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ノブレス・オブリージュ作品紹介

2010年02月10日 00:00

 こんばんは、久しぶりにラノベの紹介をします!今回は「ノブレス・オブリージュ」です。

ノブレス・オブリージュ ~茅森楠葉の覚悟~ (GA文庫)ノブレス・オブリージュ ~茅森楠葉の覚悟~ (GA文庫)
(2009/10/15)
小松 遊木

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ノブレス・オブリージュ2 ~成瀬春水の艱難~ (GA文庫)ノブレス・オブリージュ2 ~成瀬春水の艱難~ (GA文庫)
(2010/01/15)
小松 遊木

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作品紹介
この作品はGA文庫の大賞を獲った初めての作品です。現在2巻まで発売しており、私はかなり楽しく読ませていただいております。

 まずあらすじ。茅森桜子が一人前の剣士になるところから話は始まります。そして祖父茅森一葉斎から号名を貰うのですが、それが大号名『楠葉』襲名で、さらに刀まで渡されます。そのかなり重責を果たして若き茅森楠葉はどのような気持ちで答えを出すのでしょうか?
 一方、鍛冶本亜美は聖宝女学院に通い、その学園の治安を維持するルミナス・フォースの1人で、守護の補佐である守護代の1人であった。ある時、ごろつきの剣士に喧嘩を売ってしまうことになります。そして迎えた亜美と楠葉との対面。果たしてどういう風に物語は動き出すのでしょうか?

 ということで、作品は剣士や貴族という今の日本には存在しない形態になっている世界が舞台となっています。この作品は西方守護・鏡沙矢香の従剣士で、西方守護代をしている『一般人』鍛冶本亜美を読者視点で見せることをメインにしており、それとそれぞれの作品のヒロインを挿入的に主観に代えることがこの作品の特徴でしょう。話はそれぞれの生き方の分岐点を迎えた女の子たちの出した『解答』が中心と言えるでしょう。基本的に亜美以外は、ほとんど貴族や上流階級のものが通う高校で、なおかつルミナス・フォースは次世代を担う期待の剣士たちが集っています。その中で答えを出すことは、状況にもよりますがしっかりとした決意が必要になってきます。それを出すまでの少女らの姿をご覧ください。


第1巻 ノブレス・オブリージュ~茅森楠葉の覚悟~ネタバレ
 それでは今回の紹介記事から、ネタバレを入れていくことにします。ここからはネタバレNGの方はお控えください。それではいきましょう。

 茅森桜子は従剣士・小冬に呼ばれます。内容は剣士見習いからの昇進です。桜子は自分の剣士としての号名は自分で決めるものと考えていました。そして祖父茅森一葉斎から号名を貰うのですが、それが大号名四代目『楠葉』襲名で、さらに銘刀『葉隠』まで渡されます。その号名の重大さに耐えられなくなりそうになる楠葉なのでした。
 一方、聖宝女学院に通う鍛冶本亜美は学校に急いでいた。しかし、途中で札付きの剣士と会ってしまい、窮地に追い込まれます。そこを救ったのが、茅森楠葉の従剣士小冬、そして楠葉にそのまま待たせておいた車に乗せてもらい難を逃れるのでした。

 昼休みにルミナス・フォースの西方守護・鏡沙矢香と東方守護・土橋小百合と一緒に昼食をとっているいるとそこに茅森楠葉の名前が出ます。そして今日の朝の出来事を話す亜美。そのことに興味を持っている小百合は運動会の剣術大会に使おうと企むのでした。

 楠葉が放課後道場に行くと、そこには聖宝女学院のルミナス・フォースの北方守護の桐嶋七海がいました。そこで練習相手に小冬がなります。戦いが終わったような感じになり、一旦刀を引く2人。しかし、その最中楠葉が七海の刀を素手で押さえ込んでしまいます。

