヘイゼル・アンブラーがいて、他愛のないやり取りをするのですが、そのうちにある計画の話になります。それはどうやら〈協会〉まで巻き込む嵐になりうるもののようです。そしてふといつきはヘイゼルに司がどんな人か尋ねますが、影崎の登場で煙に巻かれてしまうのでした。
ホテル・リンボに戻ったいつきですが、そこには葛城みかんとラピス、黒羽まなみの姿が。そして〈協会〉の〈アストラル〉担当兼〈銀の騎士団〉渉外役のクロエ・ラドクリフもいます。彼女はどうやら〈アストラル〉との魔術決闘の後もずっと担当をしてくれているようです。そしてここでオルドヴィーン・グラウツの焦って外から戻ってくるのですが、彼が見たのは〈協会〉の『魔法使いを罰する魔法使い』影崎だったのでした。その影崎にいつきはダリウスに会わせるようにお願いするのでした。
一方スラウの荘厳な屋敷に2人の魔女がいました。それは穂波・高瀬・アンブラーとアディリシア・レン・メイザース。彼女らは〈学院〉時代の話を経てから、いつきのことで話をします。今回のダリウスといつきの会談は一筋縄では行かないということでした。ただいつきの変化によってどうなるかは結局のところは分からないそんな感じで考えています。そしてアディリシアは穂波にもしも〈アストラル〉と対立することになったらどうするか尋ねます。そして穂波は貸し出し魔法使い(レンタルマギカ)としていつきと争うのだと。一方アディリシアも心にある思いを押し込め同意するのでした。
ロンディニウムにいつきは招聘され、ダリウスと対峙します。ダリウスのペースに飲まれ絶体絶命の状況に陥りますが、ここで〈銀の騎士団〉騎士総長であるジェラール・ド・モレーの登場で仕切り直しの機会をもらい、〈螺旋なる蛇〉の目的を知っているというカードを切ります。そしてそのままの勢いで、いつきは〈アストラル〉に〈螺旋なる蛇〉への対策結社としての権限を要求するのでした。それに対して〈銀の騎士団〉の存在もあって、ダリウスは飲まざるを得なくなってしまうのでした。
第2章 魔法使いたちの策略
〈協会〉の『魔法使いを罰する魔法使い』穂波と猫屋敷蓮はいつきとダリウスの会談の結果に驚いています。そして彼女らにも〈アストラル〉への監視役の命令が下ります。ここでも穂波は貸し出し魔法使いとして〈協会〉に従うと言いますが、猫屋敷の質問応対からどうも心の中では悩んでいるようです。それを知って猫屋敷は嬉しく思う反面、自分の過去に到達できなかった境地に彼女はいるのかもしれないと気にしているのでした。
いつきはクロエとともに京都の戦いで捕らえられたフィンのところへ向かいます。そしていつきはフィンにあるお願いをするのですが、言う前にフィンが了承します。やはり彼はいまだに願望器のままにようです。一方いつきたちとは別の場所でヘイゼルがオルドヴィーン、みかん、ラピス、黒羽に事情を説明。その中でオルドヴィーンはいつきとフィンが太陽と月のようだと考えます。そしていつきはフィンを使って何かをするということが判明します。それでオルドヴィーンたちは〈協会〉にも〈螺旋なる蛇〉にも悟られないようにある儀式を完成させることを始めるのでした。
フィンはこの後テンプルという地域に移されます。そこでクロエがフィンに尋問をします。そしていつきとフィンの関係を問いますが、説明できないと言うフィンに取り乱すクロエ。その様子を楽しんだフィンはここでクロエにも願いを叶えてあげると言いますが、クロエはその申し出を拒否しますがこれで彼の危険性を理解するのでした。最後にクロエはいつきの願いを尋ねます。それはいつきの右目に紅い種を戻すこと。そしてフィンからクロエに質問が。今回は穂波とアディリシアがいるのかというものですが、それに対してアディリシアはいないと。その言葉を思い浮かべていたクロエは穂波とアディリシアを太陽と月と考えているのでした。
そして場所は変わって、ダリウスと影崎。紅い種の要求ですが、それを影崎の回復に使おうとも考えられるのですが、それも危険なことのようです。影崎の後継者として、自身は穂波と猫屋敷を指名しています。そして彼らや〈アストラル〉を使い潰すのだと言うダリウス。最後にダリウスはいつきの起こした波風が大きくなっていること得体のしれない感情で呟くのでした。そんな時にアディリシアがダリウスのもとを訪れるのでした。
大英博物館を臨時休館にして、行われるいつきの計画。これには〈アストラル〉、〈銀の騎士団〉、そして〈協会〉からは影崎と穂波と猫屋敷という人員。そしていつきは先に〈協会〉側に会って、明日の実施を宣言するのでした。一方イーストエンドには〈螺旋なる蛇〉の面々が。〈永遠〉メルキオーレ、〈礎〉、ガラがいるのですが、そこに何と生命の樹の頂点である〈王冠〉ダブラ・ラサの霊体が現れるのでした。
第3章 白の魔法使い
大英博物館には、〈アストラル〉からいつきとみかんとラピス、〈銀の騎士団〉ジェラール・ド・モレー率いる騎士団、〈協会〉の影崎と穂波と猫屋敷。そしてフィンがいるのですが、ここでいつきはフィンの妖精眼との糸を使って類感魔術を行います。そしていつきは視たい歴史のために自分の右目に紅い種が戻っても良いと語るいつき。そして『魔女狩り』の真実に手が届きそうになったところで、まさかの侵入者。それは真っ白な霊体である〈王冠〉タブラ・ラサであったのでした。
タブラ・ラサはいつきたちに紅い種を渡すのなら、今までのことは不問にすると言い放ちます。そしてここで彼女は魔法をこの世界に満たして、魔術と科学の優劣を逆転したいのだと語ります。ここで思想の危険性を感じて動く〈協会〉の3人の魔法使い。そしてその中で穂波がミストルティンの槍を作り上げタブラ・ラサに迫るのですが、〈永遠〉メルキオーレが割って入るのでした。
一方、ツェツィーリエの捕らえられている塔の近くで、オルドヴィーンは〈礎〉との戦いに。黒羽の援護も得て〈礎〉を撃破しようとしますが、そこにツェツィーリエが現れ形勢が逆転。どうやらガラが先頭の最中に救出したようですが、どう考えても〈協会〉がここを捨て石にしたことは明らかでした。そしてさっきの〈礎〉の言葉を思い出し、本命はいつきの方にいるのだと悟ります。だから、オルドヴィーンはここを早々に戦線離脱することにしようとしますが、さらに〈螺旋なる蛇〉の〈慈悲〉の座であるサタジットが現れるのでした。
第4章 集いし魔法使い
さらに〈螺旋なる蛇〉は〈尊厳〉のジェイクも登場して、これで3人。穂波はメルキオーレに、猫屋敷はジェイクに対峙します。どちらも〈協会〉の呪物を潤沢に使った戦いで、〈螺旋なる蛇〉側は苦戦に陥ります。その戦いの中で、いつきは穂波たちの本来の使い方を理解し、今までの自分のやり方では不十分だったと分かるのでした。そしていつきにジェラールが話しかけてきて、この乱戦をいつきの妖精眼とジェラールの〈銀の騎士団〉で打開しようと進言するのですが、それをいつきは待てと返すのでした。そして形勢が決した猫屋敷とジェイクですが、ジェイクが呪物をここで発動させ何らかの魔術を使うのでした。
一方、オルドヴィーンと黒羽はサジタット、〈礎〉、ツェツィーリエと対峙しています。サジタットはここで仲間に事情を説明して、どうやらメルキオーレとジェイクが苦戦していると話します。そしてここでサジタットはジェイクの呪物に呼ばれたのだと言い、大英博物館に瞬間移動を実行するのでした。
そしてついに9人の幹部のうち7人も集まった〈螺旋なる蛇〉ですが、ここで紅い種が手に入ったということで退却をタブラ・ラサが宣言。その直後にダリウスがトートの槍を発動して、タブラ・ラサを捕らえます。そして影崎に〈螺旋なる蛇〉の始末を命じるのでした。しかしここでタブラ・ラサもトートの槍を使います。どうやら12の魔法結社との合意によるバックアップでこれが成し遂げられたようです。
どちらの力も強力なものの、決定打を打ち出せない両者。その拮抗状態の中、ツェツィーリエがいつきに奇襲を仕掛けます。しかしそれをクロエが阻止し、そしてここで満を持してアディリシアとユーダイクスが登場。どうやら先日のダリウスへのアディリシアの訪問はユーダイクスの引き取りであったようで、それはクロエを使者として使ったようです。そしていつきはユーダイクスにこの術式を止めることを命令して、両者の術式が弱まります。この瞬間、いつきは〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉に魔術決闘を進言します。それぞれメリットがあることを理解する両者は、〈アストラル〉に紅い種を預け、今日のところは停戦をするのでした。
終章
