を書くのが難航して遅れてしまいました。困ったぞ、書こうと考えていたプランが全て、最終話の予想だにしない締め方でボツになってしまった・・・。まあそんな感じで、大変だったFA最終話ですが、たぶん総評は酷くなりそうな予感。普通に瑛里華のトゥルーエンドをしていれば、問題なかったのに・・・。それか批判多そうですが、2クールするしかなかった気が・・・。><
とにかく纏まってはいたので、大災害になることは無かったのだけは不幸中の幸いになるかなと思いますねー。結局何が言いたかったんだろう・・・?基本的に原作ブレイカ―は8割失敗する印象を受けます。;;
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概略 前回に瑛里華が決めたこと。それは眷属を作らぬまま、伽耶の屋敷に戻ることでした。それに対して不服そうな伽耶は出来損ないと憎々しげに桐葉に語りかけるように独り言を言うのでした。そんな様子をぼんやりと見つめている桐葉なのでした。
翌朝、昨日の雨は止み、空は晴れ渡っています。そんな朝に孝平が自分の部屋のドアを開けると、「幸せの落下傘」が引っ掛かっています。それを見て監督生棟に行く孝平ですが、そこにはやはり白と伊織と征一郎だけしかいません。そこで白に「幸せの落下傘」が落ちていたから、瑛里華が自分の用があるのではと語りますが、反応が非常におかしい白。そして意を決して孝平に何か言おうとする白ですが、ここで征一郎に止められてしまいます。そこで出てくるのが伊織ですが、孝平にもうここにはいないと語ります。それをみんなに尋ねる孝平に、ついに白は泣き出して自分が変なことを言い出しからだと取り乱してしまうのでした。
監督生棟から出て、伊織に礼拝堂に連れて行かれる孝平ですが、そこで事情を説明されます。瑛里華が屋敷に帰ったと言われ、納得のいかない孝平。伊織は花火大会の時に血をあげたことで更なる渇きに訴え出したのだと答えます。異変を察知していなかった孝平を見かねて、白が眷属になると申し出たのも断った瑛里華。そして渇きによる暴走を避け、白の未来を奪えないとの判断からそうしたのだと言う伊織は、孝平に瑛里華が戻ってくる方法は1つしかないと囁くのでした。
学園生活を大切にしていた瑛里華が、自分が血をあげたせいで苦しんでいたことを知らなかったことに自己嫌悪に陥る孝平ですが、文化祭の準備は進んでいきます。そんな中で、ある出し物で瑛里華のアイディアを実践した団体があり、それを見てハッとしてしまう孝平。瑛里華の話ばかり耳に聞こえてきて、ある昼休みに孝平は陽菜と瑛里華を間違ってしまいます。孝平の様子を慮って、今日の夜にお茶会をすると言い出すかなでですが、そこに瑛里華も呼ぼうと話します。
しかし、お茶会に集まるのは、孝平,かなで,陽菜,司だけ。そこで孝平は瑛里華がこれからも来なくなると言うのですが、それを真に受けないかなでと陽菜、司。そして瑛里華のいない文化祭は想像できないと語るのでした。そして孝平が言っていることが本当なら、自分の気持ちに問いかけ、責任を取れと発破を掛けてくれるのでした。それを聞いて気持ちの決まった孝平はかなでたちに今後のお茶会には瑛里華を連れてくるのだと宣言し、走り出すのでした。
そして白は雪丸の餌を貰ったところで、走って行く孝平を見て何かを感じたようです。そのまま孝平が走ると、校門の前。そこには伊織と征一郎がいるのですが、孝平は伊織たちに屋敷に案内してもらことになるのでした。一方、屋敷に閉じ込められている瑛里華ですが、突然発作が。そんなときに扉が開き、伽耶が呼んでいると桐葉に言われる瑛里華なのでした。屋敷に入る孝平,伊織,征一郎ですが、ついに伽耶に対面します。そして伽耶に近くに寄れと言われる孝平ですが、ここで孝平は眷属にはならず、連れ戻しに来たのだと話します。それを聞いて怒りを露わにする伽耶はついに孝平と突き飛ばし、首を絞めていきます。吸血鬼に必要なのは安定した血の供給源となる眷属で、それは同時にともに永遠の時を過ごす道連れなのだと。まだ抵抗する孝平を楽しげに見ている伊織に、伽耶も不満なようですが、伊織は中立なのだと釈明。自分は吸血鬼の新たな生き方を見てみたいのだと言うのですが、それが余計に伽耶を苛立たせ、そして孝平を瀕死にまで追い込むのでした。
ここで瑛里華が現れるのですが、伽耶は自分の見ている前で孝平を眷属にするように命令します。出来なければ殺すと言う伽耶に、瑛里華はそれを拒み、孝平に1人で帰ってと言います。しかし孝平は瑛里華も一緒にと聞かず、同じ苦しむことなら学園で苦しんだ方が良いと語るのでした。我慢できなくなれば、自分の血を吸えばいいと言う孝平ですが、もう一度血を瑛里華に与えれば後戻りはできないと伽耶は忠告します。それに対してそれを決めるのは自分たち2人なのだと伽耶に自信を持った表情で言い放つのでした。
そして2人で仲良く学院に戻る2人はそこで待っていたかなで,陽菜,白,司を再び会うことになるのでした。その様子を見ていた伊織は征一郎に自分の期待していることはまだまだこれからだと言っています。そして伽耶は桐葉に今後も瑛里華と伊織の監視をするようの命じますが、ここで桐葉は自分は伽耶のとってなんなのかと尋ね、伽耶を困らせてしまうのでした。
文化祭が開催され、そして神楽の舞へと進み、後夜祭の花火へ時は流れ、ふと孝平は自分は渡り鳥のようだった自分にも大切な何かがあったのだと振り返るのでした。
掘り下げポイント・孝平の出した答え 今回最終回ということで無理やり結論を出させられてしまった孝平ですが、それは瑛里華と一緒に苦しむこと。それは眷属を作らず、瑛里華の大切にする学園で自分が一緒に寄り添い考えること。そこで血への渇きがあるのなら、孝平は自分の血を差し出して、渇きを潤してあげ、そのような不安定な関係ではあるものの、それについて考えていこうということでしょうかね?