 翌日、ルミナス・フォース本部に呼ばれる楠葉。そこで剣術大会への参加を打診するのでした。快諾する楠葉ですが、そこで問題が発生します。守護が楠葉に負けたらどうなるのかということ。それを小百合はそうなったら守護交代だと宣言します。それを不服に思う亜美はそこで楠葉を蟠りを作ってしまうのでした。

 そして運動会になりますが、そこで戦うことになる亜美と楠葉。両者には蟠りがまだ残っていました。そして試合開始します。最初は手を抜いていた楠葉でしたが、亜美の一言で本気になり、圧倒するかと思われましたが、亜美のラッキーな一撃で亜美が勝ってしまうのでした。一方、楠葉は亜美に負けたことを心から悔しがって、人知れず涙を流していたのでした。

 楠葉のことが気になる亜美は運動会翌々日の昼クラスに行きますが、そこには東方守護代・金城錫音がいただけでした。彼女は楠葉と小学校からの付き合いであったのでしたが、今は距離を置いているようです。そこであの勝負は本当に真剣勝負だったということを言われます。そして他の人たちもそういう感じだということを亜美に話してくるのでした。

 その放課後、ルミナスフォース本部にいた七海に剣術大会のことを話すと「まぐれ」だと一刀両断されます。しかしそれを楠葉はまぐれだと思っていなく、だから悔しんでいると。そしてそれが強さだと言います。ふとその流れで七海は秘めていた思いを吐露し始めたのでした。自分と楠葉は似ていること。小冬との剣術では本当に彼女を殺そうとしたということ。それを楠葉は七海とは違う選択をしたこと。そして最後に楠葉が北方守護代になることを言うのでした。

 翌朝にバスに乗り遅れた亜美ですが、そこに楠葉が現れ、車に乗せられてしまいます。そこで亜美に変装する楠葉。そして以前の札付き剣豪の親分犬神京太郎に対して相手になるというのでした。そして戦いが始まるのですが、《真空斬り》で相手を一閃してしまいます。そして仲直りできるのでした。

 放課後に錫音と連れてルミナス・フォースに行く亜美ですが、そこでまたもや楠葉と戦うことになります。しかしまたもやラッキーで楠葉に勝ってしまうのでした。

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レンタルマギカ ~銀の騎士と魔法使い~ 感想

2010年02月02日 00:28

 こんばんは、今日はずっとラノベを読んでいた仙谷隆家です。早速ですが、感想の方に移りましょうかね。それではまず要約的なものを行きましょう。ネタバレ嫌な人は次のチャンクまで飛んでくださいね!

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三田 誠

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要約

第1章 春の魔法使い

 〈アストラル〉社長・伊庭いつきは高校3年生に進級した。しかし、彼を取り巻いていた2人の少女はいませんでした。4月に高校3年になるまで海外だの色々転々と動き回っていたようです。いつきの眼は妖精眼が弱体化して、両目が見えることになります。そしてクラスメイトの山田と功刀はいつきに起こったことを今は見守ると決めているのでした。そして、オルトヴィーンもこの高校に入学し、いつきを監視するようになり、その日も連れて行かれるのでした。
 その途中で、オルトヴィーンはある入札のことについて意見を求められます。最近の〈アストラル〉の動きは無理そのもので、このままだと厳しいと。しかしいつきは〈アストラル〉の発言力の拡大のためだと言い、それが穂波・猫屋敷・アディリシアたちに近づけない、その為にBBBランクに格付けも1年で押し上げると明言するのでした。そしてその会話をしている途中で、新しい〈協会〉の〈アストラル〉担当クロエ・ラドクリフが立っていたのでした。
 一方英国では〈銀の騎士団〉の有望株のクロエが〈アストラル〉の担当になったことを不審がる穂波と猫屋敷。猫屋敷の話だとクロエの強い要望からそうなったということですが、この後どういったことが起こるのでしょうか。その話題を冷たく切り離す穂波は、自分たちは〈協会〉の魔法使いを罰する魔法使いだと言うのでした。
 そして入札で〈隠者の杖〉を訪れる〈アストラル〉の面々。霊地の整理が今回の仕事で、それをいつきの妖精眼、オルトヴィーンのルーン魔術、みかんの神道、黒羽の騒霊現象、ラピスの錬金術で見事解決します。驚く〈隠者の杖〉の一方で、クロエは厳しい表情でした。