〈螺旋なる蛇〉と〈協会〉が接触を果たし、〈アストラル〉が魔術決闘の仲介を行ったことは世界中の業界に知れ渡ります。そして後日ダリウスはヘイゼルと遭遇します。彼女は、自分はトートの槍の対策を聞かれただけで、それ以外はいつきがやったのだと白状します。そしてダリウスは最後に去り際にまた同僚が廃人にならないようにと警告して去っていくのでした。
一方穂波と猫屋敷はいつきだからこの案が生まれたが、それは成長によるものだと微笑ましく思います。そしてその時に影崎が来て、〈螺旋なる蛇〉の〈王冠〉タブラ・ラサの正体と告げるのでした。そしてその少女はある洞窟の神殿で眠りにつくとのことですが、どうやらいつきを気に入ったようです。そうして彼女は眠りにつくのですが、するとすぐに姿が消えてなくなります。そこにいたサジタットとメルキオーレは魔術決闘までに彼女を完成させると話します。どうやら彼女はこの2人の生成物だったのでした。
そして〈アストラル〉へ。アディリシアに紅い種の保管を頼むいつき。どうやら〈ゲーティア〉が〈アストラル〉に与しても許される状況になっているようです。ここでアディリシアは〈螺旋なる蛇〉や『魔法使いを罰する魔法使い』の姿を見て、自分も力を得なければならないと考えます。それはいつきへの気持ちを代償にしなければならないと感じるのですが、それに悩むのでした。そして〈螺旋なる蛇〉の目的が判明。どうやら創世によって化学が魔法には敵わない世界を作るようです。それは名前の通りの意味だったのでした。
そして最後に隻蓮は司をついに発見するのですが、司はどうやら9年間以上もの間、結跏趺坐を組んで眠っているとのことでした。
感想
今回はいつきの成長が見れた回だったと思います。特にあの〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉にトートの槍の無力化というカードを見せて、その後に両者の魔術決闘を提案するという機転は驚きました。猫屋敷が言うようにいつきしかできないことですが、昔のいつきではできなかったというものでしょう。穂波や猫屋敷、そしてアストラルの社員たちだけでなく、いつきも確実に成長しているということでしょう。まさかあのユーダイクスに褒められるとは思いませんでしたが。(笑)
そしてついに〈王冠〉タブラ・ラサが登場しましたが、どうも違和感があると思いきや、生成物でしたか。降霊術と道教の組み合わせの結果のようですが、どうなんでしょうね。なんとなく〈竜〉なのかなとも思ったりするのですが、それは意思を持ちませんからねー・・・。とりあえず、やはり〈螺旋なる蛇〉はなんか全員強そうです。まあ前回のロンドンでの戦いの時よりは穂波と猫屋敷に押されていましたがー。
そして今回も悩みまくりのアディリシアですが、そろそろ対価としていつきへの気持ち差し出しそうな予感がします。それでアオダモイ級の魔神が召喚できそうですが、そうなったらなんかアディリシアはもう戻れないような・・・。まあ魔術は人を孤独にするものですから、仕方ないのかもしれませんが・・・。
最後にヘイゼルが廃人にしたのはおそらく司でしょうね。なんかずっと眠っているようですし、それはなんかの反動なのでしょうか?とにかく次回くらいで司の失踪の謎も見えてきそうな感じがします。それと同時にいつきの越えなければならない試練も現れそうな予感が・・・。
クロエも加わったようないつき争奪戦もありますし、次回にも目が離させませんね。しかしフィン×いつきを想像しないでください、クロエさん!なくはなさそうですが、あまり好ましい結果ではありませんから!!
こんにちは、やっと2日間かけて書き上げました。レンタルマギカの最新刊です。今回はいつきの巧みな行動で、〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉を驚かせました。そして最後はやはりあの方の状態が・・・。あとはヘイゼルの過去が気になるところ!

レンタルマギカ 白の魔法使い 三田 誠著 税込価格: \620 (本体 : \590)発行年月 : 2010.7
それでは続きから書いていきましょう。良かったら拍手くださいな!!ちなみにこれを2万ヒット記念にさせていただきます。訪問ありがとうございます!!
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第1章 魔法使いの選択
〈アストラル〉社長の伊庭いつきはイギリスの〈協会〉による元〈アストラル〉取締役のユーダイクス・トロイデのもとを訪れていました。それは〈銀の騎士団〉との魔術決闘の2週間後であり、〈協会〉でのその結社との友好契約宣言の2日後でした。そしてユーダイクスは自分の作り出した妖精眼の制御のためのコンタクトレンズの診断をしてもらいます。どうやらそのコンタクトレンズはもう1人の妖精眼を持つフィン・クルーダが使っていたものを参考にしていたということでした。その時の会話で、〈協会〉副会長のダリウス・レヴィには気をつけるように警告されます。そして最後に「お前は司の息子だ」といつきに言い放つのでした。それを嬉しく感じるいつきはそこを去ります。
外を出るとヘイゼル・アンブラーがいて、他愛のないやり取りをするのですが、そのうちにある計画の話になります。それはどうやら〈協会〉まで巻き込む嵐になりうるもののようです。そしてふといつきはヘイゼルに司がどんな人か尋ねますが、影崎の登場で煙に巻かれてしまうのでした。
ホテル・リンボに戻ったいつきですが、そこには葛城みかんとラピス、黒羽まなみの姿が。そして〈協会〉の〈アストラル〉担当兼〈銀の騎士団〉渉外役のクロエ・ラドクリフもいます。彼女はどうやら〈アストラル〉との魔術決闘の後もずっと担当をしてくれているようです。そしてここでオルドヴィーン・グラウツの焦って外から戻ってくるのですが、彼が見たのは〈協会〉の『魔法使いを罰する魔法使い』影崎だったのでした。その影崎にいつきはダリウスに会わせるようにお願いするのでした。
一方スラウの荘厳な屋敷に2人の魔女がいました。それは穂波・高瀬・アンブラーとアディリシア・レン・メイザース。彼女らは〈学院〉時代の話を経てから、いつきのことで話をします。今回のダリウスといつきの会談は一筋縄では行かないということでした。ただいつきの変化によってどうなるかは結局のところは分からないそんな感じで考えています。そしてアディリシアは穂波にもしも〈アストラル〉と対立することになったらどうするか尋ねます。そして穂波は貸し出し魔法使い(レンタルマギカ)としていつきと争うのだと。一方アディリシアも心にある思いを押し込め同意するのでした。
ロンディニウムにいつきは招聘され、ダリウスと対峙します。ダリウスのペースに飲まれ絶体絶命の状況に陥りますが、ここで〈銀の騎士団〉騎士総長であるジェラール・ド・モレーの登場で仕切り直しの機会をもらい、〈螺旋なる蛇〉の目的を知っているというカードを切ります。そしてそのままの勢いで、いつきは〈アストラル〉に〈螺旋なる蛇〉への対策結社としての権限を要求するのでした。それに対して〈銀の騎士団〉の存在もあって、ダリウスは飲まざるを得なくなってしまうのでした。
第2章 魔法使いたちの策略
〈協会〉の『魔法使いを罰する魔法使い』穂波と猫屋敷蓮はいつきとダリウスの会談の結果に驚いています。そして彼女らにも〈アストラル〉への監視役の命令が下ります。ここでも穂波は貸し出し魔法使いとして〈協会〉に従うと言いますが、猫屋敷の質問応対からどうも心の中では悩んでいるようです。それを知って猫屋敷は嬉しく思う反面、自分の過去に到達できなかった境地に彼女はいるのかもしれないと気にしているのでした。
いつきはクロエとともに京都の戦いで捕らえられたフィンのところへ向かいます。そしていつきはフィンにあるお願いをするのですが、言う前にフィンが了承します。やはり彼はいまだに願望器のままにようです。一方いつきたちとは別の場所でヘイゼルがオルドヴィーン、みかん、ラピス、黒羽に事情を説明。その中でオルドヴィーンはいつきとフィンが太陽と月のようだと考えます。そしていつきはフィンを使って何かをするということが判明します。それでオルドヴィーンたちは〈協会〉にも〈螺旋なる蛇〉にも悟られないようにある儀式を完成させることを始めるのでした。
