」ですが、物語の完成度は最後までしっかりとしたものでしたね!いやはや、新入部員編はあるとしたら2期になりますが、そこらへんも見ていくと面白そうですね。ただ、問題はBD&DVDの売れ行きが・・・。
」の原作を読んでいるので、少し不親切に書いてしまっているところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいね。それでは、続きから書いていきます。ではいきましょう。(作品の内容や画像は
概略
周防名人の強さは圧倒的な感じの良さですが、名人位戦で想っているのは山城今日子専任読手の歌への愛。だからこそ聞き分けられるのが周防名人なんだと。呆然とする太一たちですが、千早だけは集中をして観戦をしています。その様子にノートを開く勉は何かを思い付いたようなのでした。一方、村尾は周防を1人にしているのは自分たちだと感じている模様ですが、脳裏に浮かぶのは新。その新はしっかりと周防にかるたを分析していますが、強い相手と戦わないと体は動かないと圧倒的な勝利をする周防の姿を見て思うのでした。北野先生は門下生の山本とクイーンの詩暢および名人の周防を見て、師を持たない人間は師となることはできないのだと思っているようですが・・・。

周防と詩暢の圧倒的な試合を見て、意気消沈する千早たち。その落ち込んでいる帰り道に、勉は千早にも周防の言う『一字決まり』が20枚あると伝えます。それを聞いて、さっきまでの気持ちがどこかに吹き飛んでしまい立ち尽くす千早なのでした。一方、モチベーションの保てなくなった太一は新に電話をしますが、新は圧倒的な名人の強さに怯まずに練習をしているようです。そんなときに村尾が新の前に現れて、新も本気で取り組み始めるようになるのでした。

学校で勉に一字決まりが20枚であるということの説明を受ける千早。感じの良い人は音の一歩先の札を持っていると語る勉ですが、その自分への一生懸命さに心打たれます。また、その後の休み時間で、その一字決まりを呟く千早にそっと寄り添う奏は歌の欠片だけでも1つの歌に聴こえると感慨に耽っているのでした。それを言い終えた千早に自分は専任読手になりたいという夢を伝える奏ですが、その夢はA級選手になることなどの条件があり・・・。その難しさに落ち込む奏ですが、一方、太一は新に感じの良さではないほかの武器でも戦えることを教えてもらったようで、その変わりように驚く千早たち。そして対局に移りますが、奏は読手になること以外にも読むこと自体の難しさをひしひしと感じます。しかし、太一の直向きさを見たことで、憧れを諦めることはないのだと努力を続けていこうと決意する奏なのでした。

かるた部での活動の裏では部活動顧問会議が行われています。吹奏楽部に部室を明け渡すように言われる宮内先生ですが、その声をぴしゃりとシャットアウト。しかし、「ご隠居」深作先生の提案で新入部員5人という条件が入れられてしまい・・・。そして、迎えた2年の春ですが、千早の残念美人は下級生にも周知の事実になり、前途多難な出発になるのでした。
個人的感想 今回の話は一先ず1期の総決算。絶対王者である周防名人の存在に打ちひしがれる千早たちですが、同じタイプである感じの良い千早は勉の言葉でさらなる進化を遂げる芽生え。一方、新は村尾への説得を成功し、イメージだけでは勝てない相手に対する準備を始め、太一は感じの良さで劣ってもほかの武器でそのような怪物にぶつかっていく。そんな構図になっているのがこの中心の3人。そして、かるた部では奏が難しい夢をA級になれずにもがきながらも努力する太一の姿を目の当たりにして、自分の夢を諦めないと決意するのが印象的でした。
千早にとっての師は原田先生である一方で、参謀役は太一ではなく、勉であるのは今回を見てわかるでしょうが、やはり千早にとってはそういうブレーンの存在は大きくなってきそうです。純粋な感じの良さだけでA級まで来た存在ですから、駆け引きや分析の苦手なのは事実。それを補うのがデータで物事を捕らえる勉のようなタイプなのかもしれませんね。
2期があるかどうかは微妙ですが、あれば2年の夏の高校選手権の団体戦をぜひと思います。やはり、勉の成長や千早の覚醒などが目白押しですし、東京都予選の試合もなかなか・・・。
総評 漫画での評価もなかなかのものがある「
ちはやふる」ですが、
アニメ「
ちはやふる」もその良さを生かす内容で、非常に素晴らしい内容でした。千早がなぜかるたを好きになったのかということから仲間と切磋琢磨して強くなっていきたいという千早のかるた観な心の動き方が巧みに表現されているのは素晴らしかったです。
かるたを通して、絆の強くなっていく太一,奏,勉,優征ですが、一方でかるたのことを嫌になってしまった新を再びかるたへと向けさせたこともエピソードとしてとても印象的でした。競技かるたの厳しさやむずかしさの一方で、そのかるたへと賭ける気持ちの強さなどがひしひしと伝わってくる味わいは、「かるたはスポーツ」だと改めて感じさせてくれました。
キャストに関しては、千早役には「新星」瀬戸麻沙美さんを抜擢した一方で、太一役には宮野真守さん、新役には細谷佳正さんの配役は非常に妙味。他のキャストも文句なしであり、最近の
アニメでは珍しく、一切そういう点では気になりませんでした。原田先生が石塚運昇さんは驚きましたが。(笑)
2期はできる原作のストックではありますので、早いうちにやって欲しいと思います。千早が今回感じたことがどのように大きくなっていくのか、、綺麗に描かれるのは間違いないのですから!
最後に、キャストおよびスタッフ、制作にかかわった皆様本当にお疲れ様でした。かるたの素晴らしさだけでなく、アニメのクオリティの高さも圧巻でした。可能であれば2期もあればいいと思ってやまないです!!
最新コメント