第2章 魔法使いの憂鬱
 穂波と猫屋敷、アディリシアの欠けた今を振り返る黒羽。そしていつきの今のやり方が昔と変わったことが不安なのだと感じています。そしていつきはクロエに〈アストラル〉と〈銀の騎士団〉の業務提携を申し入れるのでした。一方みかんも今のやり方に不安を覚えているようで、ラピスにこぼします。確かに魔術のレベルアップはいつきの妖精眼のおかげで凄まじいことはわかるが、どうも〈銀の騎士団〉との合併は否定的だと。それにはみかんだけでなくラピスも同意しています。そして最後にラピスが知っている知識では、そこの魔術集団の首領ジェラール・ド・モレーは狂乱の騎士だということを囁くのでした。場所変わって、提携のことをダフネから聞いたアディリシアは一瞬動揺しますが、最後は自分を押し殺して、自分の甘えを切り離します。その姿に部屋を出て苦しむダフネの前には、隻蓮が歩いてくるのでした。
 工房を出たいつきの前にクロエが来て、一緒に歩かないかと申し出ます。そして穂波とアディリシアと『初めて』会った公園でクロエがいつきを襲います。理由は、いつきがツェツィーリエを倒した力を見るためにここに来たが、業務提携によりそれが叶わなくなることを恐れての行動でした。ツェツィーリエに妹をかどわされ、自身も吸血鬼に敗れてしまったことで心の傷になっているようで、いつきは殺されかかります。そこにロシアンブルーの猫が現れ、どうにか助かるいつき。そして「先生」と言います。そしていつきはクロエに剣を収めてもらいこう言うのでした。「魔法使いが、全うに幸せになれると思いますか?」と。

第3章 魔法使いの決断
 1週間後、業務提携のために〈アストラル〉首領として〈協会〉の極東支部に行くいつき。そしてオルトヴィーンと黒羽が随行します。そして相手側として〈銀の騎士団〉ジェラールと双子騎士がいました。そして恙なく業務提携が行われると思いきや、何といつきが〈銀の騎士団〉の魔術決闘を申し入れるのでした。
 そして早速〈協会〉の客室に向けて、攻撃が。どうにか交わすいつき・オルトヴィーン・黒羽ですが、追撃が来ます。それから逃げるためにいつきたちは空へ飛び出します。どうにか、いつきの命令どおり外で待っていたみかんとラピスのおかげで助かるいつきたち。一方逃した〈銀の騎士団〉のジェラールはクロエの〈協会〉への派遣を停止し、傘下に戻すのでした。
 帰ってきた〈アストラル〉の面々にいつきがロシアンブルーの猫を紹介します。それは自称ヘイゼル・アンブラー、〈魔女の中の魔女〉なのでした。それに驚く一同、そしていつきの先生が彼女だということを話すのでした。クロエは1週間前の公園の話を思い浮かべていました。いつきは「魔法使いの味方でありたい。」と言います。そして今回の蛮行を魔女2人の影響だと思うと心ときめいてしまうのでした。そこに古めかしい箱を持ったラジエル・サリエルが現れ、さらに緊急召集をして30人ほどの騎士位の投入の準備も出来ていることを聞かされます。