フィンはこの後テンプルという地域に移されます。そこでクロエがフィンに尋問をします。そしていつきとフィンの関係を問いますが、説明できないと言うフィンに取り乱すクロエ。その様子を楽しんだフィンはここでクロエにも願いを叶えてあげると言いますが、クロエはその申し出を拒否しますがこれで彼の危険性を理解するのでした。最後にクロエはいつきの願いを尋ねます。それはいつきの右目に紅い種を戻すこと。そしてフィンからクロエに質問が。今回は穂波とアディリシアがいるのかというものですが、それに対してアディリシアはいないと。その言葉を思い浮かべていたクロエは穂波とアディリシアを太陽と月と考えているのでした。
そして場所は変わって、ダリウスと影崎。紅い種の要求ですが、それを影崎の回復に使おうとも考えられるのですが、それも危険なことのようです。影崎の後継者として、自身は穂波と猫屋敷を指名しています。そして彼らや〈アストラル〉を使い潰すのだと言うダリウス。最後にダリウスはいつきの起こした波風が大きくなっていること得体のしれない感情で呟くのでした。そんな時にアディリシアがダリウスのもとを訪れるのでした。
大英博物館を臨時休館にして、行われるいつきの計画。これには〈アストラル〉、〈銀の騎士団〉、そして〈協会〉からは影崎と穂波と猫屋敷という人員。そしていつきは先に〈協会〉側に会って、明日の実施を宣言するのでした。一方イーストエンドには〈螺旋なる蛇〉の面々が。〈永遠〉メルキオーレ、〈礎〉、ガラがいるのですが、そこに何と生命の樹の頂点である〈王冠〉ダブラ・ラサの霊体が現れるのでした。
第3章 白の魔法使い
大英博物館には、〈アストラル〉からいつきとみかんとラピス、〈銀の騎士団〉ジェラール・ド・モレー率いる騎士団、〈協会〉の影崎と穂波と猫屋敷。そしてフィンがいるのですが、ここでいつきはフィンの妖精眼との糸を使って類感魔術を行います。そしていつきは視たい歴史のために自分の右目に紅い種が戻っても良いと語るいつき。そして『魔女狩り』の真実に手が届きそうになったところで、まさかの侵入者。それは真っ白な霊体である〈王冠〉タブラ・ラサであったのでした。
タブラ・ラサはいつきたちに紅い種を渡すのなら、今までのことは不問にすると言い放ちます。そしてここで彼女は魔法をこの世界に満たして、魔術と科学の優劣を逆転したいのだと語ります。ここで思想の危険性を感じて動く〈協会〉の3人の魔法使い。そしてその中で穂波がミストルティンの槍を作り上げタブラ・ラサに迫るのですが、〈永遠〉メルキオーレが割って入るのでした。
一方、ツェツィーリエの捕らえられている塔の近くで、オルドヴィーンは〈礎〉との戦いに。黒羽の援護も得て〈礎〉を撃破しようとしますが、そこにツェツィーリエが現れ形勢が逆転。どうやらガラが先頭の最中に救出したようですが、どう考えても〈協会〉がここを捨て石にしたことは明らかでした。そしてさっきの〈礎〉の言葉を思い出し、本命はいつきの方にいるのだと悟ります。だから、オルドヴィーンはここを早々に戦線離脱することにしようとしますが、さらに〈螺旋なる蛇〉の〈慈悲〉の座であるサタジットが現れるのでした。
第4章 集いし魔法使い
さらに〈螺旋なる蛇〉は〈尊厳〉のジェイクも登場して、これで3人。穂波はメルキオーレに、猫屋敷はジェイクに対峙します。どちらも〈協会〉の呪物を潤沢に使った戦いで、〈螺旋なる蛇〉側は苦戦に陥ります。その戦いの中で、いつきは穂波たちの本来の使い方を理解し、今までの自分のやり方では不十分だったと分かるのでした。そしていつきにジェラールが話しかけてきて、この乱戦をいつきの妖精眼とジェラールの〈銀の騎士団〉で打開しようと進言するのですが、それをいつきは待てと返すのでした。そして形勢が決した猫屋敷とジェイクですが、ジェイクが呪物をここで発動させ何らかの魔術を使うのでした。
一方、オルドヴィーンと黒羽はサジタット、〈礎〉、ツェツィーリエと対峙しています。サジタットはここで仲間に事情を説明して、どうやらメルキオーレとジェイクが苦戦していると話します。そしてここでサジタットはジェイクの呪物に呼ばれたのだと言い、大英博物館に瞬間移動を実行するのでした。
そしてついに9人の幹部のうち7人も集まった〈螺旋なる蛇〉ですが、ここで紅い種が手に入ったということで退却をタブラ・ラサが宣言。その直後にダリウスがトートの槍を発動して、タブラ・ラサを捕らえます。そして影崎に〈螺旋なる蛇〉の始末を命じるのでした。しかしここでタブラ・ラサもトートの槍を使います。どうやら12の魔法結社との合意によるバックアップでこれが成し遂げられたようです。
どちらの力も強力なものの、決定打を打ち出せない両者。その拮抗状態の中、ツェツィーリエがいつきに奇襲を仕掛けます。しかしそれをクロエが阻止し、そしてここで満を持してアディリシアとユーダイクスが登場。どうやら先日のダリウスへのアディリシアの訪問はユーダイクスの引き取りであったようで、それはクロエを使者として使ったようです。そしていつきはユーダイクスにこの術式を止めることを命令して、両者の術式が弱まります。この瞬間、いつきは〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉に魔術決闘を進言します。それぞれメリットがあることを理解する両者は、〈アストラル〉に紅い種を預け、今日のところは停戦をするのでした。
終章
〈螺旋なる蛇〉と〈協会〉が接触を果たし、〈アストラル〉が魔術決闘の仲介を行ったことは世界中の業界に知れ渡ります。そして後日ダリウスはヘイゼルと遭遇します。彼女は、自分はトートの槍の対策を聞かれただけで、それ以外はいつきがやったのだと白状します。そしてダリウスは最後に去り際にまた同僚が廃人にならないようにと警告して去っていくのでした。
一方穂波と猫屋敷はいつきだからこの案が生まれたが、それは成長によるものだと微笑ましく思います。そしてその時に影崎が来て、〈螺旋なる蛇〉の〈王冠〉タブラ・ラサの正体と告げるのでした。そしてその少女はある洞窟の神殿で眠りにつくとのことですが、どうやらいつきを気に入ったようです。そうして彼女は眠りにつくのですが、するとすぐに姿が消えてなくなります。そこにいたサジタットとメルキオーレは魔術決闘までに彼女を完成させると話します。どうやら彼女はこの2人の生成物だったのでした。
そして〈アストラル〉へ。アディリシアに紅い種の保管を頼むいつき。どうやら〈ゲーティア〉が〈アストラル〉に与しても許される状況になっているようです。ここでアディリシアは〈螺旋なる蛇〉や『魔法使いを罰する魔法使い』の姿を見て、自分も力を得なければならないと考えます。それはいつきへの気持ちを代償にしなければならないと感じるのですが、それに悩むのでした。そして〈螺旋なる蛇〉の目的が判明。どうやら創世によって化学が魔法には敵わない世界を作るようです。それは名前の通りの意味だったのでした。
そして最後に隻蓮は司をついに発見するのですが、司はどうやら9年間以上もの間、結跏趺坐を組んで眠っているとのことでした。
感想
今回はいつきの成長が見れた回だったと思います。特にあの〈協会〉と〈螺旋なる蛇〉にトートの槍の無力化というカードを見せて、その後に両者の魔術決闘を提案するという機転は驚きました。猫屋敷が言うようにいつきしかできないことですが、昔のいつきではできなかったというものでしょう。穂波や猫屋敷、そしてアストラルの社員たちだけでなく、いつきも確実に成長しているということでしょう。まさかあのユーダイクスに褒められるとは思いませんでしたが。(笑)
そしてついに〈王冠〉タブラ・ラサが登場しましたが、どうも違和感があると思いきや、生成物でしたか。降霊術と道教の組み合わせの結果のようですが、どうなんでしょうね。なんとなく〈竜〉なのかなとも思ったりするのですが、それは意思を持ちませんからねー・・・。とりあえず、やはり〈螺旋なる蛇〉はなんか全員強そうです。まあ前回のロンドンでの戦いの時よりは穂波と猫屋敷に押されていましたがー。
そして今回も悩みまくりのアディリシアですが、そろそろ対価としていつきへの気持ち差し出しそうな予感がします。それでアオダモイ級の魔神が召喚できそうですが、そうなったらなんかアディリシアはもう戻れないような・・・。まあ魔術は人を孤独にするものですから、仕方ないのかもしれませんが・・・。
最後にヘイゼルが廃人にしたのはおそらく司でしょうね。なんかずっと眠っているようですし、それはなんかの反動なのでしょうか?とにかく次回くらいで司の失踪の謎も見えてきそうな感じがします。それと同時にいつきの越えなければならない試練も現れそうな予感が・・・。
クロエも加わったようないつき争奪戦もありますし、次回にも目が離させませんね。しかしフィン×いつきを想像しないでください、クロエさん!なくはなさそうですが、あまり好ましい結果ではありませんから!!