根本的な解決にはなておらず、伽耶の言うように、孝平が瑛里華の血を受け続ければ、将来的には自分の眷属にしようと考えることは必至なので、果たしてそれを解決することはできるのかが非常に気になるところです。今回の孝平は自分のせいで瑛里華が大切な学園生活を犠牲にして、いなくなってしまったことを深く後悔しているようですが、それをかなで,陽菜,司の言葉で自分のとって瑛里華がどうなってほしいのかということを思い出し、最後の結論につながるのは綺麗な感じでした。
さて、孝平の選んだ道は正しかったのか、それとも悪かったのか、それは自分たちが決めることということですが、視聴者には行く先を見せてほしかったですねー。それは原作ではトゥルーエンドの形では完結されてはしますが、こちらでは最終的な答えは見いだせなかった感じでしたしね・・・。まあ、それは続編をやるしかないことにはなるのですが、無理でしょうしね・・・。ここを解決できなかったのが一番残念に思われます。
・伽耶の妥協 今回瑛里華への態度が即刻眷属を作れから、そのうち眷属を作れになったしたのは印象的でしたねー。まあ遠くない未来に、瑛里華が孝平を眷属にすることは予想できますから、それでも良いと思ったのかもしれません。孝平からの血の提供を続けているうちに依存度が増すということを伊織が言っていたように、そのうち血をあげるだけでは飽き足らず、最終的には瑛里華が孝平を眷属にすることは避けられない未来ですからね。
そのような合理的な考えだけでなく、眷属という存在を血の提供者と考える一方で、永遠の時を過ごす道連れだと考えているのは興味深かったと思います。つまり伽耶にとって、桐葉という存在はとても慕っているのであって、『鬼ごっこ』だっていわゆる伽耶にとっては親友との楽しい遊びなんでしょうね。
総評 第1話の出来が良かった分、終盤の迷走が響き、最終話でなんか打ち切りのような終わり方になってしまったFA。正直作画が良くて、声優陣を表名に直しただけの無難な布陣で臨んだ
アニメだったのですが、脚本にまさか弱点があるとは・・・。悪くなった原因は明らかに全部のキャラにスポットを当てすぎたことによる、1人1人の本当の意味の説明が無かったことで、最後にどう終えるか微妙になってしまった印象。伽耶にも少しスポットを当てなければ、原作通りにはならないので、尺の関係上仕方はないと思いますが、それにしても消化不良感は多くの人が感じるのではないでしょうか?
かなで,陽菜,白についても少しは掘り下げられた説明はありましたが、その一方で瑛里華,伊織,伽耶の説明は時間を割いたわりにはあまりに不親切なものだったと思います。前者についても色々言いたいことはあるものの、やはり後者については詳しい説明は必要不可欠だったと思います。「吸血鬼とは?」,「眷属とは?」,「千堂家と東儀家の関係は?」などたくさんの物事が放置されてしまって、一応終わったけど内容が薄いという印象を受けてしまいます。詳しくは原作をやればいいと思いますが、それにしても説明が少なかったですね・・・。瑛里華の発作ばかりに時間を割いていたために、結局尺を使いきった印象があり、そこはマイナスだったと思います。
第1話がまずまずだっただけに、終盤の失速は大きく移り、やはり期待度が高かった分、余計に評価が悪くなったのかもしれません。それでもひとまず、体裁だけは終わらせられましたし、ひとまず一区切りと考えましょう。OPのLiaさんの曲はレベルが高く、AB!に続いていい仕事をしていたと思います。全体的には評価が苦しい面が多かったのですが、それなりにはキャラクターの個性が出ていたのは評価すべきで、今後にオーガストの
アニメ化をする場合は、脚本と尺、作画に注文が付きそうです。
ともかく、製作者の皆さま、お疲れさまでした。今後は課題の方も多くあるとは思いますが、それを克服してさらに素晴らしいものをお作りしてください!今回は少し消化不良感はありましたが、それでもある程度の満足は得られました。
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