第4章 魔法使いの信じること

 ヘイゼルが出てきた理由を聞く、社員たち。彼女はいつきの真摯な姿に心打たれたからであった。穂波、猫屋敷、アディリシアを不幸にしてしまったことを泣いて悔いるいつきを容易に思い浮かべる社員たちは納得するのでした。翌日、明るい雰囲気に恐れを覚えるいつきですが、そのまま会議を始めます。そこでいつきが奇策を講じます。すぐに工房から消え、そして3日目昼までなっても一向に動きを見せない〈アストラル〉。それに怒りを覚え、〈銀の騎士団〉のジェラールはクロエ、ラジエル、サリエル、4人の正騎士を連れて、〈アストラル〉の工房に踏み入れるのでした。そこで自分たちの意思に染めようとするのですが、突然連れてきた儀式を行っていた4人の正騎士が倒れます。そこに〈アストラル〉が現れるのでした。彼らは人工精霊の力を使い、空に潜んでいたのでした。

第5章 魔法使いの決闘

 魔法の夜になる〈アストラル〉の事務所の外庭。戦いはいつきvsクロエ、オルトヴィーンvsジェラール、ラジエル・サリエルvsみかん・ラピス・黒羽でした。どれも苦戦している〈アストラル〉。特にオルトヴィーンは魔術相性でもはや絶望的な状態。さらにどの戦いも万事休すを迎えますが、そこでオルトヴィーンの人狼化し、どうにかみんなを救出します。正十字架の投入でまた窮地に追い込まれる〈アストラル〉ですが、アストラルという竜の力を借りてどうにかジェラールの渾身の一撃をみかんが抑えます。そして形成の崩れた〈銀の騎士団〉に反転攻勢をかけます。いつきの妖精眼の先読みで盛り返す社員たち。そして最終決戦に移るのでした。
 いつきはジェラールと対峙します。ここで五行拳を繰り出すいつき。3連続を耐えたジェラールですが、さらに2撃繰り出します。それによってジェラールは〈アストラル〉の勝利を認めるのでした。

終章
 〈協会〉の定例会議の場で、魔術集団の関心は〈銀の騎士団〉の魔術決闘での敗北でありました。しかしそこに現れたのは〈アストラル〉首領伊庭いつき、そして後ろから〈銀の騎士団〉首領ジェラール・ド・モレーが現れます。そして友好契約を結んだことを発表し、全面抗戦を撤回するのでした。ゲスト室にいる〈アストラル〉の社員たちとクロエ。そこにいつきが戻ってきます。そしてクロエはサービスとして穂波と猫屋敷と逢わせてくれるのでした。さらに隻連とダフネが現れ、そこにアディリシアも来ます。ここでも意地を張るアディリシアにいつきは一生懸命な言葉をかけます。そして嬉し涙を隠しながら、私室でいつきのことを愛しがるのでした。会場の外ではヘイゼルと影崎が対面します。そこで穂波と猫屋敷の処遇を問いますが、それを聞いてまだいつきを贔屓にすると宣言するのでした。そして影崎に塔の中の吸血鬼と妖精眼の始末を忠告するのでした。
 魔術決闘により、条件で魔女狩りのことをジェラールから聞くいつき。そして異端審問で処刑されたのは本物の魔法使いで、それを〈銀の騎士団〉や〈協会〉はどうして見殺しにしたのかと。そして〈螺旋なる蛇〉は〈協会〉から分かれた組織ではないかと問い詰めるのでした。


 ということで前回よりかなり長くなってしまいました。すいません。これはもう全てネタバレですね。ここから個人的感想です。


個人的感想

 なんと伊庭司生きているとは・・・。生きているとは思いましたが、今回最後に登場してびっくりしました。どこで寝ているんですか、彼。彼は彼なりの考えがあるようですし、どうやらいつきの状態になって、子とは違う道を行ったらしいですが、どういうことでしょうかね?
 今回は変わるもの変わらないものがメインでしょうね。立場が変わっても、みんなの気持ちは変わらず繋がっているということが分かれば十分でしょう。ずっと穂波よりアディリシアが可哀想に見えるのは私だけでしょうか・・・?素直になれない立場になってしまうわ、そのうち代償としていつきとの思い出も差し出すことになるわでかなり扱いが・・・。
 ひとまず〈アストラル〉は攻撃力がある社員がオルトだけは厳しすぎるような感じですねー。今後は穂波とアディリシアがいないうちに、いつきをめぐる争いはさらにクロエも入って、混戦になりそうです。あといつきの夢は〈協会〉・〈螺旋なる蛇〉に届くのか見物ですね!!