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2010年06月23日 00:00
「幸せになりたいなら、努力する。幸せは、自分の手で掴む。」by枯野恭一郎
こんばんは、少し発売日から遅れてのネタバレ・感想記事になりますが、あしからず。前回の刊である七光よりは勢いが戻ってきたかなというのが私の意見です。詳しくは続きから書いていきます。それではいきましょう!

生徒会の八方 富士見ファンタジア文庫 葵 せきな著 税込価格: \630 (本体 : \600)発行年月 : 2010.6
ネタバレ・感想は需要あるか少しわからないので、良かったら気軽に拍手くださいな!コメントはなくて構いませんので。

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楽園からの帰還~前編~
鍵と以前対峙し、敗れて《楽園》送りになった《企業》の枯野恭一郎の話。どうやら真儀瑠先生の命令で、鍵を卒業式に連れてくるために鍵と飛鳥の旅館に向かったようです。その時のやり取りが以前の彼とは少し変わっていた感じがするのですが、中身はほぼ変わらずという何とも言えないキャラになっていました。その男が鍵を回収するまでがこの話の大筋です。
駄弁る生徒会・リターンズ
以前の「駄弁る生徒会」のリメイクということですが、鍵が深夏に2回殺されかけたり、鍵と真冬がどちらも別方向にダメ人間であることが再確認されたり、漫才『コントしたい副会長と、ボケる書記』を鍵と知弦をやったりしますが、どれも駄弁るではないとくりむが憤慨する話。鍵とくりむと知弦の疑似家族で椎名姉妹の不満などもありますが、結局のところみんなで無駄に駄弁って終わった話。ただ、それはもうこの生徒会がなくなってしまうタイムリミットが近づいていたからだったのでした。
本音の生徒会
会話のカッコに本音が入っただけで、基本的には何もなかったはずの回でしたが、まさかの知弦の大暴走。真冬は頭の中がゲームとBLでいっぱいの廃人で、深夏は熱血一直線、くりむはドーナッツのことしか考えていないというのはいつものことですが、知弦はまさかの《あの犯罪計画》とキー君のことでヒステリック状態に。知弦は今までの自分の鍵への好意も大爆発してもうとどまることを知らない状況に・・・。なんだかんだで、最後はくりむの願いが叶って、ドーナッツをみんなで食べに行ったというところでおしまいです。
きみつの生徒会
《企業》の朽木冴子が自分の趣味を全面に押し出して、生徒会の美少女たちについて報告しています。くりむはエンジェル、知弦は女王様、深夏は過去の自分、真冬は強敵であり友達になれる存在らしいです。そして鍵はどうでもいいとのこと。この報告の後に上司から解雇の通告が。そして、変態を更生するようにという追伸も加えてあるのでした。
疑う生徒会
くりむが購買部のおばちゃんからもらったケーキがなくなったことで、生徒会役員たちがくりむに疑われるという話。途中で真儀瑠先生が一口食べたことが発覚しますが、残りは?ということでいろいろな要素が絡まり合って、最終的には大混乱。ちなみに犯人はケーキが傷んでいたので回収しに来た購買部のおばちゃんでした。
聖戦
鍵がやりたいエロゲーのシリアルコードを探し求めるという物語。とにかく鍵の家には色々なものがあるようで、途中にエロ本にはまったりもしながら捜索を続けていきます。最終的には実家にあるということで義妹の林檎に電話するのですが、彼女の嫉妬深さでかなり苦戦した模様です。ついに林檎を説得させてナンバーを見つけることに成功しますが、なんとそれは全年齢版だったとさ。それは林檎が仕掛けたトラップだったのでした。
回収する生徒会
夫婦の間柄の鍵と深夏の嫉妬話。生徒会がアンケートをそれぞれの学年の分を回収することになり、鍵と深夏が2年生のもとに行きます。鍵は深夏の運動部の男子からの仲の良い会話を見て、自分がその男友達の1人で彼女に不釣り合いなのではと落ち込んでいきます。その傍ら深夏は鍵が他の女性との楽しそうな会話を見てイライラしていったり、文化部での会話で鍵こそ話題の中心で、それは以前の彼女であった飛鳥が彼の性格に影響を与えているではないかと嫉妬を募らせていきます。
そして早めに生徒会室に帰って来た鍵と深夏ですが、深夏の恋煩いで体調が悪いのに気付かず鍵がテンパります。そして深夏はこの気持ちを確認するために鍵に唇を近づけていったところ、途中で鍵の乙女発言で中断しますが、これで自分の気持ちに気付いたようです。そしてそれと同時にみんなが帰ってくるのですが、その隙に深夏が鍵にキスをしてしまうのでした。
楽園からの帰還~後編~
枯野との会話が中心ですが、ここでの話で大事なのは鍵と枯野の似ている点。どちらも幸せになりたいなら、努力するという考え。そして鍵と飛鳥のやり取りの結末が明らかに。どうやらあの飛鳥の願いをきっぱりと嫌だと断ったようです。それによって彼は自分の欲望を優先させて、みんなに自分だけを見てもらうとき以上に幸せになってもらうのだと宣言します。この話を聞いた枯野に何が起こったのか、彼は碧陽学園の先生になることを決めるのでした。
戻る生徒会
最後は知弦・深夏・真冬がくりむのやった催眠術で幼児化してしまう話。くりむにはもともと子供だったため効かなかったものの、他のメンバーには効果絶大だったようです。鍵は3人の世話をしていくのですが、その中で純粋な彼女たちに触れられてなんか楽しそうですが、一方くりむは不機嫌そのもの。そして最後はちゃんと術は解けるのですが、その後も彼女たちの幼い時のしぐさが残っていることを微笑ましく思う鍵でした。
感想
今回の模様が改めて浮き彫りになった回でした。特に知弦さんと深夏ですね。ちなみにくりむは明らかなので除外。真冬は歪みすぎてそれが恋心なのかは判断しかねるので、除外です。とにかく今回は大事だったのは「本音の生徒会」と「回収する生徒会」でしょうか?他にもなかなか面白かったので良いのですが、ともかく鍵はホントに全員を愛せるのかな・・・。そこが今後の問題になりそうですね。個人的には深夏とエンドを迎えてほしいところですが、それだと2年前に逆戻りですからね・・・。ある意味今の状態が拮抗していていいのでしょうかねー。
そして枯野さんの本領発揮。さすが《企業》の人って感じで、かなりぶっ飛んでいましたねw。言っていること自体は確かに同意できるのですが、途中の《楽園》での影響をもろに受けた仕草がかなりツボでした。しかし枯野さんはある意味成長したんでしょうね。それで今度は新たな《企業》の先生として活躍しそうですね~。さらに面白くなりそうな碧陽学園ということで良いのでしょうかね!
ここまで書いてやっと、狂った知弦さん。今回は「本音の生徒会」で秘めたる鍵への想いを文章化されてしまったり、「戻る生徒会」で幼児化して鍵が好きだと言いまくったりとキャラが大崩壊・・・。まあもともと知弦さん本性自体がドSというわけではないということでしょうから良いのでしょうかねー。ともかく、もはや1番キャラが変わったのが真冬で動かないまでも、2番目ではありそうな知弦さん。もう1番生徒会でピュアなんだから、さっさと素直になればいいのに~。ちなみにもっとも黒いのは明らかにくりむですから!!
