こんばんは、今回の「花いろ」も非常に面白かったですが、序盤は何だか今の世の中を象徴しているような事例だった気がします。閉そく感を感じていた緒花はある意味、良い感性を持っていると言えるかもしれませんね。それについては、あとで簡易草子で書いていきます。あと、スイは最終話でフェードアウトだったら嫌ですね・・・。
概略
ぼんぼり祭りの準備を結名と一緒に手伝う緒花ですが、結名から望み札に書くことを尋ねられます。結名は外国のホテル事情を知るために留学したいようですが、一方の緒花は自分の夢について改めて考え始めるのでした。その頃、喜翆荘では予約の人数で合理化を図る縁と崇子の考えに「おもてなし」主義の考えがどうもギクシャクの様相。そんなときにスイが来ますが、それに対抗する縁,巴,蓮二。その考えは了承するスイですが、ぼんぼり祭りだけは自分のやり方でやってもらうと釘を刺すスイ。そんなときに緒花が帰ってきますが、手にしているのは望み札の束。しかし、それを全く受け取ろうとしない従業員たちに落ち込む緒花。そんな中で、1人望み札を貰ってくれる人がいますが、それは電六なのでした。

電六に何かが違うと漏らす緒花ですが、そこで民子がスイの味方をするのをやめるようにと責められる緒花。喜翆荘が自分の夢なのだと語る民子ですが、それを密かに聞いているのが徹なのでした。緒花が夜ぼんやりしていると、そこには菜子が来ます。仕事の時間が早いから、しばらく緒花と民子のところに泊るとのこと。みんなが頑張っていると言う菜子も言葉に、ぼんぼっているわけではないと感じてしまう緒花。そんなときに民子が来て、明日は4時起きだと伝え、すっかり電気を消してしまうのでした。緒花は、そんな窮屈な環境に嫌だと思ってしまうのでした。

翌朝、湯乃鷺温泉街をふらふらしている緒花ですが、そこで徹が通り過ぎます。そこでスイの味方をやめるようにと言われますが、そこで続けて言われるのがいつもの緒花らしくないと。喜翆荘が変わったのではなく、緒花が変わったのだと零し、去っていく徹なのでした。喜翆荘の仕事は合理化を進め、確かに一見成功しているように見える緒花ですが、1人1人への「おもてなし」はやはり欠如しており・・・。それに疑問を覚えながら、そんなときに緒花は孝一のことを思い出します。自分の部屋に泊めればいいと言うスイですが、それに感謝する緒花なのでした。

一方、民子の不貞腐れはいまだに解決しませんが、それは緒花が好きだからと予想する結名。それは見事に的中しているようで・・・。そして、従業員たちはここで一気に不協和音が発生し出します。仲居と板前の対立や混乱。そんな状況に、庭の掃除をしている菜子は、一緒にいた緒花に今の喜翆荘は違うと漏らし、スイの気持ちを聞いているんじゃないかと迫るのでした。それを話す緒花ですが、菜子はスイが出来る人だと前置きして、それに引っ張られて夢が出来る人もいるのだと語るのでした。

ぼんぼり祭り前日ですが、結名は望み札を出さない喜翆荘の従業員に業を煮やし、催促に出かけます。しかし、そこで見たのは巴が捻挫してしまった現場。ヘルプも呼べず、スイに負けると言い出す縁。それに勝ち負けなんてあるのかと指摘する緒花ですが、そこでまた従業員が紛糾。そんな様子に堪らず菜子が今の喜翆荘は自分の好きな喜翆荘でないと叫ぶのでした。それに反論するものはいません。そんな沈黙の中で、仲居としてスイ、ヘルプとして皐月が入ることになりますが、それを頑なに拒む縁。しかし、ついには崇子に引っ叩かれてしまうのでした。