 それでは失礼します!拙い長い文章を読了された方はありがとうございました。

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バカとテストと召喚獣 作品紹介

2009年12月31日 01:43

 こんにちは、もう残すところ1日になりましたねー。新年はいつも何か不思議な気持ちになります、摩訶不思議です。では今日は新アニメ『バカとテストと召喚獣』の原作ライトノベルの作品紹介をしていきます。では始めましょう!

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
(2007/01/29)
井上 堅二

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 それではまずあらすじ。文月高校の1年から2年に上がる時のクラス振り分け試験中、ある少女が具合を悪そうにしてついに倒れてしまいます。その前に座っていた吉井明久は少女に突きつけられた「試験途中での退席の無得点扱い」に激怒。そしてその少女は何かを思い出すのでした。
 振り分け試験後、明久はバカの集まりのFクラスになります。そこには悪友坂本雄二、天敵島田美波、現代の忍土屋康太(ムッツリーニ)、女装男子木下秀吉という1年の時の仲の良いグループがみんないました。さらに遅れてきた女子生徒を見て、みんな呆然とします。彼女は実質学年次席の姫路瑞希。試験の時、明久がかばった少女でした。このクラスの設備は最低ランクで、逆にAクラスはとてつもない設備になっています。明久は瑞希のことを考えて、このクラスの代表である雄二に相談し、この学園のシステムの一つ試験召喚戦争に打って出ます。
 はたしてこの戦いはどういう結末を迎えるのでしょうか?


 ということでバカテスの紹介記事です。とにかく試験召喚戦争がこの巻のメインです。これでAクラスに勝つと設備を交換できますが、試験ということでテストの点数が直接戦力になるので、Aに近いクラスほど有利です。それでは登場人物を少し紹介していきましょう。
 吉井明久は『観察処分者』と呼ばれるほどの問題児ですが、人を思いやることはかなりのものです。ただ基本バカなので相手からの気持ちなどはよく理解できない様子です。恋の多角関係(男女問わず)の張本人です。坂本雄二は小学校の頃神童と呼ばれるほどの天才でしたが、今は明久と並ぶ問題児です。基本的に興味のないことはしないので、今の状態になっています。一巻のオチを担当、以後もある方とのコンビはいい感じです。土屋康太はムッツリーニというただのバカなのですが、ある一点がとてつもない力に。ちなみに頭は明久に次ぐワースト2です。木下秀吉は演劇部のホープで、このクラスの常識人ですが、外見が女の子にしか見えず、みんなに『秀吉』という性別で見られることがあります。姫路瑞希は成績優秀で、容姿端麗、文句のない美少女で、明久にとって姫様のような存在です。性格は真面目で一途、どうやら明久と過去に面識があるようですが、明久は良く覚えていないようです。この物語のヒロインです。島田美波はとにかく明久を玩具(サンドバック)扱いしているため、明久には恐怖の対象に見られていますが、それは好意の裏返しであるようです。瑞希のライバルでもあり同盟相手でもある。とにかくちょくちょく明久を殺しかけます。


 この話はとにかく両思いのはずの二人がバカだからくっつかないでいるような恋と召喚獣システムが物語の中心です。明久は一般的なバカで、瑞希は勉強が出来るバカらしいです。ちなみに召喚獣ですが、明久だけ特別製らしく、これが物語を進めていきます。かなり面白く、またバイオレンスで、バイセクシャルな感じの物語で読んでいて飽きません。みなさん読んでみてはいかがでしょうか?