最後に今回のもっとも大事なこと。鍵が前回の引きで言われた願望の答え。それは飛鳥の願いを断ること。一見不誠実なことこの上ないことではあるはずですが、とにかくみんなを愛すということ自体が不誠実だということに気付き、このまま突っ走るということに。かなり困難な道ではありますが、飛鳥も賛同してくれるようですね。ただかなり飛鳥も可哀想な気も・・・。まあ原因は義妹の林檎の嫉妬ですからね・・・。だからあの「聖戦」入れたんでしょうが、とにかくくりむ並に林檎も黒そうで、そこが今後の問題かと・・・。とにかくこれによって深夏や知弦さんの気持ちは鍵が1人に向けてだけ想うことできないということが確定しましたので、今後どうする美少女たち?
おまけでリリシアとエリスの絵の裏のやり取りが笑えました。エリスの方がリリシアよりも恋をうまくやっていけそうな予感!!
こんばんは、少し発売日から遅れてのネタバレ・感想記事になりますが、あしからず。前回の刊である七光よりは勢いが戻ってきたかなというのが私の意見です。詳しくは続きから書いていきます。それではいきましょう!

生徒会の八方 富士見ファンタジア文庫 葵 せきな著 税込価格: \630 (本体 : \600)発行年月 : 2010.6
ネタバレ・感想は需要あるか少しわからないので、良かったら気軽に拍手くださいな!コメントはなくて構いませんので。
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楽園からの帰還~前編~
鍵と以前対峙し、敗れて《楽園》送りになった《企業》の枯野恭一郎の話。どうやら真儀瑠先生の命令で、鍵を卒業式に連れてくるために鍵と飛鳥の旅館に向かったようです。その時のやり取りが以前の彼とは少し変わっていた感じがするのですが、中身はほぼ変わらずという何とも言えないキャラになっていました。その男が鍵を回収するまでがこの話の大筋です。
駄弁る生徒会・リターンズ
以前の「駄弁る生徒会」のリメイクということですが、鍵が深夏に2回殺されかけたり、鍵と真冬がどちらも別方向にダメ人間であることが再確認されたり、漫才『コントしたい副会長と、ボケる書記』を鍵と知弦をやったりしますが、どれも駄弁るではないとくりむが憤慨する話。鍵とくりむと知弦の疑似家族で椎名姉妹の不満などもありますが、結局のところみんなで無駄に駄弁って終わった話。ただ、それはもうこの生徒会がなくなってしまうタイムリミットが近づいていたからだったのでした。
本音の生徒会
会話のカッコに本音が入っただけで、基本的には何もなかったはずの回でしたが、まさかの知弦の大暴走。真冬は頭の中がゲームとBLでいっぱいの廃人で、深夏は熱血一直線、くりむはドーナッツのことしか考えていないというのはいつものことですが、知弦はまさかの《あの犯罪計画》とキー君のことでヒステリック状態に。知弦は今までの自分の鍵への好意も大爆発してもうとどまることを知らない状況に・・・。なんだかんだで、最後はくりむの願いが叶って、ドーナッツをみんなで食べに行ったというところでおしまいです。
きみつの生徒会
《企業》の朽木冴子が自分の趣味を全面に押し出して、生徒会の美少女たちについて報告しています。くりむはエンジェル、知弦は女王様、深夏は過去の自分、真冬は強敵であり友達になれる存在らしいです。そして鍵はどうでもいいとのこと。この報告の後に上司から解雇の通告が。そして、変態を更生するようにという追伸も加えてあるのでした。
疑う生徒会
くりむが購買部のおばちゃんからもらったケーキがなくなったことで、生徒会役員たちがくりむに疑われるという話。途中で真儀瑠先生が一口食べたことが発覚しますが、残りは?ということでいろいろな要素が絡まり合って、最終的には大混乱。ちなみに犯人はケーキが傷んでいたので回収しに来た購買部のおばちゃんでした。
聖戦
鍵がやりたいエロゲーのシリアルコードを探し求めるという物語。とにかく鍵の家には色々なものがあるようで、途中にエロ本にはまったりもしながら捜索を続けていきます。最終的には実家にあるということで義妹の林檎に電話するのですが、彼女の嫉妬深さでかなり苦戦した模様です。ついに林檎を説得させてナンバーを見つけることに成功しますが、なんとそれは全年齢版だったとさ。それは林檎が仕掛けたトラップだったのでした。
回収する生徒会
夫婦の間柄の鍵と深夏の嫉妬話。生徒会がアンケートをそれぞれの学年の分を回収することになり、鍵と深夏が2年生のもとに行きます。鍵は深夏の運動部の男子からの仲の良い会話を見て、自分がその男友達の1人で彼女に不釣り合いなのではと落ち込んでいきます。その傍ら深夏は鍵が他の女性との楽しそうな会話を見てイライラしていったり、文化部での会話で鍵こそ話題の中心で、それは以前の彼女であった飛鳥が彼の性格に影響を与えているではないかと嫉妬を募らせていきます。
そして早めに生徒会室に帰って来た鍵と深夏ですが、深夏の恋煩いで体調が悪いのに気付かず鍵がテンパります。そして深夏はこの気持ちを確認するために鍵に唇を近づけていったところ、途中で鍵の乙女発言で中断しますが、これで自分の気持ちに気付いたようです。そしてそれと同時にみんなが帰ってくるのですが、その隙に深夏が鍵にキスをしてしまうのでした。
楽園からの帰還~後編~
枯野との会話が中心ですが、ここでの話で大事なのは鍵と枯野の似ている点。どちらも幸せになりたいなら、努力するという考え。そして鍵と飛鳥のやり取りの結末が明らかに。どうやらあの飛鳥の願いをきっぱりと嫌だと断ったようです。それによって彼は自分の欲望を優先させて、みんなに自分だけを見てもらうとき以上に幸せになってもらうのだと宣言します。この話を聞いた枯野に何が起こったのか、彼は碧陽学園の先生になることを決めるのでした。
戻る生徒会
最後は知弦・深夏・真冬がくりむのやった催眠術で幼児化してしまう話。くりむにはもともと子供だったため効かなかったものの、他のメンバーには効果絶大だったようです。鍵は3人の世話をしていくのですが、その中で純粋な彼女たちに触れられてなんか楽しそうですが、一方くりむは不機嫌そのもの。そして最後はちゃんと術は解けるのですが、その後も彼女たちの幼い時のしぐさが残っていることを微笑ましく思う鍵でした。
感想
今回の模様が改めて浮き彫りになった回でした。特に知弦さんと深夏ですね。ちなみにくりむは明らかなので除外。真冬は歪みすぎてそれが恋心なのかは判断しかねるので、除外です。とにかく今回は大事だったのは「本音の生徒会」と「回収する生徒会」でしょうか?他にもなかなか面白かったので良いのですが、ともかく鍵はホントに全員を愛せるのかな・・・。そこが今後の問題になりそうですね。個人的には深夏とエンドを迎えてほしいところですが、それだと2年前に逆戻りですからね・・・。ある意味今の状態が拮抗していていいのでしょうかねー。
そして枯野さんの本領発揮。さすが《企業》の人って感じで、かなりぶっ飛んでいましたねw。言っていること自体は確かに同意できるのですが、途中の《楽園》での影響をもろに受けた仕草がかなりツボでした。しかし枯野さんはある意味成長したんでしょうね。それで今度は新たな《企業》の先生として活躍しそうですね~。さらに面白くなりそうな碧陽学園ということで良いのでしょうかね!
ここまで書いてやっと、狂った知弦さん。今回は「本音の生徒会」で秘めたる鍵への想いを文章化されてしまったり、「戻る生徒会」で幼児化して鍵が好きだと言いまくったりとキャラが大崩壊・・・。まあもともと知弦さん本性自体がドSというわけではないということでしょうから良いのでしょうかねー。ともかく、もはや1番キャラが変わったのが真冬で動かないまでも、2番目ではありそうな知弦さん。もう1番生徒会でピュアなんだから、さっさと素直になればいいのに~。ちなみにもっとも黒いのは明らかにくりむですから!!