ぼんぼり祭り、当日。仲居として、スイ,皐月,緒花,菜子の体制で迎える喜翆荘。板場も上手く回っており、縁も個人的感情を押し殺し、巴も陰ながら手伝いをしてどうにか上手く機能する喜翆荘。緒花は、そんなときに座り込んでいるスイを見つけますが、そこでお客様を第一に考えて働く旅館商売が好きだったと零すのでした。その後もみんなで一生懸命仕事をして、仕事は終了。そこにスイが来ますが、行き先はぼんぼり祭り。その風流な光の幻想に感嘆の気持ちが漏れる一同なのでした。
掘り下げポイント・勝ち負けなんてない経営 今回の喜翆荘の混乱は、どちらも喜翆荘のためを思ってのものですが、それがあれほど対立してしまうとはという感じでした。緒花の感性が結果的には一番正しい認識なのですが、他の従業員たちはそれが目に入っていない様子。自分たちが一生懸命に働けば、物事は好転して全てが上手くいくという気持ちが明らかに変な方向に行ったわけですが・・・。スイがなぜ喜翆荘を畳むのか考えることをせずに、今までの緒花以上に突っ走った結果がこれですからねー。
スイの言葉を聞いていることもあって、緒花はスイの気持ちを理解している。一方で従業員たちは何も伝えられていないのですから、自分たちが見放されたと思ったのかもしれません。スイが事情を説明すれば済むことだと思う方もいらっしゃると思いますが、それを説明すると余計に自分の理念が残ってしまう。それでも経営が出来る能力を持っている皐月のような存在がいれば問題はありませんが、縁にはそのカリスマ性もマネジメント力もない。だから冷たく突っ撥ねることで、自分が悪者になってでも喜翆荘を終わらせたいと思ったのでしょう。
しかし、結果を見れば分かる通り、縁の経営理念はスイに勝つこと。つまり、自分が頑張って喜翆荘を立て直すという決意をスイに見せつけること。それで認めてもらおうと思うから完全に現場が軽視されてしまうのでしょう。今回、スイの考え方でサービスの簡素化が行われましたが、それによって一芸さんには好評でも常連客には物足りない。そんなシーンが出てきました。一芸さんよりも常連客を大事にするのは不確定な未来には大切なこと。おそらく、あの常連の夫婦はもう喜翆荘を使うことが無くなってしまうかもしれませんね。
短期的には処理できても、中長期的には手が回らない。また集客能力が伸びない。そんなことになりかねないファクターが多く見られましたね。皐月の分析力は凄まじく、おそらく自分の発信能力と縁の経営方法を鑑みて、あのタイミングで手伝うと言ってきたのでしょう。もうぼんぼり祭りのあたりで悪くなるのは明らかでしたしねー。
途中で菜子の発言もあって、冷静になった従業員ですが、それでも拒絶する縁を見て、個人的にも縁は旅館経営は向いていないと思ってしまいましたね・・・。私的なところと仕事的なところを分けるのが出来る経営者ですからね!まあ、従業員を上手く管理できていない時点で問題がありまくりなわけですが・・・。ともかく、次回ではどういう感じで喜翆荘は動くのか気になりますね。
・緒花の夢とは? 緒花は今回ずっと自分の夢について考えていましたが、個人的な予想を書かせていただきます。少し根拠が薄いような気がしますが、緒花の夢はスイのように旅館を一から作り上げることでしょう。タイトルの「
花咲くいろは」がまだ明らかになっていない現状ですが、それの答えはおそらく次回かなと。
次回で緒花が孝一に告白の答えを言うのは確定でしょうが、一方でスイが死ぬ可能性も十分考えられる現状。ただ、スイが死ぬと緒花が悩む描写が書けないので、そこはないかなと思います。緒花は孝一に好きだと伝えますが、それと一緒に自分は旅館がしたいと伝えるはずです。それは緒花が女将として「いろは」から自分が理想とする旅館を作るということ。それを孝一が一緒に作っていこうと語るのだと思います。
スイはおそらく死んでいるであろう数年後に、緒花と孝一が旅館を開業し、そこから新たなスタートが始まる。そんな結末かなと思います。今回の第25話で仕上がってしまった感があるので、最後は続くような演出。まあこのような終わり方は色々な作品であるものなので、これが一番しっくりきて良いのかなと面ます。ただ、そうすると「喜翆荘」はどうなるのかな・・・。
次回に答え合わせをするので、それまでに言い訳も考えておきます。(笑)
・今週の結名姫と菜子嬢 今回は結構出番のあった結名ですが、これで大体出演は終わったかなと思ってしまいます。結名の夢が旅館経営にための海外留学ですからねー。理論ではなく、実践的な面を見てきたいようなことを言っていましたが、それは確かに納得してしまいました。そんな夢を語っている結名はとても楽しそうですね!昔は女将なんてなりたくないって言っていたのに、この変わりよう・・・。緒花の努力も実になっている面はありますね!

それでも決して自分の道は突き進む結名。願い札を出さない者には取り立てに・・・。可愛い取り立て屋もいたものです。こういった面はまだ子供というか、なんというか・・・。しかし、ホントにうざったいかもしれませんが、まっすぐで可愛いですな~♪