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生徒会の七光 感想

2009年12月21日 11:49

 こんにちは、大学で更新している仙谷隆家です。かなり外は雪が舞いまくっています、おのれ青葉山!!ついでの学校のキーボード、打ちづらくて本当にタイプのテンションが下がります・・・。では本題のほうに移りましょうかね!!

生徒会の七光  碧陽学園生徒会議事録7 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7 (富士見ファンタジア文庫)
(2009/12/19)
葵 せきな

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 まず今回は短編ごとに簡単にまとめていく方法をとります。

就職する生徒会
 「手に職をつけておいて、損はないのよ!」というくりむの格言から生徒会のみんなで将来なりたいものををシミュレーションするお話。深夏は花屋を、真冬は妻を、くりむは社長を、知弦は愛人を鍵相手にやって見ますが、どうもいつもの生徒会のノリでやっているだけでした。しかし、くりむの言った迫りくる「別れ」を聞いた一同は押し黙ってしまいます。あと半年でこのメンバーで駄弁ることもなくなってしまうそのことがとても空しくなってくる鍵たち。最後は鍵が起業し、みんなを雇うと言うことを宣言して良い話になったと思ったら、くりむの結論がぶれて台無しに・・・。それでも鍵は何か思うことがあったようです。

失われる生徒会
 これはアリスを溺愛するあまり暴走したリリシアによって鍵が記憶喪失になってしまうお話。生徒会メンバーはあの手この手で鍵の記憶を戻そうとしますが、上手くいかず。途中で残響死滅や知弦のもきゅもきゅというどうでもいいことだけ記憶を取り戻すのでみんな困惑しきり。とどめを真冬の生徒会シリーズを読んでもらうという案を実施したところ記憶喪失の鍵に精神的ダメージを与えてしまいます。最後は真儀瑠先生が生徒から没収したエロ本を見ることで復活しますが、そんなことで回復したことで美少女の逆鱗に触れ、記憶喪失になるまで殴れるのでした。

三度目の生徒会
 桜野くりむのオールナイト全時空・Rを断行します。今回は二時間番組らしくラジオの暴走に拍車をあけています。『暴力?怠惰?どっちを選ぶのよ☆』、『隷属?服従?どっちを選ぶのよ☆』という深夏&真冬と知弦&くりむの音楽が流れたり、『真冬が噛んじゃうぞ』をしたり、『椎名姉妹いじめ』を今回は鍵と知弦の力でパワーアップさせまた姉妹ともども壊してしまったり、『真儀瑠紗鳥の生徒会殺し』で生徒会が大変なことになってしまったりします。最後は裏企画『杉崎鍵のハーレムキャラ殺し』で鍵が本当に死にそうになるぐらい追い込まれる放送事故になってしまいます

二人の生徒会
 鍵とくりむだけになったある日の生徒会。とても最初はやりづらい状態で、鍵はくりむに防犯ブザーを鳴らされる始末。しかし、お見合い・鬼ごっこで、いつものペースを取り戻し、キャッチボールで事が動きます。鍵の告白をすべて断りますが、くりむは最後に「ずっと、いっしょに、あそんでください」と逆に鍵に申し込むのでした。そして鍵も「・・・皆で」と付け加えて応じるのでした。次の日生徒会に皆が集まりますが、くりむと鍵の親密さの原因がよくわからず、困惑してしまうのでした。

歓迎する生徒会
 鍵の義妹林檎と生徒会の面々の初顔合わせ。林檎のあまりの可愛さに理性の飛んでしまう美少女たち。途中で鍵と林檎が独走してみんなに『無』の感情で見られたりしますが、ある程度は順調そのものです。途中でみんなの自己紹介のときに飛鳥さんレクチャーに毒された林檎の『暴言』に悩まされたりしますが、それよりも林檎の純粋さと空気の読めなさに一同次々にやられます。特に知弦はいまだかつてないほどに大ダメージを。最後に好意を持っていることを鍵に言う林檎ですが、鍵が相手をせずみんなにブーイングを食らうのでした。林檎が帰るときに鍵が言ったことが原因でみんなに焼肉をおごらされるはめになるのでした。