最後に今回のもっとも大事なこと。鍵が前回の引きで言われた願望の答え。それは飛鳥の願いを断ること。一見不誠実なことこの上ないことではあるはずですが、とにかくみんなを愛すということ自体が不誠実だということに気付き、このまま突っ走るということに。かなり困難な道ではありますが、飛鳥も賛同してくれるようですね。ただかなり飛鳥も可哀想な気も・・・。まあ原因は義妹の林檎の嫉妬ですからね・・・。だからあの「聖戦」入れたんでしょうが、とにかくくりむ並に林檎も黒そうで、そこが今後の問題かと・・・。とにかくこれによって深夏や知弦さんの気持ちは鍵が1人に向けてだけ想うことできないということが確定しましたので、今後どうする美少女たち?
おまけでリリシアとエリスの絵の裏のやり取りが笑えました。エリスの方がリリシアよりも恋をうまくやっていけそうな予感!!
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2010年04月29日 15:16

ムシウタ 10. 夢偽る聖者
岩井 恭平著
出版 : 角川書店 発売 : 角川グループパブリッシング
こんばんは、今日は少し時間があるので、「ムシウタ」10巻のネタばれを書いていこうと思います。それでは早速書いていこうと思います。内容が8割、感想2割くらいだと思います。
良かったら、上をクリックすると商品とリンクしています!それでは続きを押すと内容が始まります!
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内容
プロローグ
南金山叶音と喜多沢環の2人は小学校の時より前にある男の人と出会っていた。彼はこの国ではαと呼ばれていると言い、化け物に追いかけられていると。そして自分も化け物だと言うのでした。それを聞いてカノンはこう言うのです。
「だいじょうぶです。カノンたちがたすけてあげますよ。カノンたちはプリンセスとナイトですから。バケモノなんてやっつけてあげます。バケモノなんで、けしちゃいます。プリンセスはマホーがつかえるし、ミカタもいっぱいいるんです。」
とそれが多くの人を巻き込んでいく嘘になるのでした。
そのことを思い出す『カノン様』ですが、その前には信徒たち。そしてその中で彼女はある虫憑きを生贄にささげると考えます。そのためにいままで嘘をついてたのだと。そして彼女は火種1号ハルキヨ、秘種1号“ふゆほたる”を打ち滅ぼし、特別環境保全事務局との決戦をのたまい、聖戦を宣言するのでした。
1.(小さなウソ)
喜多沢環は虫憑きになり、高校生となって友達のストーカー相談で見事解決させるような頼れる女の子になっていました。しかし彼女には裏があり、それを解決させたのは“虫”の力。ただ彼女はこの平凡な生活に飽き飽きしていたのでした。
そこに偶然、女の子が路地裏に引っ張られていく姿が、それがカノンとの出会いだったのでした。そしてカノンを環の“虫”の能力で特別環境保全事務局火種3号“霞王”に変身し、彼女を助けようとするのですが、その時に環が昔のことを思い出して、面白半分にカノンが“虫”を消すことができるように見せるのでした。それによって周りの虫憑きたちは助けてくれと嘆願します。そして環は満月の夜に1階だけ虫を消し去ることができるというウソをつきます。それを聞いた周りの虫憑きはカノンに従い始めるのでした。
しかし本当はそんな力を持っていないカノン。どうやら家出しているようでどうも生活力がないようです。それを見て環が昨日の虫憑きたちにカノンを守ってくれるように言い、自身はカノンのウソを現実にするために奔走し始めるのでした。一方、カノンの取り巻きも日に日に増えていき、たちまち数十人になるのでした。
2.(環の地下要塞潜入)
カノンはウソつきですが、ウソをつくのが下手でなのである。一方環はウソをつくのが上手で、彼女に頼ってばかり。そして噂で“霞王”がまだ健在ということが噂で出てきて、それによってカノンの力が疑われます。それを環が誤魔化すのでした。それでも明日が満月で、ついに結果が出ます。それを感じて、環はついに行動に移すのでした。楽しくなってきたと感じながら。
“霞王”になり特別環境保全局の地下要塞に潜入する環。そして“みずち”の力も使って、本物の“霞王”の暗殺を計画します。途中で“コノハ”によって、偽物とばれてピンチになりますが、ここで今度は“コノハ”の能力を他人のイメージからコピーして本人を見つけ、脅します。
一方、カノンの前には新しい虫憑きが。どうやら親に見放されて、ぐれてしまったようですが、それを見てカノンは親がウソでも戻ってこいとおびえながら言った家族の優しさを引き合いに出し、帰れる場所があるなら帰りなさいと諭します。そしてそのために自分が来たという少年は本音を語るのでした。それを聞いていたニィはついに自分のことをぽつりと話し始めます。そして自分が生き残りだと語り、自分たちはハルキヨに潰されたと言うのでした。
環はどうにか“コノハ”を特環の戦闘員からのイメージで探り出し、特環の応援までも退けるのでした。そして“霞王”のもとに急ぐのですが、そこを通り過ぎようとしたときにハルキヨに遭遇するのでした。しかしそれは遥香の“虫”の能力で、それに環も気付きます。むりやり遥香にハルキヨをイメージさせて挽回し、ついに退けることに成功するのでした。しかしハルキヨの能力の強さから自分の夢を喰われることを感じながら。そして自分の状態を認識して“霞王”暗殺をやめ、カノンのもとに急ぐのでした。
そして“虫”消しの儀式が始まります。それを途中で環扮した特別環境保全事務局の戦闘員がカノンに攻撃を仕掛けて、“虫”が消されたと錯覚させたのでした。
3.(大きなウソが自分に迫る)
環の働きでカノンの環境は変わって行きます。服も住居もなにもかも。そして買い取ったお城でついにカノンはお姫様・カノン様になったのでした。信徒としていままでの人々の信仰を浴びて。
一方、“霞王”との戦闘で“なみえ”が負傷したことを聞いて心配する詩歌。原因は虫憑きの少女の保護。そしてそれをし果せたようです。保護した少女はとても強い“虫”を持っているようで、将来的には戦力になるとみな期待するのでした。そこに七那が現れますが、どうも少し様子がおかしいです。そして自分の支援を打ち切るということとカノンのところへの勧誘を高らかに言い出すのでした。それを聞いて唖然とする“むしばね”ですが、その七那が偽物と分かり、全てがウソであったが、それを聞いたものにはとても魅力的なものだったのでした。
ニィはカノンの“虫”を消す能力以外の何かを感じていた。それを感じて焦りを覚えるのですが、そこに鯱人の登場事態は動きます。鯱人の動きから特環ではないかという疑惑を感じて、ついにニィが力を発揮します。彼のハルキヨへのトラウマがこう動かしているようです。彼は戦友の月桂樹を使って、鯱人に迫りますが、そこでカノンに止められます。そして彼女の優しさについに落ち着くことができるのでした。
環は円卓会のメンバーをも手玉にとり、αに向かって突き進みます。それはカノンのウソを現実にするため。そしてそのスリルにわくわくしているのでした。しかし、αの秘密は一乃黒以外は秘匿とされているようです。
そして次の満月が来て、“捨て地”のお城・“キャッスル”でイチの“虫”を消すカノン。それを見て歓声を上げる信徒たち。そして環はイチが取引で“キャッスル”から彼が消えたことを聞かされるのでした。以前彼はどこにも行かないという言葉を言っていたのに。悲しみに暮れるカノンに茶深が現れて、“虫”を消した演技をしたのはイチになりすました環で、本物の彼は環に欠落者にされてしまっているのでした。それを茶深によって見せられたことで、ついに環が怖くなり、“キャッスル”を逃げだすことを考えるのでした。
4.(カノン様への生け贄は・・・)
翌朝、ニィは最近の“捨て地”の発展を見て、驚いていた。そして彼もその作業の一端をやろうとしているところに、変装したカノンが彼の乗る車に乗り込んできます。そして彼は全速力でこの“捨て地”を出ようと命令するのでした。「ここにいたら、みんなタマちゃんのウソに殺される。」と言って。
一方環はαの隠されている倉庫を見張っている虫憑きなどの調査をしています。そして今回は様子見だけで“キャッスル”に帰ります。しかしそこでカノンが逃げ出したという事実でした。それを感じて環は『カノン様』になり替わり、ウソをどこまで本当にできるか、試し始めるのでした。