おまけに菜子ですが、最近はSな感じが増えてきたような・・・。天然Sなんでしょうが、結名に続き緒花にまでそれを発揮する日が来るとは思いもしませんでしたねー。菜子×緒花とはまた斬新・・・。
ぼんぼりラジオ 花いろ放送局 ~第24回~
(クイックすると
ラジオの画面に変わります。金曜日配信にぼんぼり
ラジオはあります。)
内容古今東西お題「『秋の味覚』と言えば?」→かな恵ちゃん「栗」,能登さん「秋刀魚」,ハルカス「松茸」
オープニング適当な感じのオープニング パーソナリティは輪島巴役の能登麻美子さん(以下、能登さん)と松前緒花役の伊藤かな恵さん(以下、かな恵ちゃん)に、週替わりパーソナリティとして和倉結名役の戸松遥さん(以下、ハルカス)の放送です。
早速、話題は古今東西。期間限定の商品から関連して秋は栗だと言うかな恵ちゃんは栗ご飯を食べたくなっている様子。そしてハルカスは松茸と答えましたが、あまり食べられないから幸せを噛み締めるのだと。夢は松茸のコースを食べることだとか。能登さんは秋刀魚を食べたいと大興奮のようですが、そんな話をしていて、お腹が空いてくる3人なのでした。
喜翆荘の秘湯から 改めましてのあいさつを経て、指湯のコーナーへ。今回の入浴剤はハルカスのチョイスで「アルカリの湯」になりますが、ハルカスが早速暴走。「包み込む大樹の香り」に興奮のハルカスですが、そのとろみにビックリの3人。
オムライスとブルーハワイ 最初のお便りは、オムライスを上手に作れるかという質問。火力が足りないと言う3人ですが、オムライスを作ると言うかな恵ちゃんとハルカス。しかし、上手く作れないようで・・・。今日はお腹が空くトークだと言うかな恵ちゃんなのでした。
続いてのお便りは、ブルーハワイは説明の仕方。ハワイに行ったときのトロピカルな味という投稿者に賛同するかな恵ちゃん。その後に3人で考えますが、子供に説明するのは難しいということで結論を出すのでした。
―ここで、第2クールOPのnano.RIPE「面影ワープ」が流されます―
花よ咲け! ユメトーーク!※恋バナ中心の夢話 今回の夢は、「
ラジオの構成作家」(
ラジオっ子だったかな恵ちゃん),「同じ学科の好きな子と付き合うこと」(恋バナに大暴走しただけの3人)がありました。
花いろ ゆ~ゆ~マップ!能登さんはホントに若いな・・・ 今回の使える能登弁講座は、「結名ちゃん、でっかい荷物かんでどこいくねん!」(「かんで」=「担いで」)でした。今回の新情報は、「
輪島市民まつり花火大会」(今年は見てなかったので、写真で見れて満足だとハルカス),「
小松市は西瓜の皮を干す」(石川県民は西瓜を食べ過ぎる!?),「
輪島塗体験」(塗太郎というネーミングに興味津々の3人)がありました。
エンディングエンディングはメルさんのお話 あっという間にエンディングですが、ここでキャラクター原画担当の岸田メルさんが登場。女性陣3人に囲まれて、テンパっているメルさんですが、ここからかな恵ちゃんと能登さんとハルカスの質問に。キャラクターのデザインのポイント,緒花の2つの髪留め,一番最初に出来たキャラ,キャラの特徴が出来上がる過程,好きなストーリー,メルさんにとっての「花いろ」などを話が展開されます。そして、お知らせを読むかな恵ちゃんを経て、次回の週替わりパーソナリティが小見川千明さんと四十万スイ役久保田民絵さんだと伝え、この
ラジオを終えるのでした。
感想 今回は恋バナと岸田メルさんの話で全て。なんだか他はあっさりとこなしただけのラジオになってしまった感じがします。なんだかんだで、メルさんの登場までの時間調整に他のコーナーを使っていたとさえ、感じしてしまいますねー・・・。もう少し、ハルカス回なのではっちゃけるとかと思いましたが、意外に弾けなかったな・・・。能登さんは何か今回凄かった印象を残してくれましたが。(笑)
今回はまずは恋バナについて。同じ学科に仲のいい女の子がおり、付き合いたいなら告白すればいいと思います。したいと思えばすればいいという私の考え的には悩む必要はありませんねー。自分に当てはめると、そういうケースがいまだにないわけですが・・・w。恋バナでかな恵ちゃんとハルカスが能登さんに答えを求めた瞬間に嫌な予感はしましたが、何か恋愛経験がオーソドックスじゃない感じに思えました。能登さんは分かりませんが、かな恵ちゃんとハルカスは・・・。
そして、エンディングのメルさんについて。メルさんはツイッターで色々やらかしている印象しかないのですが、今回を見るとイラストに関してはやはりプロ。考え方もしっかりしていて、聴いていて非常に感心させられました。緒花の髪型は面倒だなと思っていましたが、スタッフもそう思っているとは思いませんでした。そう考えると描きやすいのは民子かな・・・。全ての質問に簡潔に答えていたのはホントに凄かった・・・。
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