偽装夫婦の宿泊
 鍵と飛鳥が前回消えたということの真実。どうやら飛鳥に呼ばれ温泉に連れて行かれたようです。そこで明日が傍若無人ぶりに困惑している鍵。明日には卒業式のために碧陽学園に帰ろうとしていましたが、ラストに問われたことで鍵は言葉を失ってしまいます。それは電話がかかってきたときの鍵が逃れられないと感じた雰囲気そのものだったのです。・・・「ケン、私だけを見て。アンタが私だけを見てくれないと、私は、幸せに、なれない」と。


 ということで今回は鍵にとってのターニングポイントになりそうな一巻ですね。特に飛鳥に言われた言葉の重さを鍵は意図的に目を背けていたんですよね・・・。
 今回出てきた飛鳥は前回林檎との三角関係を無理やり終わらせてしまい、ドロ沼化させた張本人。今回は生徒会内での鍵の関係を壊しに来たと言うように見えてしまいます。飛鳥は鍵の本心をきっちりとつかんでいるようで、最後の言葉で鍵がどういう言葉を返すか真剣に試しているんでしょうね?そう考えると鍵に恋心がないという解釈も出来るのですが、やはり確固としてあるんですよね・・・。そこがまだはっきりと見えてきていないのでしっかりと書いてしまうのも少し躊躇われるのですがね・・・。
 二人の生徒会と就職する生徒会で一応の解決となった鍵の決心と美少女の決心ですが、偽装夫婦の宿泊はその問題点をはっきりとしませていますね。誰か一人がみんなを裏切ってでも鍵のことを独占したいと考えた場合どうなるか。つまり鍵の性格の根本がお人よしであるということであればハーレムで押さえつけているうちはいいですが、裏切りが出た場合はどちらに転がるかはっきりとは決められなくなるというジレンマに陥るわけですからね。
 さて次回で生徒会シリーズも終わりそうな感じです。それとも続けるのか。とにかく目が離せない続きです!!

 それでは失礼します!!

 続きはコメント返事です!!

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ラノベ・漫画紹介は来週から、今回はー

2009年09月14日 00:00

 こんばんは今回はタイトル通りです。今回評論文の本の紹介をさせていただきます。今考えるとやりたいなあと思っていて、こういう系はやってなかったので試しにやってみます。タイトルは「海の都の物語」です。まあヴェネツィアの成り立ちには少し疑問が残っていたので、簡単に調べようと思って一巻読みましたが、なかなか感心させられます。

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 それではここから簡単な紹介。ローマ帝国滅亡後、ヴェネツィアの人たちが考え出した生き抜くための決断をします。さらに迫り来る試練を巧みな軍事力・外交術・商才を使ったりして、千年という長い時間ヴェネツィア共和国という国が自由と独立を守り続けた。そしてそのあとに待ち受ける終焉までを綴ったシリーズです。

 簡単だなあー。まあ、詳しく書くと読む楽しさがなくなるということもありますので。ここから私の読んでの感想です。ここで少し内容のネタバレあると思います。まず、やはり何故ヴェネツィアには運河が多かったのかという問いがまさか水運を用いるためではなく、潟(ラグーナ)での海水に常時流れを与えるためだとは。これが感染症予防などになっていたというから、今の観光の目玉はかなり現実的な思考が根幹に以前はあったのですね。

 まあ、これ以外にもまだまだ書きたいことはありますが、今回はここまでです。ただ私の感じていたヴェネツィアのイメージを変えてくれた一冊とはいえるでしょう。それでは失礼します。

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