ニィとも別れ、1人になったカノンは自分の無力さに打ちひしがれて知らない街をさまよっていました。そしてついに限界になったときにニィと再会するでした。彼はカノンに友達だと言って、救えないならいいと元気づけるのでした。そしてその時に“むしばね”と特環の追跡劇を目の当たりします。そしてそれを追っていくとそこには、“むしばね”と特環の“聖戦”という戦いがありました。それを見ていたカノンはついに我慢できなくなり、環のもとを目指すのでした。
『カノン様』と信徒たちはαの隠されている倉庫に攻撃を開始します。番人の少年も強力な力で応戦しますが、環の意考えた月桂冠の応用技で歯が立たず、αを奪われてしまします。それを聞いた“むしばね”には激震が。その場にいる七那のお冠です。そしてそこにカノンを乗せた車が来るのですが、それに詩歌1人で戦うというのでした。しかしそこに来たカノンは詩歌にお願いを。『カノン様』を止めてほしいと言うのでした。
特環の支部を破壊して回る『カノン様』たちですが、そこに真打ちのハルキヨと殲滅班が来ます。しかしそのハルキヨは遥香の偽物で、環は本物が来るように言うのでした。
そしてカノンは詩歌たち“むしばね”を連れて、捨て地に侵攻します。一方反対側からはハルキヨが攻撃しているようで、詩歌を筆頭に走り出すのでした。
5.(カノンの答え)
環はカノンのウソを見守ることを決心して、信徒たちに聖戦を宣言します。それは冒頭のあの『カノン様』のシーンです。そしてカノンと詩歌の前に環扮する『カノン様』が姿を現すのでした。『カノン様』の言葉に賛同してしまう詩歌に焦るカノンと“むしばね”ですが、最後に彼女のウソを見抜きます。そして自分が弱いからということがウソだと見抜き、恐ろしいと言います。そしてその言葉の攻防を見て、カノンは詩歌の強さを知るのでした。そして『カノン様』は戦線を引き、他の他の信徒に任せます。そしてその時ニィはハルキヨのもとに走って行ってしまうのでした。
自分たちが強いと自負していた南中央支部の4人組ですが、それをずたずたに引き裂いたハルキヨ。そのリベンジに燃える元火種3号“あかおに”ですが、対面したハルキヨはまたしても歯牙にもかけない様子です。そして恐怖で体が硬直するニィですが、カノンを試すというハルキヨの言葉に環と勘違いしていると合点するのでした。しかしそこに現れた『カノン様』に攻撃をしながら、本物に会わせろと言い出すハルキヨ。そしてその言葉を聞いたニィは恐怖に打ち勝って月桂冠の加護を利用して、ハルキヨを怯ませるのでした。その隙に「カノン様」たちはキャッスルに逃げ込むのでした。一方、やられてしまうニィ。しかしハルキヨは興味を持ったようで、最後のとどめを名を聞いてから差すのでした。
そして“キャッスル”で最後の戦いが始まります。月桂冠を最大限に使った技で、ハルキヨ率いる殲滅班と詩歌率いる“むしばね”を撃破しようとする『カノン様』。しかし力は限界のようで、カノンを見た環は倒れこんでしまうのでした。予定通り生贄になったのは環だったのです。
環はカノンを神様にするためにお膳立てをしてくれたことに気付きます。そして環は自分たちはウソつくしか能がないのだと言います。それを聞いたカノンは死のうとしている環を助けてと言いますが、信徒たちは耳を貸しません。彼らの望む言葉は「“ふゆほたる”とハルキヨを倒せだから」。そして意を決してカノンは言うのでした。
「ぜーんぶ、ウソでした」
と。それを言ったカノンにバカと環は言うのでした。彼はこの先に進む道には楽しさがないからと。そして信徒たちを詩歌に託すのでした。
エピローグ
聖戦が終わった“捨て地”に1人でいるカノンの前に、大怪我をしたニィが現れます。彼はハルキヨに止めを刺されずに、ここまでどうにか来たのだと言います。そして欠落者になっていくニィ。そこに“大食い”エルビオーネが現れます。そしてカノンは自分の夢を口にしてしまい、虫憑きになってしまうのでした。彼女の能力は1人の“虫”を預かる代わりに、己の一部を失うというものでした。ニィを救ったカノンは自分の声を失ってしまうのですが、それを契機にこのまま消えようと決心するのでした。しかしそうはいかないという感じで、“かっこう”が現れるのでした。
感想
ウソをつくことしかできない全く対照的なカノンと環の物語ですが、最終的にはカノンのウソがエルビオーネになってホントになってしまいましたね。そして最後の“かっこう”の登場はなにを意味しているのでしょうか?もう“かっこう”もボロボロですから・・・。今回は環という名参謀の活躍で“キャッスル”という組織が出来上がり、最後はカノンが神様になると思われましたが、結局最後はウソをつくことで失ってしまうものに気付いたカノンによって壊されてしまいましたね。ウソをつくことしかできないということですが、それだけじゃ駄目だといろいろな虫憑きたちを見て成長していくカノンは印象的でした。
全体的なことに少しだけ。対比が印象的だったような気がします。カノンと環、カノンと詩歌、“かっこう”と“あかおに”とその2者の違いが今の立場の違いなのかもしれません。だから一歩進めば、今の立場から変わることができるこう言いたいのかもしれません。
あとはハルキヨが反則クラスで強かったり、なんだかんだで詩歌が成長しているのが印象的でした。亜梨子はまだ眠っているようです。しかし茶深は物語に入ってこれるのでしょうかねー。地味ですから・・・。そして最後の最後に大助の登場でしたが、カノンを何かに使うのでしょうかね?とにかく次の巻が楽しみです!
久々のわくわく感ありがとうございました!!
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2010年03月24日 00:51
「飛鳥のことは今回なしの短編です」
こんばんは、どうにか「生徒会の火種」の感想記事を書けました。とにかく終わってほっとしています。それではいきましょう。内容がそれほど無いのは作品自体の問題もありますが、大半の原因は私の文章力です。
続きから書いていきます!良かったら拍手くださいな。

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それらしい生徒会
「本編あっての外伝なのよ」
いつものようにくりむの暴走によって始まった会議ですが、今回の大半は真冬イジリです。真冬がいかにして生徒会を去るのかという創作を必死に考える。真冬の除く生徒会役員たち。深夏はインドア娘が必殺技習得のために山籠りのために生徒会を去るという案を言います。それで落ち込む真冬ですが、続く知弦がインドア娘に止めを刺してしまいます。最後に鍵が上手く話を代えて、深夏のせいで生徒会を去るという案で妥協し始める生徒会。今度は深夏が泣きそうになるのですが、最後の最後に創作のキャパのない鍵が不能になってしまい、昇天してオチとなってしまうのでした。
学校生活、はう、とぅー
くりむのことわざと四字熟語の解説の話。「猫に小判」、「海老で鯛を釣る」、「笑う門には福来る」、「類は友を呼ぶ」、「焼け石に水」、「明鏡止水」、「猿も木から落ちる」、「糠に釘」、「宵越しの銭は持たぬ」、「初心忘るべからず」を碧陽学園生徒会の神こと桜野くりむが解説していきます。お子様会長が解説する奇跡的な回答が連続します。最後の「初心忘るべからず」は神となったくりむには当てはまらないと豪語して終わります。
仕切り直す生徒会
新規読者さんのために、分かりやすくしようと言い出すくりむが暴走する話。どうやらアニメ化ということが根本にあるようです。途中でみんなの関係をリセットするという真冬の案を採用しますが、みんながぎすぎすの関係になってしまい、それに耐えかねてくりむが泣き出して一時中断してしまいます。再開すると深夏が少し違った視点から生徒会シリーズを振り返りますが、『残響死滅』や『閃閃風塵』などの用語を上手く使って、偽造した話にしてしまったりもするのでした。最後は鍵のターンを強引に真冬が奪い取って、落ち込ませてしまって終了。くりむはこれが生徒会だと言って締めるのでした。
二年B組の就寝 ~二年B組修学旅行 一日目 寝台列車編~
鍵の学年で行った旅行シリーズです。その一日目の寝台特急での話です。鍵のグループは深夏、中目黒、巡、守ですが、やはり学校の時のように微妙にかみ合いません。寝台特急で寝るまでの間に二年B組が暇つぶしをするのですが、とにかく話がカオスです。
中目黒前はの学校でのイジメや鍵の魅力を語ろうとしだすわ、巡はフィクションの世界で守を死んだ設定にして今の自分があると話し出すわ、鍵は感動話を見た夢を話しますがかなりリアルでみんなに誤解されるわ、深夏はカオスな夢を話してみんなの精神を蝕むわでした。最後に向けられた守の話は超能力話でしたが、最後の脱線して自分しか生き残れなかったという話で、急に慌しくなるのですが、それが守の『微妙』な超能力の部分だったオチだったということでした。
二年B組の移動 ~二年B組修学旅行 二日目 バス車内編~
鍵がどうしても舞妓さんが見たいとうるさいのがメインですが、それでも各名所でハプニングに巻き込まれます。清水寺では深夏に清水寺の舞台から突き落とされ、中目黒に鏡湖池に突き落とされ、巡に晴明の看板に接着剤をつけられたり、最後は二年B組クラス全員で京都タワーに連行するのでした。
二年B組の変身 ~二年B組修学旅行 三日目 京都自由行動編~
今度は巡視線での鍵を見る形の物語へ。どうしても鍵と近づきたい巡ですが、なかなか上手くいかない2日間。自由行動に一発逆転を目指して、巡は舞妓の姿に変わって、鍵と一緒に京都を巡ることに。しかし鍵に自分が巡だと言い出せないまま、ずっと仮名『月夜』を演じます。そこで鍵の本心に迫ることができて満足そうな巡なのでした。
始まる生徒会 ―碧陽学園生徒会サーガ エピソード0?―
今の生徒会のシステムの礎を築いた希咲雪海という生徒会長の日記を読む鍵と知弦の話です。なぜ、人気投票による選挙になったのか、優良枠があるのか今語られる真実です。とにかく天才美少女希咲はとにかくつまらないと思っていた碧陽学園を変えたときの生徒会長。それがなったのは単なる独裁者だった前生徒会長への悪あがきだったということが語られます。
忍ぶ生徒会
鍵と真冬のメタルギアソリットごっこを碧陽学園の校内でやったことが書かれています。くりむ・知弦・リリシア・深夏などの妨害を受け、美少女たちから好感度が下がりまくる鍵ですが、その犠牲も厭わずゲーム部部室まで真冬を送り届ける鍵の運命はいかにという話です。
感想
とにかくキャラの暴走が凄まじいですが、基本的には内容は薄いです。始まる生徒会がなければ、まず内容というものは皆無でしょう。今回のパロはFF13や流浪人剣心、アイドルマスター、とある魔術の禁止目録、とらドラなどかなり多種多様に使ってましたね。もはやネタがネタを呼ぶ状態で、これ全部分かったら末期なんだろうなと感じます。
今回は生徒会だけでなく、巡にスポットを当てたのはいいことだったと思います。鍵に恐怖の対象にしか思われていないと感じていた巡ですが、実は尊敬されていたと聞いて気分がよくなっているのは可愛らしいです。というより鍵はなぜ好意を向けられている相手だと鈍感なんでしょうね。
やはりインパクトは外伝ではあまりないですね。むしろ早く本編が見たいです。飛鳥をどうするんだろう?それでは簡単ながらネタバレを終わりにします!
こんばんは、どうにか「生徒会の火種」の感想記事を書けました。とにかく終わってほっとしています。それではいきましょう。内容がそれほど無いのは作品自体の問題もありますが、大半の原因は私の文章力です。
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「本編あっての外伝なのよ」
いつものようにくりむの暴走によって始まった会議ですが、今回の大半は真冬イジリです。真冬がいかにして生徒会を去るのかという創作を必死に考える。真冬の除く生徒会役員たち。深夏はインドア娘が必殺技習得のために山籠りのために生徒会を去るという案を言います。それで落ち込む真冬ですが、続く知弦がインドア娘に止めを刺してしまいます。最後に鍵が上手く話を代えて、深夏のせいで生徒会を去るという案で妥協し始める生徒会。今度は深夏が泣きそうになるのですが、最後の最後に創作のキャパのない鍵が不能になってしまい、昇天してオチとなってしまうのでした。
学校生活、はう、とぅー
くりむのことわざと四字熟語の解説の話。「猫に小判」、「海老で鯛を釣る」、「笑う門には福来る」、「類は友を呼ぶ」、「焼け石に水」、「明鏡止水」、「猿も木から落ちる」、「糠に釘」、「宵越しの銭は持たぬ」、「初心忘るべからず」を碧陽学園生徒会の神こと桜野くりむが解説していきます。お子様会長が解説する奇跡的な回答が連続します。最後の「初心忘るべからず」は神となったくりむには当てはまらないと豪語して終わります。
仕切り直す生徒会
新規読者さんのために、分かりやすくしようと言い出すくりむが暴走する話。どうやらアニメ化ということが根本にあるようです。途中でみんなの関係をリセットするという真冬の案を採用しますが、みんながぎすぎすの関係になってしまい、それに耐えかねてくりむが泣き出して一時中断してしまいます。再開すると深夏が少し違った視点から生徒会シリーズを振り返りますが、『残響死滅』や『閃閃風塵』などの用語を上手く使って、偽造した話にしてしまったりもするのでした。最後は鍵のターンを強引に真冬が奪い取って、落ち込ませてしまって終了。くりむはこれが生徒会だと言って締めるのでした。
二年B組の就寝 ~二年B組修学旅行 一日目 寝台列車編~
鍵の学年で行った旅行シリーズです。その一日目の寝台特急での話です。鍵のグループは深夏、中目黒、巡、守ですが、やはり学校の時のように微妙にかみ合いません。寝台特急で寝るまでの間に二年B組が暇つぶしをするのですが、とにかく話がカオスです。
中目黒前はの学校でのイジメや鍵の魅力を語ろうとしだすわ、巡はフィクションの世界で守を死んだ設定にして今の自分があると話し出すわ、鍵は感動話を見た夢を話しますがかなりリアルでみんなに誤解されるわ、深夏はカオスな夢を話してみんなの精神を蝕むわでした。最後に向けられた守の話は超能力話でしたが、最後の脱線して自分しか生き残れなかったという話で、急に慌しくなるのですが、それが守の『微妙』な超能力の部分だったオチだったということでした。
二年B組の移動 ~二年B組修学旅行 二日目 バス車内編~
鍵がどうしても舞妓さんが見たいとうるさいのがメインですが、それでも各名所でハプニングに巻き込まれます。清水寺では深夏に清水寺の舞台から突き落とされ、中目黒に鏡湖池に突き落とされ、巡に晴明の看板に接着剤をつけられたり、最後は二年B組クラス全員で京都タワーに連行するのでした。
二年B組の変身 ~二年B組修学旅行 三日目 京都自由行動編~
今度は巡視線での鍵を見る形の物語へ。どうしても鍵と近づきたい巡ですが、なかなか上手くいかない2日間。自由行動に一発逆転を目指して、巡は舞妓の姿に変わって、鍵と一緒に京都を巡ることに。しかし鍵に自分が巡だと言い出せないまま、ずっと仮名『月夜』を演じます。そこで鍵の本心に迫ることができて満足そうな巡なのでした。
始まる生徒会 ―碧陽学園生徒会サーガ エピソード0?―
今の生徒会のシステムの礎を築いた希咲雪海という生徒会長の日記を読む鍵と知弦の話です。なぜ、人気投票による選挙になったのか、優良枠があるのか今語られる真実です。とにかく天才美少女希咲はとにかくつまらないと思っていた碧陽学園を変えたときの生徒会長。それがなったのは単なる独裁者だった前生徒会長への悪あがきだったということが語られます。
忍ぶ生徒会
鍵と真冬のメタルギアソリットごっこを碧陽学園の校内でやったことが書かれています。くりむ・知弦・リリシア・深夏などの妨害を受け、美少女たちから好感度が下がりまくる鍵ですが、その犠牲も厭わずゲーム部部室まで真冬を送り届ける鍵の運命はいかにという話です。
感想
とにかくキャラの暴走が凄まじいですが、基本的には内容は薄いです。始まる生徒会がなければ、まず内容というものは皆無でしょう。今回のパロはFF13や流浪人剣心、アイドルマスター、とある魔術の禁止目録、とらドラなどかなり多種多様に使ってましたね。もはやネタがネタを呼ぶ状態で、これ全部分かったら末期なんだろうなと感じます。
今回は生徒会だけでなく、巡にスポットを当てたのはいいことだったと思います。鍵に恐怖の対象にしか思われていないと感じていた巡ですが、実は尊敬されていたと聞いて気分がよくなっているのは可愛らしいです。というより鍵はなぜ好意を向けられている相手だと鈍感なんでしょうね。
やはりインパクトは外伝ではあまりないですね。むしろ早く本編が見たいです。飛鳥をどうするんだろう?それでは簡単ながらネタバレを終わりにします!
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